Eclipse 2022-09 の 編集(Edit)メニュー について、新人エンジニア向けに詳しく解説します。このメニューには、テキスト編集や検索、コード補助機能など、開発作業を効率化するための操作が集まっています。

編集(Edit)メニューの項目一覧と解説

メニュー項目ショートカット機能概要
元に戻す(U)なし最後の操作を取り消します。
やり直し(R)Ctrl + Y「元に戻す」で取り消した操作をやり直します。
切り取り(T)Ctrl + X選択したテキストや要素を切り取ります。
コピー(C)Ctrl + C選択したテキストや要素をコピーします。
修飾名のコピー(Y)なしファイルやクラスの修飾名(完全パス名)をコピーします。
貼り付け(P)Ctrl + Vコピーまたは切り取ったテキストを貼り付けます。
そのまま貼り付けなしテキストの書式をそのままにして貼り付けます。
削除(D)Delete選択したテキストや要素を削除します。
すべて選択(A)Ctrl + A現在のエディタ内のテキストをすべて選択します。
選択の展開先(X)なし選択範囲を徐々に広げます。
マルチ選択にするなし複数の範囲を同時に選択します。
検索/置換(F)...Ctrl + F現在のエディタ内で検索・置換を行います。
次を検索(N)なし次の検索結果に移動します。
前を検索(E)Ctrl + Shift + K前の検索結果に移動します。
次をインクリメンタル検索(I)なし入力に合わせて順次検索します。
前をインクリメンタル検索(M)なし入力に合わせて順次検索(後方)を行います。
ブックマークの追加(K)...なし現在の行にブックマークを追加します。
タスクの追加(S)...なし現在のコード行にタスクを追加します。
Quick JUnitなしJUnitテストを素早く作成します。
スマート挿入モード(R)なしテキストの入力をスマートモードに切り替えます。
ツールチップ説明の表示(O)なしコードに関連する説明(ツールチップ)を表示します。
コンテンツ・アシスト(N)なしコード補完機能を呼び出します。
単語補完(W)なし現在の単語を補完します。
クイック・フィックス(Q)Ctrl + 1エラーや警告のある箇所を修正する提案を表示します。
エンコードの設定(G)...なしテキストファイルの文字エンコードを設定します。

各項目の詳細解説

元に戻す(U) / やり直し(R)

  • 元に戻す(U): 最後に行った操作を取り消します。
  • やり直し(R): Ctrl + Y で取り消した操作を再実行します。
  • 用途: コードを編集中に間違えた場合や操作を戻したい場合に使います。

切り取り(T) / コピー(C) / 貼り付け(P)

  • 切り取り(Ctrl + X): 選択範囲を削除してクリップボードに保存します。
  • コピー(Ctrl + C): 選択範囲をクリップボードにコピーします。
  • 貼り付け(Ctrl + V): クリップボードの内容を貼り付けます。

検索/置換(F)...(Ctrl + F)

  • 機能: テキストエディタ内の指定したキーワードを検索し、置換する機能です。
  • 用途: コード内で特定の変数名や文字列を見つけ、置換する際に使用します。

すべて選択(A)(Ctrl + A)

  • 機能: エディタ内のすべてのテキストを一括選択します。
  • 用途: ファイル全体をコピーしたり、削除したりする場合に便利です。

Quick JUnit

  • 機能: JUnit(Javaの単体テストツール)を素早く生成・実行するためのショートカットです。
  • 用途: コードの単体テストを効率的に行います。

コンテンツ・アシスト(N)

  • 機能: コード補完機能を提供します。
  • 用途: 変数名やメソッド名、クラス名を自動補完し、タイピングの手間を減らします。

クイック・フィックス(Q)(Ctrl + 1)

  • 機能: コードにエラーや警告がある場合に、その修正提案を表示します。
  • 用途: 素早くエラー修正や最適化を行えます。

ブックマークの追加(K)...

  • 機能: コード内の特定の行にブックマークを設定します。
  • 用途: 後で確認が必要な場所にマークを付けて、簡単に移動できるようにします。

まとめ

Eclipseの「編集(Edit)メニュー」は、テキスト編集、検索、コード補完、エラー修正といった、開発作業を効率化するための重要な操作が含まれています。特に以下の操作はよく使います:

  • 元に戻す / やり直し: 操作の取り消し・再実行
  • 検索/置換(Ctrl + F): コード内の特定文字列を検索・置換
  • クイック・フィックス(Ctrl + 1): エラー修正や提案を表示
  • コンテンツ・アシスト: コードの自動補完

これらを使いこなすことで、効率的にコードを編集・修正できるようになります。ぜひショートカットキーも覚えて活用してください!