当社の研修ではIDEにEclipseを使用しています。
ここでは、Eclipseでデバッガを使用する方法を学びます。
以下に、Eclipseの主要なデバッグ機能をいくつか紹介します:
- ブレークポイント:ソースコードの特定の行でプログラムの実行を一時停止するために使用されます。この一時停止は、その時点での変数の値を調べたり、ステップ実行を行ったりするためのものです。
- ステップ実行:F5(Step Into)、F6(Step Over)、F7(Step Return)、F8(Resume)というキーは、デバッグ中にプログラムのフローをコントロールします。
- Step Into (F5):現在行のメソッドまたは関数の中に入ります。
- Step Over (F6):現在行のメソッドまたは関数をスキップして次の行に進みます。ただし、そのメソッドの実行は完了します。
- Step Return (F7):現在のメソッドまたは関数から抜け出して、呼び出し元に戻ります。
- Resume (F8):次のブレークポイントまでプログラムの実行を再開します。
- 変数の観察:デバッグ中に変数の値をリアルタイムで確認することができます。これにより、変数の値が予想と異なる場合、それがエラーの原因である可能性があるとすぐに分かります。
- エクスプレッションビュー:ここでは、任意のJavaの式を評価することができます。これは、特定の式がどのように評価されるかを確認するのに便利です。
- 例外ブレークポイント:特定の例外がスローされた時点でプログラムを一時停止することができます。これにより、例外が発生する原因を特定しやすくなります。
- スレッドの観察:デバッグビューには、現在のスレッドとそのスタックトレースが表示されます。これにより、特定のスレッドで何が起こっているのかを確認できます。
- 条件付きブレークポイント:ブレークポイントは、特定の条件が満たされたときにのみプログラムを
停止するように設定することもできます。これは、特定の条件下でのみ発生するエラーをデバッグするのに非常に便利です。
以上は、Eclipseのデバッグ機能の一部です。デバッグはソフトウェア開発において非常に重要なスキルであり、Eclipseはその強力なデバッグ機能で開発者を強くサポートします。