021-オブジェクト指向の基本-メソッドの作成-戻り値なし-引数なし【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】
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メソッドの作成-戻り値なし-引数なしについて解説します。
ソースコード
public class BasicClass {
public static void main(String[] args) {
Product product1 = new Product();
product1.outputProductData();
}
}
class Product {
private String productName;
public void outputProductData() {
System.out.println("Product Name:" + this.productName);
}
}
解説
メソッドの作成-戻り値なし-引数なしについて解説します。
メソッドとは、複数の処理を1つにまとめる文法です。
関数という言葉のほうが慣れ親しんでいるかもしれません。
ここでは同じような意味と捉えて問題ありません。
同じ処理を何度も記述する場合は、メソッドとして、一カ所にまとめて記述したほうが効率がよくなります。
例えば、手を挙げて、笑顔になり、おはようと話す、ちょっと複雑な手順をあいさつメソッドとしてまとめておければ、
プログラムの処理を記述するときに、すっきりと記述することができます。
メソッドを作成するときには、引数と戻り値を考える必要があります。
ちょうど、プログラムの処理がインプット、プロセス、アウトプットに流れているように、インプットに相当するデータを引数、
アウトプットに相当するデータを戻り値と呼んでいます。
たとえば、3+5=8という計算するメソッドを考えると、3や5という数字が引数、+という処理がメソッド、結果の8が戻り値になります。
サンプルコードを確認しましょう。
ここでは、戻り値なし、引数なしのパターンを解説します。
メソッドを作成するときには、アクセス修飾子、戻り値の型、メソッドの名前、引数のリストを記述し、メソッドの処理を中括弧で囲みます。
Javaでは戻り値が存在しない場合はvoidと記述します。
また、引数はメソッドを呼び出す際の入力値の受け皿の役割になります。
メソッドを呼び出す際にデータが不要であれば、かっこに何も記述しません。
mainメソッドを確認しましょう。Productクラスのインスタンスが作成されています。
参照変数名.メソッド名という形で、product1.outputProductDataを呼び出しています。
引数には入れません。
インプットするデータがないので、単に処理を呼び出すだけになります。
実行すると、どうなるでしょうか。Product Name: nullと表示されました。
無事にoutputProductDataメソッドは実行されているようです。
this.というのは、現在のインスタンスのという意味です。
メンバ変数に何も入っていないときに、String型の変数にはnullという特別な値が入ります。
nullは空という意味です。ワンポイントとして、覚えておくとよいでしょう。
また、nullについては、別の動画しているので、ぜひ参考にしてください。
メソッドの戻り値が無いときには、voidをつけることを忘れないでください。
以上、メソッドの作成-戻り値なし-引数なしについて解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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