019-オブジェクト指向の基本-インスタンスの作成【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】
ユーチューブ動画
インスタンスの作成について解説します。
ソースコード
public class BasicClass { public static void main(String[] args) { Product product1 = new Product(); product1.productName = "pencil"; product1.price = 100; Product product2 = new Product(); product2.productName = "eraser"; product2.price = 60; } }
解説
クラスを作成しただけでは利用することができません。
クラスからインスタンスを作成することで、初めてクラスを利用することができます。
1度クラスを作成してしまえば、クラスを何度も利用して、インスタンスを複数作成することができます。
よくクラスが金型で、インスタンスは金型から生成されるものと例えられます。
インスタンスが生成されるとメモリ上で領域が確保されるイメージを持つといいでしょう。
サンプルコードを見てください。
他の動画で作成したProductクラスのインスタンスを作成しています。
インスタンスを作成するときには、new クラス名()と記述します。
ちょうど、=の右側の部分がインスタンスになります。
この段階で、クラスとは別の領域が新しく確保されたと考えてください。
どこに格納されたのか分かりませんがJavaの実行環境ではきちんと保存されています。
その保存された場所のことを参照という言い方をします。
その参照はクラスをデータ型とする変数に保存する決まりになっています。
まとめると、1行目は、Productクラスのインスタンスを作った、Productクラスの参照を入れる変数に代入し、product1という名前をつけたと解釈することができます。
インスタンスを作成すると、インスタンスの中身に対して、アクセスできるようになります。
productNameという変数やpriceという変数をProductクラスで作成しましたので、
それらの変数に対して、値を代入することができます。
product1のインスタンスに、鉛筆や100円というデータを入れたとイメージしてください。
次のインスタンスでは、また新しい領域が作成されます。
Product1とはまったく別の領域です。
こちらの新しいインスタンスには、消しゴムや60円というデータを入れたとイメージしてください。
こうして1つのクラスを元にして、2つの組のデータを保存することができたということになります。
以上、インスタンスの作成について解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。
投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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