×
ビンソート (Bucket Sort) とは?
ビンソートは、データをいくつかの「バケツ(ビン)」に分配してからソートする、高速なアルゴリズムです。
このゲームで体験したように、以下のステップで動作します。
- 準備:ソートしたいデータの範囲をカバーする、空のバケツを複数用意します。(例:0-9, 10-19...)
- 分配:元のデータを順番に見ていき、それぞれの値に応じたバケツに入れていきます。(例:「25」なら「20-29」のバケツへ)
- 個別ソート:各バケツの中身を、それぞれ個別にソートします。バケツ内のデータは数が少ないため高速に処理できます。
- 結合:0番のバケ-ツから順番に、中身をすべて取り出して連結します。これにより、全体のデータがソートされます。
長所と短所
長所:データが全体にまんべんなく分布している場合、非常に高速に動作します(計算量が O(n) に近づく)。
短所:データが一つのバケツに集中すると、そのバケツのソートがボトルネックになり効率が低下します。また、バケツ管理のための余分なメモリが必要です。