全社的なAIリテラシー向上で、事業変革を加速させる。
G検定合格を目指す、戦略的人材育成プログラム

研修がもたらす3つの組織的成果

  1. ビジネス機会の創出:ChatGPT等の生成AIの仕組みから体系的に学ぶことで、従業員が自社のビジネスにどうAIを応用できるかを考え始め、新たなサービスや業務改善のアイデアが生まれる土壌を育みます。
  2. 部門間連携の円滑化:営業・企画職と開発職がAIに関する「共通言語」を持つことで、コミュニケーションロスを削減。AIを活用したプロジェクトのスムーズな立ち上げと推進を実現します。
  3. 客観的なスキル証明:G検定という明確なゴールを設定することで、学習意欲を高め、組織として「AIリテラシーの高い人材が豊富である」ことを客観的に証明でき、企業ブランディングにおいても有利に働きます。

G検定合格へ導く3つの特徴

戦略的な試験対策

1問約30秒で解く必要があるG検定。Web検索が可能という特徴を最大限に活かす方法や、初学者がつまずきやすいコンセプトを重点的に解説し、効率的な合格戦略を伝授します。

徹底した演習中心

重要な問題を厳選し、問題演習と解説を繰り返します。表面的な暗記ではなく、AIが動く仕組みから丁寧に解説することで、応用力の効く本質的な理解を目指します。

記憶に残る実体験

AIの動きを可視化するアニメーションやゲーム、Pythonコードに触れることで、複雑な概念を直感的に理解。実体験を通して学ぶことで、知識の長期的な定着を図ります。

対象

本研修は、特定の職種に限定されません。全社的なAIリテラシー向上の第一歩としてご活用いただけます。

  • AIの知識を基礎から学びたい全従業員の皆様
  • AIを活用した企画・提案が求められる営業職、企画職、マーケティング職の方
  • AI技術者との円滑な連携が必要なプロジェクトマネージャー、ディレクター職の方

【前提知識】高校卒業レベルの数学に関する基本的な理解(いわゆる文系の方でも問題なくご参加いただけます)

定員:12名様

担当講師:山崎有生

セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。25年以上の講師経験、18年間のIT企業向け企業研修会社の経営を通じてビジネスデータ分析のスキルを磨いてきた。エクセルとChatGPTを活用したデータ分析やAIを使った業務効率化に精通し、実践的なスキルを提供している。

関連資格:JDLA Deep Learning for GENERAL 2019 #3

実績:大手IT企業をはじめ、幅広い業界のクライアントに対してデータ分析のコンサルティングや研修を提供。ビジネスデータの可視化から、AIによる機械学習まで、実務に役立つスキルの習得を支援している。

日程:2027年2月8日(月)~10日(水)

カリキュラム(13:00~17:00)

G検定対策強化カリキュラム

AI技術と理論を深く理解するための3日間集中コース
1日目:AIの歴史と機械学習の基礎理論

G検定で頻出の「歴史」と、ディープラーニングの基礎となる「古典的機械学習」の手法を学びます。

1.オリエンテーションとG検定攻略法
  • 本研修のゴールとAI活用人材(ジェネラリスト)の定義
  • G検定の出題傾向分析と合格への戦略(「広く浅く」+「キーワード理解」)
  • 学習リソースと効果的な暗記・理解のバランス
2.人工知能(AI)の定義と歴史
  • AIの定義の変遷と「AI効果」
  • 第1次~第3次AIブームの流れと背景(探索・推論、知識表現、機械学習)
  • 主要な人物と言葉の定義(チューリングテスト、シンギュラリティ等)
3.機械学習の具体的手法(古典的機械学習)
  • 教師あり学習(回帰、決定木、SVM、k近傍法など)
  • 教師なし学習(k-means法、主成分分析など)
  • ※各アルゴリズムの挙動と理論的背景の理解
2日目:ディープラーニングの核心と画像処理

ニューラルネットワークの基礎構造から学習の数理的仕組み、そして画像処理技術(CNN)へ展開します。

4.ディープラーニングの基礎構造(DNN)
  • ニューラルネットワークの基本(単純パーセプトロンから多層化へ)
  • 活性化関数の役割(シグモイド関数、ReLU関数など)
  • 学習の仕組み:誤差逆伝播法と勾配降下法
5.ディープラーニングの学習テクニック
  • 学習を安定させる技術(バッチ正規化、ドロップアウト)
  • 最適化アルゴリズムの進化(SGD, Adamなど)
  • G検定に必要な「数理・統計」の基礎知識(確率、偏微分、行列のイメージ)
6.畳み込みニューラルネットワーク(CNN)と画像処理
  • CNNの構造(畳み込み層、プーリング層)
  • 代表的なモデルの進化(AlexNet, VGG, ResNetなど)
  • 画像認識タスクの種類(物体検出、セグメンテーション)
3日目:自然言語処理と生成AI・最先端技術

時系列データ処理から、最新のトレンドである「生成AI(LLM)」、強化学習まで最先端技術を深掘りします。

7.回帰結合ニューラルネットワーク(RNN)と自然言語処理
  • 時系列データを扱う仕組み(RNN, LSTM, GRU)
  • 自然言語処理の基礎(形態素解析、BoW、単語埋め込み/Word2Vec)
  • 系列変換モデル(Seq2Seq)とAttentionメカニズム
8.生成AIとTransformerの台頭
  • Attentionのみで構成された「Transformer」の衝撃
  • 大規模言語モデル(LLM)の仕組み(GPTシリーズ、BERTなど)
  • 拡散モデル(Diffusion Model)と画像生成AI
  • プロンプトエンジニアリングの基礎
9.強化学習と先端分野
  • 強化学習の仕組み(エージェント、環境、報酬、行動)
  • 深層強化学習(DQN, AlphaGo)
  • その他の先端分野(転移学習、蒸留、マルチモーダルAI)

扱わない内容

・AIプロジェクトに必要な知識(細目)
①AI開発プロセスの全体像
②データに関する基礎知識
③評価指標の理解
④アルゴリズムの選定と特徴
⑤実装・運用上の留意点

・AIの社会実装に伴う法律・倫理(細目)
①個人情報保護法(日本)
② GDPR(EU一般データ保護規則)
③AI倫理に関する国際的な原則
④AIバイアスと社会的影響
⑤説明責任と透明性