当社(セイコン)の新人研修でお勧めしているEclipseの便利技をご紹介します。

ショートカットキーとコンテンツ・アシストです。

独断と偏見で順位もつけてみました。

ショートカットキー編

ショートカットとは英語で近道のことです。

その名の通り、操作を近道して時間短縮してくれるものです。

プロの技術者はお気に入りのショートカットを持っているものです。

ショートカットキーを使いこなせば、いちいちマウスを持つためにキーボードから手を放すことなく

操作を続けることができるので、生産性は大いに向上します。

ショートカットはキーボードを使い複数のキーを同時に押すことで実現します。

以下の記事では『+』で同時に押すことを表現しています。

第1位 フォーマット成形 【Format】

Ctrl + Shift + F
 
新人エンジニアのソースコードはインデントがなく、ぐちゃぐちゃになっていることが多いものです。
カッコの開きカッコと閉じカッコの対応がとれていないことも良くあります。
そんな時、このショートカットキーを使えば一発で見やすい表示になります。
 
 

第2位 ファイルの実行

Ctrlキーを押しながらF11キーを押す

 
サンプルプログラムを実行するとき、サンプルプログラムを改変して実行するとき便利です。
 
 

第3位 選択した行を下(上)にコピー

Ctrl + Alt + or
 
同じことの繰り返しを避けるのが良い技術者です。
よく似たコードはコピーしてから、一部を書き換えることで完成できます。
 

第4位 選択した行を下(上)に移動

Alt + or
 
このコピーと移動は、Windowsの標準機能のコピペやカット&ペーストよりもスマートです。
 
 

第5位 コンテンツ・アシスト

Ctrl + スペース
 
新人でスペルがおぼつかなくても、最初の数文字を入れるだけで候補を提示してくれるので大変助かります。
 
下のコンテンツアシストの記事も参考にしてください。
 
 

第6位 コメント有無の切り替え

Ctrl + /
 
コメントアウトしたいときに。
 
 

第7位 行削除 【Erase】

Ctrl + d
 
選択した行を一気に削除できます。
一文字ずつ削除するよりも効率的です。
 
 

第8位 名前の変更 【Rename】

Shift + Alt + r
 
新人の頃は(ベテランも)変数名の付け方には頭を悩ませ、迷うものです。
 
 

第9位 宣言へ移動

F3 または(Ctrl + クリック)
 
新人研修も2、3か月目を迎えると複数ファイルを行き来するのでこのショートカットが使えます。
 
 

第10位 最後に編集した位置に戻る

Ctrl + Q
 
あちこち見た後に元の編集位置に戻るにはこのショートが便利です。
 
 

コンテンツアシスト編

 
コンテンツアシストを使えば少ない手数で、コーディングが進みます。
文法をうろ覚えの新人エンジニアには心強い機能です。
 
コンテンツアシストは、英字を数文字入力した後にCtrlスペースを同時に押すことで実現できます。
 
順位入力内容出力内容の例
第1位mainpublic static void main(String[] args) { }
第2位sysoSystem.out.println();
第3位ifif (condition) { }
第4位fofor (int i = 0; i < args.length; i++) { }
第5位whwhile (condition) { }
第6位trtry { } catch (Exception e) { // TODO: handle exception }
第7位dodo { } while (condition);
以上、「新人エンジニアが最初に覚えたいEclipseのショートカットキーベスト10とコンテンツアシスト」でした。