1. Fileメニューの概要
MySQL Workbench 8.0の「File」メニューには、以下のような項目があります。
英語メニュー | 日本語訳 | 主な機能 |
---|---|---|
New Model | 新しいモデル | 新しいデータベースモデルを作成する |
Open Model... | モデルを開く... | 既存のモデルファイルを開く |
Close Tab | タブを閉じる | 現在開いているタブを閉じる |
Save Model | モデルを保存 | モデルファイルを保存する |
Save Model As... | 名前を付けて保存... | 別名でモデルファイルを保存する |
Export | エクスポート | ファイルやデータを外部出力する |
Import | インポート | ファイルやデータを取り込む |
Print... | 印刷... | 現在のデータやモデルを印刷する |
Quit | 終了 | MySQL Workbenchを閉じる |
2. 各メニューの詳細解説
New Model(新しいモデル)
- 概要:
「New Model」は、新しいデータベース設計モデルを作成する際に使用します。
MySQL Workbenchでは、「モデル」とはデータベースのテーブル構造やリレーションシップ(テーブル間の関係)を視覚的にデザインするためのものです。 - 使い方:
File → New Model を選択すると、新しいモデルが開きます。ここでテーブルを追加したり、設計を進めることができます。 - 例え:
白紙のノートにデータベースの設計図を書き始めるイメージです。
Open Model...(モデルを開く...)
- 概要:
すでに作成したモデルファイル(.mwb形式)を開くためのメニューです。 - 使い方:
File → Open Model... を選び、目的のモデルファイルを指定します。 - 補足:
作業途中のモデルを再開したい場合や、チームメンバーから共有されたモデルを開く際に使用します。
Close Tab(タブを閉じる)
- 概要:
現在開いているタブ(モデルやSQLエディタ画面)を閉じるメニューです。 - 使い方:
File → Close Tab で、アクティブなタブを閉じられます。
Save Model(モデルを保存)
- 概要:
作成中のモデルを保存します。 - 使い方:
File → Save Model を選べば、ファイルに現在のモデルが保存されます。初回保存時は、保存場所とファイル名を指定します。 - ポイント:
Ctrl + S (Windows)または Command + S (Mac)でショートカット保存できます。
Save Model As...(名前を付けて保存...)
- 概要:
現在のモデルを別名で保存する場合に使用します。 - 使い方:
File → Save Model As... を選び、ファイル名を新しく指定します。 - 用途例:
元のファイルを残して、新バージョンを作成する際に役立ちます。
Export(エクスポート)
- 概要:
モデルやデータを外部に出力するためのメニューです。 - 主な機能:
- Export SQL Script: モデルをSQLスクリプトとして出力します。
- Export Diagram as PNG/SVG/PDF: デザインしたER図(エンティティ・リレーションシップ図)を画像やPDFとして保存します。
- 使い方例:
完成したデータベース設計をチームや顧客に共有したいときに、図を画像としてエクスポートすると便利です。
Import(インポート)
- 概要:
外部からデータやモデルを取り込む場合に使用します。 - 主な機能:
- Import SQL Script: SQLスクリプトをモデルに取り込んで、テーブル設計を反映します。
- ポイント:
他のデータベース設計ツールやプロジェクトから引き継ぐ場合に役立ちます。
Print...(印刷...)
- 概要:
現在のモデルやER図を印刷するためのメニューです。 - 使い方:
File → Print... を選び、印刷設定を行います。 - 用途例:
紙ベースで確認したい場合や、会議でのプレゼンテーション資料として出力する場合に便利です。
Quit(終了)
- 概要:
MySQL Workbenchを終了します。 - ショートカット:
Alt + F4 (Windows)または Command + Q (Mac)で素早く終了できます。 - 注意:
作業内容を保存していない場合、終了前に警告が表示されるので安心です。