026-オブジェクト指向の基本-コンストラクタの作成【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】

ユーチューブ動画

コンストラクタの作成について解説します。

ソースコード

public class BasicClass {
	public static void main(String[] args) {
		Product product1 = new Product("pencil",100);
		Product product2 = new Product("eraser",60);
	}
}
class Product {
	private String productName;
	private int price;
	public Product(String productName, int price) {
		this.productName = productName;
		this.price = price;
	}
}

解説

コンストラクタの作成について解説します。

コンストラクタを利用すると、インスタンスを作成するタイミングで処理を走らせることが可能です

例えば、メソッドを利用しなくても、メンバ変数に対して、1行で値をセットすることが可能になります。

うまく利用すると、行数の削減が期待できます。

サンプルコードを確認しましょう。

コンストラクタを定義するときには、クラス名と同じブロックにします

これは重要です。

クラス名と同じときたら、コンストラクタ!と思い出すようにしましょう。

コンストラクタもメソッドと同じように引数を宣言できます。

ここでは、2つの引数を宣言しています。

それぞれ、メンバ変数に代入しています。

メンバ変数と引数が同じですから、this.〜を必ずつけます

では呼び出し側を見ていきましょう。

クラスのインスタンスを作成するときには、new演算子が必要でした。

newクラス名かっこに続く、引数がコンストラクタへの代入になります。

ここでは、pencilがproductNameに代入され、100がpriceに代入されます。

コンストラクタの内部で、メンバ変数に代入されて、インスタンスができあがります。

クラスを作成する動画では、set〜というメソッドを使って、値を設定していましたが、

コンストラクタを使うと、1行で、インスタンスの作成から初期値の設定まで完了することができます

ぜひ、慣れておきたい文法です。

以上、コンストラクタの作成について解説しました。

このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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