研修がうまくいかない場合、講師が一方的に非難されるべきか？

2024年12月1日 2024年12月1日山崎講師

山崎講師

こんにちは。ゆうせいです。

今日は「研修における講師と受講者の役割」についてお話ししましょう。特に、「研修がうまくいかない場合、講師が一方的に非難されるべきか」という視点を掘り下げていきます。結論を先に言うと、研修は講師と受講者が協力して成り立つもの。一方だけを責めるのは、少し違うのではないでしょうか？

研修の目的と成り立ち

そもそも研修は何のために行われるのでしょうか？多くの場合、新しい知識やスキルを学び、それを実務に活かすことが目的です。しかし、ここで大事なのは「学びのプロセス」です。講師は教えるプロとして、その場を効果的に進行する役割を担います。一方で、受講者も主体的に参加し、学ぶ姿勢を持つことが求められます。

講師の役割

講師には、以下のような役割があります。

分かりやすい説明をすること：専門用語をかみ砕いて説明し、受講者が理解できるようにする。
興味を引き出すこと：退屈しないような進行方法を工夫する。
フィードバックを与えること：受講者の疑問に丁寧に答え、理解を深める。

一方的に話し続けるだけではなく、受講者の反応を見ながら柔軟に内容を調整することも重要です。

受講者の役割

一方、受講者にはこんな責任があります。

積極的に参加すること：ただ座っているだけではなく、分からないことを質問したり、意見を述べたりする。
事前準備をすること：配布資料を事前に目を通すなど、学びに向けた姿勢を整える。
実践を意識すること：研修で学んだ内容を仕事にどう活かすか、具体的に考える。

受講者が受け身のままだと、どれだけ優れた講師がいても効果は半減してしまいます。

研修が失敗する原因は何か？

研修が思ったように成果を上げない場合、原因はさまざまです。一部を挙げてみましょう。

講師側の問題

説明が難しすぎる。
受講者のレベルやニーズを理解していない。
一方的に話しすぎて、対話がない。

受講者側の問題

集中力が続かない。
受け身の態度で臨んでいる。
学んだことを実践に移す意識が低い。

環境や内容の問題

会場が不適切で集中しにくい。
内容が現場で役立たないものだった。
研修時間が短すぎる。

つまり、問題の原因は一方に偏ることは少なく、複数の要因が絡み合っています。

講師を一方的に責めるのは正しいのか？

たとえば、試験勉強を思い出してください。学校の先生が一生懸命授業をしても、自分がノートを取らなかったり復習しなかったりすると成績は伸びませんよね。同じように、講師が努力しても、受講者が学ぶ意欲を持たないと研修は成功しません。

もちろん、講師にも改善すべき点はあるかもしれません。しかし、一方的に「講師が悪い」と責めるのではなく、「どこを改善すればもっと良くなるか」を共に考える姿勢が大切です。

研修をより良いものにするためには？

では、どうすれば研修を成功に導けるのでしょうか？

双方の協力が重要

講師の工夫
・受講者の理解度に応じた内容の調整
・ディスカッションやワークショップの導入
受講者の意識改革
・積極的な質問や発言
・学びを現場で活かそうとする姿勢

環境や内容の見直し

快適な会場の確保
実務に直結する内容の選定
適切な時間配分

まとめ：研修は共同作業！

研修は講師と受講者が共に作り上げるものです。一方的にどちらかを非難するのではなく、協力して改善策を探ることが重要です。次回の研修では、ぜひ自分の役割を意識してみてください！

これからも、より良い研修の在り方について学んでいきましょう！

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投稿者プロフィール

山崎講師代表取締役

セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します！
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