ベイズの定理:HとEで直感的に理解する

ベイズの定理を以下の式で表すことを提案します。この形式は、私たちの思考の順番と一致しており、非常に覚えやすいのが特徴です。

「『ひーひーひー』といいながらベイズの定理を覚える」というのはどうでしょうか(^^)

P(H|E) = P(H) × P(E|H) P(E)

Hypothesis (仮説):「病気である」
Evidence (証拠):「検査で陽性だった」
このツールを使って、証拠(E)によって仮説(H)の確からしさがどう更新されるかを探求しましょう。

思考プロセス:証拠(E)から仮説(H)を探る

ステップ1: 事前確率 P(H) の設定

ステップ2: 尤度 P(E|H) で分子を計算

ステップ3: 周辺尤度 P(E) で分母を計算

ステップ4: 事後確率 P(H|E) の導出

いよいよ結論です。証拠 E (陽性) を得た後の、仮説 H (病気) の確からしさ、すなわち事後確率 P(H|E) を計算します。

陽性という結果を踏まえた事後確率は...

パラメータ設定

以下のスライダーを動かして、各パラメータが事後確率にどう影響するかを確かめてみましょう。

仮説 H (病気である) の、証拠を見る前の確率。

仮説 H (病気である) が真の時、証拠 E (陽性) が観測される確率。

仮説 H が偽 (¬H: 健康である) の時、証拠 E (陽性) が観測される確率。