~設計段階からテストを睨むことで効率的な品質向上を目指す~

やっとメイキング終わった!あーでもこれからまた、テスト地獄かぁ。。とブルーになっているあなた!
もっと効率良く、しかも堅牢なアプリが作れる進め方、ご紹介します。

研修成果

アプリケーションの開発において、テストは品質管理上、避けては通れない工程です。しかし、テストをメイキング終了後に実施していていたのでは、設計の穴やお客様との認識齟齬が判明した場合の手戻りがクリティカルなダメージを生み出す場合も多いのだ、ということを、皆さんは、骨身に染みておわかりのことと思います。

テストの位置づけを語るモデルはたくさんありますが、一番わかりやすいのはV字モデル(当日図示)です。

本研修では、各開発工程と、テストのつながりを理解した上で、効率よく、且つ堅牢なアプリ開発を実現するための、開発とテストの進め方を学びます。

「設計段階からテストを睨むこと」「テストで判明した不具合が何故起こったのかを分析し、フィードバックすること」この二つが、皆さんの開発を改善するためのバイタルなポイントとなります。

設計段階からテストを意識するための、資料作成フォーマット例をご紹介し、サンプルテスト実施、テスト作成の演習を通じて、実務に役立つ知識とスキルを、ご一緒に身に付けましょう。

■ この講座で得られること
✅ 各開発工程と、単体、結合、システム各テストの関係を理解できる
✅ しっかりした単体テストが全てのテスト負荷を軽減する要であることを理解し、テスト設計ができるようになる
✅ 設計段階からテストを意識する基本設計を行えるようになる
✅ テスト結果から開発工程の問題点を抽出し、次回以降へのフィードバックの視点を持てるようになる

達成目標

  • 実務で再現可能なテスト設計手法を学び、設計段階から品質を高める視点を養う。
  • 「テストはコーディング後に行うもの」という従来の発想から脱却する。
  • 設計・実装・レビュー・テストが連動する開発プロセスの確立を目指す。

対象

  • 品質向上と、テスト設計を効率的に行えるようになりたい方々
  • メイキングフェーズ後の「テスト地獄」負荷を軽減したい方々
  • 網羅的なテスト設計と品質向上を効率的に目指したい方々

前提:

1.受講者様全員の環境を合わせるため、Pleiades all in one をインストールの上、ご参加ください。

2.簡単なコンソールアプリのインポートを行いますので、eclipseのバージョンをご確認下さい。

Pleiades all in one

※快適に受講するためにデュアルモニターの使用をお奨めします。

定員:12名様

担当講師:松田睦

マシン語によるゲーム開発時代から40年以上プログラムに関わってきました。Z80、8086系アセンブリ言語とC言語によるDOSやRPGイベント管理用独自言語、画像圧縮展開ツールなどの開発からスタートし、SE及びPG要員として、要件定義から設計、PG、テスト、保守、進捗管理等、通しで幾度も経験しています。 言語はC、C++、Java、PHP、C#、Python、ASP(VBA)等。 Java、PHPのフレームワーク各種。 DBはオラクル、PostgresSQL、MySQL、Microsoft SQL Server等。

実績:オンラインスクールにてJava、PHP、Pythonのメンターを五年、新入社員向け研修講師を三年勤め、文系出身の表現力を生かしたわかりやすい例えを用いた講義は、各所から好評を頂いています。

1回目:2026年2月26日(木)~27日(金)

カリキュラム

1日目(13:00~17:00)

【カリキュラム概要】
しっかりした単体テストが全ての基盤
V字モデルについて
実務における効率的且つ効果的なテスト設計
JUnitなどで使用される assert 系メソッドの目的と使い方を理解し、テストコードにおける正しい検証の書き方を学ぶ

【演習】:単体テストの確認と自作
配布された単体テストの内容を確認し、実施する
簡単な単体テストを2つ以上自作して実施する

質問タイム

2日目(13:00~17:00)

【カリキュラム概要】
Eclipseを用いた単体テストの実施と、カバレッジの視覚的確認を通じて、開発現場でのテスト運用を体感する
単体テストの実施とカバレッジの確認
適切な単体テストの件数・網羅率(C0・C1・C2~)
 C0:命令網羅(Statement Coverage)すべての行が1回以上実行される
 C1:分岐網羅(Branch Coverage)if文のtrue/falseが両方通るようなテスト
 C2:条件網羅(Condition Coverage)if (A && B) の A=true, B=false など組み合わせ全通りチェック
キロステップ当たりの適切なエラー件数の指標と自プロジェクトへの反映
境界値チェックとモンキーテストの概要と考え方
 計画的に行うカオス探索としての境界値チェックとモンキーテスト
 テスト設計の落とし穴を逆照射する存在としての重要性

【演習】:カバレッジ向上と結合テスト設計
Javaコンソールアプリの単体テストでカバレッジを確認
カバレッジを100%にするためのテストケース追加演習
コンソールアプリの結合テストを作成し、カバレッジ100%にする
境界値チェック、モンキーテストのテストケースを網羅する

発表、質問タイム