秋こそ畑へ!IT企業の社員に体験してほしい、土に触れるチームビルディング
こんにちは。ゆうせいです。
秋晴れの空の下、畑の土を耕し、通路にはウッドチップを敷き詰めました。
畑の周囲には、秋の風に揺れるコスモスが咲いています。ピンクや白の花々を眺めていると、季節がゆっくりと移り変わっていることを実感します。
こんな景色を見ながら、ふと思いました。
「IT企業の社員さんたちを、秋の畑に連れ出したら面白いのではないか?」
普段はパソコンの画面に向かい、プログラムを書いたり、システムを設計したりしているエンジニアの皆さん。
たまにはキーボードから手を離し、土に触れてみませんか?

1. ITの仕事と農作業には意外な共通点がある
一見すると、システム開発と野菜づくりは正反対の仕事に思えるかもしれません。
しかし、よく考えてみると共通点がたくさんあります。
例えば、野菜を育てるには、土づくり、種まき、水やり、追肥、収穫という工程があります。
システム開発にも、要件定義、設計、実装、テスト、運用という工程がありますね。
どちらも、いきなり成果物が完成するわけではありません。
最初の準備が不十分であれば、後工程で問題が発生します。
畑では土づくりを怠ると野菜がうまく育たず、システム開発では設計が不十分だと後から大きな手戻りが生じます。
つまり、畑はプロジェクトマネジメントを体験的に学べる場所でもあるのです。
2. 畑にはチームビルディングの要素が詰まっている
例えば、社員4人で一つの畝をつくるとしましょう。
誰が土を耕すのか。誰が肥料を準備するのか。誰が畝の形を整えるのか。
自然と役割分担が生まれます。
作業が遅れている仲間がいれば手伝う。経験者が初心者にコツを教える。想定外の石や硬い土が出てきたら、みんなで解決策を考える。
まさにチーム開発の縮図です。
しかも、畑では役職や職種の違いがあまり意味を持ちません。
普段は部下に指示を出している管理職が、若手社員に鍬の使い方を教えてもらう場面もあるでしょう。
そんな経験が、職場では見えにくかった一人ひとりの強みを発見するきっかけになるかもしれません。
3. 野菜づくりはPDCAを学ぶ絶好の教材
ビジネス研修でよく登場するPDCAサイクル。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の頭文字を取ったものです。
畑では、このサイクルが実にわかりやすく現れます。
秋にスナップエンドウの種をまく場合を考えてみましょう。
まず、種まきの時期や肥料の量を計画します。次に種をまき、発芽や成長の様子を観察します。そして、生育が思わしくなければ、水分や日当たり、土の状態を確認して管理方法を改善します。
ただし、自然はこちらの計画どおりには動いてくれません。
雨が降りすぎることもあれば、気温が予想以上に下がることもあります。
ITプロジェクトでも、仕様変更や予期しない障害は避けられませんね。
大切なのは、計画どおりに進まない状況を受け入れ、観察し、柔軟に対応することです。
4. デジタルから離れる時間が新しい発想を生む
IT企業の社員は、日常的に大量の情報に接しています。
メール、チャット、オンライン会議、開発ツール、生成AI。
便利な反面、常に情報を処理し続ける働き方になりがちです。
畑では、風の音を聞き、土の感触を確かめ、草花の色を眺めます。
目の前の自然に意識を向けることで、仕事から心理的な距離を取ることができます。
もちろん、農作業をすれば必ず創造性が高まるというわけではありません。
それでも、普段と異なる環境に身を置き、同僚と仕事以外の会話を楽しむことには十分な価値があるでしょう。
何気ない雑談から、新しいアイデアが生まれることだってあります。

5. 秋の畑で半日のチームビルディング研修をやってみよう!
例えば、こんなプログラムはいかがでしょうか。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00〜9:20 | オリエンテーション・チーム分け |
| 9:20〜10:00 | 土づくり・畝づくり |
| 10:00〜10:40 | 秋冬野菜の種まき・植え付け |
| 10:40〜11:10 | チームで栽培計画を作成 |
| 11:10〜11:40 | チームごとの工夫と気づきを共有 |
| 11:40〜12:00 | 職場でのチームワークへの応用 |
最後に、参加者には次の質問を投げかけてみたいと思います。
「今日の農作業で、普段の職場と似ていると感じたことは何ですか?」
「チームの中で、自分が自然に担っていた役割は何でしょうか?」
「畑での経験を、明日からの仕事にどう活かせますか?」
単なるレクリエーションで終わらせず、仕事とのつながりを振り返ることで、農業体験を企業研修として意味のあるものにできるはずです。
6. 野菜も人も、一日では育たない
畑仕事をしていると、つくづく感じることがあります。
野菜は、種をまいた翌日に収穫できるわけではありません。
人材育成も同じです。
一度研修を受けたからといって、翌日からすべての行動が変わるわけではありません。
適切な環境を整え、成長を見守り、必要なときに手を差し伸べる。
そして、時には余計な手出しをせず、自ら育つ力を信じることも必要でしょう。
土づくりは、組織づくり。
種まきは、人材育成。
収穫は、チームが生み出した成果。
そんなことを考えながら秋の畑を眺めていると、農業とIT人材育成の共通点が次々に見えてきます。
この秋、IT企業の社員の皆さんを畑に連れ出してみたいと思います。
青空の下で汗を流し、仲間と協力して土を耕す。
そして、畑で気づいたことを職場に持ち帰る。
まずは半日の農業体験から始め、将来的には種まきから収穫までを追いかける継続型のチームビルディング研修へと発展させるのも面白そうです。
皆さんなら、畑でどんなことを学んでみたいですか?

