011-Javaの基本-二重for文【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】
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二重for文について解説します。
ソースコード
public class ExampleDoubleLoop {
public static void main(String[] args) {
for(int i = 0; i < 5; i++){
for(int j = 0; j <= i; j++){
System.out.print("* ");
}
System.out.println();
}
}
}
解説
二重for文について解説します。
二重for文とは、for文の処理の中に、さらにfor文を記述するように、
繰り返し構造の中で、さらに繰り返し処理を行う構造のことです。
(例えば、九九の中には1の段の繰り返しがあり、さらに2の段、3の段という繰り返しがありますね)
多重ループともいいます。
この構造を使うことで、さらに複雑な繰り返しを作ることができます。
サンプルコードでは、*の記号を使って、模様を描いています。
*の記号を出力しなさいという命令をたくさん並べれば、もちろん出力することはできますが、
1つの命令を使い回して、出力するにはどうしたらよいでしょうか。
まず、外側のfor文から確認しましょう。
初期値がint i=0、継続条件がi<5、増減値がi++ですから、
変数iが0から始まって、iが4になるまで繰り返すという意味になります。
つまり5回繰り返します。
System.out.printlnのカッコの中に何もありません。これは出力せずに改行のみ行うことになります。
よって、5回改行することになります。
内側のfor文を確認しましょう。初期値はint j=0ですが、継続条件に注目すると、j<=iと
なっています。外側のiによって、内側の継続条件が変わるところがポイントです。
外側のiが0のときには、内側のjは0から始まり、0まで、つまり1回だけ、
外側のiが1のときには、内側のjは0から始まり、1まで、つまり2回繰り返す
といった形になります。
すると、*を1回出力して、改行する。
*を2回出力して、改行する。
*を3回出力して、改行する。
*を4回出力して、改行する。
といった形で模様を描くことができます。
多重ループを攻略するポイントは、変数がどのように変化するかをつかむことです。
ぜひ紙に書き出して、変数の変化を追うようにしましょう。
以上、二重for文について解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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