Eclipse 2022-09 の 実行(Run)メニュー について、新人エンジニア向けに詳しく解説します。このメニューは、プログラムの実行 や デバッグ、ブレークポイントの設定など、コードの動作確認やバグ修正に欠かせない操作が集まっています。
Eclipse 2022-09 の 実行(Run)メニュー について、新人エンジニア向けに詳しく解説します。このメニューは、プログラムの実行 や デバッグ、ブレークポイントの設定など、コードの動作確認やバグ修正に欠かせない操作が集まっています。
実行(Run)メニューの項目一覧と解説
メニュー項目 | ショートカット | 機能概要 |
---|---|---|
実行(R) | Ctrl + F11 | 現在のプロジェクトや選択したファイルを実行します。 |
デバッグ(D) | F11 | プログラムをデバッグモードで実行します。 |
実行ヒストリー(T) | なし | 以前に実行した構成やプログラムの履歴を表示します。 |
実行(S) | なし | 実行する構成やモードを選択します。 |
実行構成(N)... | なし | 実行構成をカスタマイズし、新しい実行設定を作成します。 |
デバッグ・ヒストリー(H) | なし | 過去にデバッグした履歴を表示します。 |
デバッグ(G) | なし | デバッグ設定やオプションを選択して実行します。 |
デバッグ構成(B)... | なし | デバッグ用の構成をカスタマイズします。 |
ラムダ・エントリー・ブレークポイントの切り替え | なし | ラムダ式のブレークポイントを設定・解除します。 |
トレースポイントの切り替え(C) | なし | トレースポイントを設定・解除します。 |
Java 例外ブレークポイントの追加(X)... | なし | Javaの例外が発生した場合に停止するブレークポイントを追加します。 |
クラス・ロード・ブレークポイントの追加(P)... | なし | クラスロード時に停止するブレークポイントを追加します。 |
インスペクション(I) | Ctrl + Shift + I | 選択した変数や式の内容を確認します。 |
表示(V) | Ctrl + Shift + D | デバッグ時に変数の値を表示します。 |
強制リターン(F) | Alt + Shift + F | デバッグ中に現在のメソッドから強制的にリターンします。 |
外部ツール(E) | なし | 外部のツールやプログラムを実行します。 |
各項目の詳細解説
実行(R)(Ctrl + F11)
- 機能: プロジェクトや選択したプログラムを実行します。
- 用途: コードを書いた後、実行して期待通りの動作をするか確認します。
- ポイント: 前回の実行設定が適用されます。
デバッグ(D)(F11)
- 機能: プログラムを デバッグモード で実行します。
- 用途: ブレークポイントを設定し、変数やコードの動きを確認しながら問題を修正します。
- ポイント: デバッグモード では、プログラムを一時停止し、変数の値や処理の流れをステップ実行できます。
実行構成(N)... / デバッグ構成(B)...
- 機能: 実行やデバッグの設定をカスタマイズします。
- 用途: 特定の引数や環境設定を追加してプログラムを実行したい場合に使います。
- 例:
- 実行時にコマンドライン引数を追加する。
- JVM引数(メモリ設定)を設定する。
Java 例外ブレークポイントの追加(X)...
- 機能: 特定の例外が発生したときにデバッグを停止します。
- 用途: 例外が発生する原因を追跡し、エラーの特定に役立ちます。
インスペクション(Ctrl + Shift + I)
- 機能: デバッグ中に変数や式の内容を確認します。
- 用途: 変数の値が期待通りか確認し、バグの原因を特定します。
表示(V)(Ctrl + Shift + D)
- 機能: デバッグ時に選択した変数や式の値を表示します。
- 用途: 実行中の変数の内容を素早く確認するために使います。
強制リターン(Alt + Shift + F)
- 機能: 現在のメソッドから強制的にリターンし、次の処理に進みます。
- 用途: デバッグ中に無限ループやエラーを回避し、次の処理を確認したい場合に使用します。
外部ツール(E)
- 機能: Eclipse外部のツールやアプリケーションを実行します。
- 用途: データベースツールや外部コマンドをEclipseから起動する際に使います。
デバッグの基本操作
デバッグ時の主な操作は以下の通りです:
操作 | ショートカット | 説明 |
---|---|---|
ステップオーバー | F6 | 現在の行を実行し、次の行に進む。 |
ステップイン | F5 | メソッドの中に入って実行を続ける。 |
ステップリターン | F7 | 現在のメソッドから抜け出す。 |
実行再開 | F8 | ブレークポイントまで実行を続ける。 |
まとめ
Eclipseの「実行(Run)メニュー」は、プログラムの 実行 や デバッグ を管理するための重要な機能が揃っています。特に以下の操作は頻繁に使用します:
- 実行(Ctrl + F11): コードを実行する。
- デバッグ(F11): コードをデバッグモードで実行する。
- インスペクション(Ctrl + Shift + I): 変数や式の値を確認する。
- Java例外ブレークポイント: 例外発生時に停止して原因を調査する。
デバッグ機能を使いこなせると、効率的にバグを修正し、コードの品質を向上させることができます。練習しながらデバッグ操作に慣れていきましょう!