構造化データで検索結果での見え方を改善し、クリック率を向上させる

こんにちは。ゆうせいです。
今回は、Googlebotにウェブページをより正確に理解してもらうために役立つ「構造化データ」の具体的な実装方法について解説します。構造化データは検索結果での見え方を改善し、クリック率を向上させる強力な手段です。初心者でもわかるように、手順や例を使ってわかりやすく説明していきますね!


構造化データとは?

構造化データは、検索エンジンがウェブページの情報を効率的に読み取れるようにするための特別なコードです。このコードをページに埋め込むことで、Googleが情報を整理して検索結果に表示する際に役立ちます。

たとえば、レシピサイトに構造化データを実装すると、検索結果に調理時間や評価が「リッチスニペット」として表示される可能性があります。


構造化データの基本形式

構造化データには主に次の形式がありますが、Googleは特に「JSON-LD」を推奨しています。

  1. JSON-LD(JavaScript Object Notation for Linked Data)
    • Google推奨
    • HTML内に埋め込む形で簡単に実装可能
  2. Microdata
    • HTMLの中に属性として埋め込む
    • 古い方法で、管理がやや難しい
  3. RDFa(Resource Description Framework in Attributes)
    • マークアップの一種であまり一般的ではない

この記事では、JSON-LD形式を中心に解説します。


JSON-LDを使った構造化データの実装

JSON-LDはスクリプト形式で記述され、ページの<head>タグまたは<body>タグの任意の位置に追加できます。

例:レシピサイト

たとえば、「カレーのレシピ」を構造化データで記述する場合のコードは以下のようになります。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Recipe",
  "name": "チキンカレー",
  "image": "https://example.com/images/chicken-curry.jpg",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "ゆうせい"
  },
  "datePublished": "2024-12-04",
  "description": "スパイスたっぷりの本格チキンカレー",
  "prepTime": "PT20M",
  "cookTime": "PT40M",
  "totalTime": "PT1H",
  "recipeYield": "4人分",
  "recipeIngredient": [
    "鶏肉 500g",
    "玉ねぎ 2個",
    "トマト 2個",
    "スパイス(クミン、コリアンダー、ターメリック) 各小さじ1"
  ],
  "recipeInstructions": [
    {
      "@type": "HowToStep",
      "text": "鶏肉を適当な大きさに切ります。"
    },
    {
      "@type": "HowToStep",
      "text": "玉ねぎをみじん切りにして炒めます。"
    },
    {
      "@type": "HowToStep",
      "text": "トマトとスパイスを加え、煮込みます。"
    }
  ],
  "aggregateRating": {
    "@type": "AggregateRating",
    "ratingValue": "4.8",
    "reviewCount": "87"
  }
}
</script>


構造化データを手順で実装する方法

  1. Schema.orgでスキーマタイプを選ぶ
    Schema.orgは、構造化データの種類やフォーマットを定義しているウェブサイトです。ウェブページに合ったスキーマを選びましょう。
    • レシピ:Recipe
    • 商品情報:Product
    • イベント情報:Event
    • レビュー:Review
  2. JSON-LD形式でコードを書く
    必要な項目(例:商品名、価格、画像など)を記述します。
  3. コードをページに埋め込む
    HTMLの<head>または<body>タグの中にスクリプトとして貼り付けます。
  4. Googleのテストツールで確認する
    コードが正しく動作しているか確認します。構造化データ テストツールまたはリッチリザルトテストを利用すると便利です。

他の例:商品ページの場合

ネットショップの商品ページで構造化データを使うと、検索結果に価格や在庫情報が表示されやすくなります。

例:商品の構造化データ

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Product",
  "name": "高性能スマートフォン",
  "image": "https://example.com/images/smartphone.jpg",
  "description": "最新の機能を搭載した高性能スマートフォン",
  "brand": {
    "@type": "Brand",
    "name": "TechBrand"
  },
  "offers": {
    "@type": "Offer",
    "priceCurrency": "JPY",
    "price": "79900",
    "itemCondition": "https://schema.org/NewCondition",
    "availability": "https://schema.org/InStock",
    "url": "https://example.com/smartphone"
  }
}
</script>

このコードを実装すると、検索結果に商品名や価格、在庫状況が表示される可能性があります。


注意点とコツ

1. 必須フィールドを漏れなく記載

Googleが推奨するフィールドは必ず記載してください。不足するとリッチリザルトに表示されない可能性があります。

2. 正確な情報を提供

構造化データの内容とページ上の情報が一致していないと、Googleにペナルティを受けることがあります。

3. テストツールで何度も確認

実装後は、Googleのツールを使ってエラーがないか必ず確認しましょう。


まとめ

構造化データは、検索エンジンにあなたのウェブページを「より正確に理解」してもらうための重要な要素です。具体的な実装方法をおさらいします。

  1. Schema.orgで適切なスキーマタイプを選ぶ
  2. JSON-LD形式でコードを書く
  3. HTMLページにコードを埋め込む
  4. Googleのテストツールで確認する

次のステップとして、「構造化データを実際に実装して、Google Search Consoleでどのように結果を確認するか」を学ぶのもおすすめです!これをきっかけに、検索結果の目立つ表示を目指してみましょう!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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