サブタイトル
生産性の向上、効率化に資するデータ分析~
研修成果
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- 作業工程、原価、在庫などのデータを分析することで、感と経験ではなく客観的情報に基づいた生産性向上の手法について学習する。また各パートではエクセルを用いた演習を行い、実践的なデータ分析能力も習得する。
前提知識
Excelの操作(簡単な関数入力、絶対参照、コピー&ペースト、グラフ作成)ができること
カリキュラム
1日間 |
1.業務のボトルネック工程の発見と改善
(1) 業務プロセスの図解化⇒DMMによる階層化
生産やサービスの業務プロセスをDMMという手法を使って図解化し、作業工程の全体像を見える化する手法について学習する
(2) 業務量調査
前述のDMMで図解化した業務プロセスに基づき、実際の作業時間を測定するための調査票を作成する手法について学習する
(3) 多次元解析
前述の業務量調査のデータを基にして、工程別の作業時間や生産効率を分析する手法を学習する(エクセル演習1)
2A.残業時間の要因分析
(1) 残業要因の抽出とデータ収集
残業の発生要因を把握した上で、ケーススタディを基にグループ討論を行い、具体的な要因を列挙する。また、それに基づいて実際の残業時間と各要因を記録するための調査票を作成する
(2) 回帰分析で重要な要因を明らかにする
サンプルデータを使って残業時間と各要因の相関分析を行い、さらに相関のある要因を用いて回帰分析を行い、残業削減の方向性を探る(エクセル演習2)
2B.品質の要因分析
(1) 残業要因の抽出とデータ収集
品質の良し悪し(感覚値)を決める物質的な要因(物性値)についてグループ討論を行い、具体的な要因を列挙する。
(2) 回帰分析で重要な要因を明らかにする
サンプルデータを使って品質と各要因の相関分析を行い、さらに相関のある要因を用いて回帰分析を行い、品質向上の方向性を探る(エクセル演習2)
※2A.残業時間の要因分析と、2B.品質の要因分析 については二者択一となります
3.在庫管理と効率化
(1) ABC分析による重要製品の絞込み
製品の出荷実績データに基づいて、品切れしてはならないAランク商品を絞り込む手法について学習する(エクセル演習3)
(2) 在庫回転率の分析
製品ジャンルごと或いは製品アイテムごとの在庫回転率を計算し、効率性の悪い製品を洗い出す手法について学習する(エクセル演習4)
(3) 出荷予測と適正在庫
過去の出荷実績に基づいて出荷予測をたて、そこから適正在庫(発注点と発注ロット)を計算する手法について学習する(エクセル演習5)
4.原価計算と利益計画
(1) 直接原価計算
製品ごとに直接コストと間接コストを求めて利益計画を立てる手法を学習する。
(2) 損益分岐点分析
さらに損益分岐点分析について学び、想定される売上をもとに許容原価を計算する手法について学習する(エクセル演習6)
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必要備品
受講生PC: OS:Windows10 MSExcel
価格(ノンカスタマイズの場合、上記いずれも)
講師料:15万円(税別) × 日数
テキスト代(および演習用データ代):3,000円(税別) ✕ 研修参加人数
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