ここでは、IT系企業の新入社員向けにHTMLを解説しています。
デザイナーになるほどHTMLに詳しくなくてもいいけれど、Webアプリを作る上で必要な入力画面は自力で作りたい、あなたのためのページです。
前回は、「さらに便利になったフォーム部品」をご紹介しました。
今回は、最終回としてWebアプリケーションの一般的なメニューを作成する方法を学びましょう。
メニューを作る
HTML5とCSS3を使い、メニューを作成します。
<アウトプット>
https://saycon.co.jp/html/menu.html
HTMLのソースコード
<ul class="gNav"> <li class="active"> <a href="#"> <strong>home</strong> </a> </li> <li> <a href="#"> <strong>company</strong> </a> </li> <li> <a href="#"> <strong>contact</strong> </a> </li> </ul>
なお、上記「#」はリンク先が決まっていないnullリンクと呼ばれるものです。
CSSのソースコード
.gNav { list-style: none; overflow: hidden; } .gNav li { float: left; border-right: 1px solid #DDD; } .gNav li a { display: block; padding: 10px 15px; text-align: center; text-decoration: none; color: #333; } .gNav li a:hover { background: #EEE; } .gNav li.active a { background: #333; color: #F4FA58; }
.gNav
という書き方は、gNavクラスを意味しています。ブロックの中の
list-style: none;
は、リストの先頭の「・」を消すという意味です。
.gNav li
という書き方は、gNavクラスの中のli要素という意味です。
li要素はブロックレベル要素なので、積み木のように最初は縦に並んでいます。
float: left;
と書くことでli要素を左側に浮遊させ、後に続く要素が右側に回り込むようにすることができます。
結果としてメニューが横並びになります。
しかし、ここで、子要素(li要素)を全てfloatにすると、親要素(ul要素)の高さが無くなってしまいます。
そこで
overflow: hidden;
を使い、その問題を解消します。
overflowは、領域内に収まりきらない内容をどうするかという属性です。
大きく分けて
visible | 領域をはみ出して表示させる |
---|---|
hidden | はみ出た部分を表示しない |
の2つがあります。
ここでは定型句として覚えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。