ウォーターフォール開発に使えるソフトウェア

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、ウォーターフォール開発に使えるソフトウェアを紹介します!
ウォーターフォール開発は、要件定義 → 設計 → 実装 → テスト → 運用という流れで、順番に進めていく開発手法です。
特に、大規模開発や官公庁・金融業界のシステム開発では、今でも多く採用されています。

ウォーターフォール開発では、計画の正確性と管理のしやすさが重要です。
そのため、タスク管理、ドキュメント管理、バージョン管理などのツールを適切に選ぶことが大切になります。

では、カテゴリごとにオススメのソフトウェアを解説していきます!


1. プロジェクト管理ツール

ウォーターフォール開発では、スケジュール管理が非常に重要です。
プロジェクトの進捗を明確にし、遅延を防ぐために適切なツールを使いましょう。

オススメのツール

ツール名特徴向いているチーム
Microsoft Projectガントチャートを活用した進捗管理に最適。大規模開発
Redmineオープンソースでカスタマイズ性が高い。中~大規模開発
Backlogチーム向けのタスク・プロジェクト管理ツール。中小規模開発
Wrike直感的なUIでタスク管理がしやすい。中小規模開発

どれを選ぶべき?

  • エンタープライズ向けの管理をしたい → Microsoft Project
  • オープンソースでコストを抑えたい → Redmine
  • 開発チーム向けに使いやすいツールがいい → Backlog
  • 使いやすさと視覚的な管理を重視 → Wrike

2. ソースコード管理(バージョン管理)ツール

ウォーターフォール開発では、長期間にわたる開発を想定して、確実なバージョン管理が必要です。

オススメのツール

ツール名特徴向いているチーム
GitHub世界最大のソースコード管理プラットフォーム。すべてのチーム
GitLabGitHubの代替で、セルフホストが可能。セキュリティ重視の企業
BitbucketJiraとの連携が強く、ウォーターフォール向け。Jiraユーザー
SVN (Subversion)レガシーシステム向けの中央集権型バージョン管理。伝統的な企業・大規模開発

どれを選ぶべき?

  • 開発チームが広く利用している → GitHub
  • プライベートな環境で使いたい → GitLab
  • Jiraを使っている → Bitbucket
  • レガシーシステムと互換性を持ちたい → SVN

3. ドキュメント管理ツール

ウォーターフォール開発では、設計書や仕様書の管理が極めて重要です。
ドキュメントが整理されていないと、開発が進むにつれて混乱を招くことになります。

オススメのツール

ツール名特徴向いているチーム
ConfluenceJiraと連携できるナレッジ共有ツール。Jiraユーザー
Microsoft SharePoint企業向けの文書管理に最適。大企業・官公庁
Google Docs共同編集が簡単で無料で使える。小~中規模開発
Notion直感的なノート管理が可能。小規模開発

どれを選ぶべき?

  • 企業や官公庁向けのフォーマルな文書管理 → SharePoint
  • Jiraを使っているなら → Confluence
  • 気軽に共同編集したい → Google Docs / Notion

4. テスト管理ツール

ウォーターフォール開発では、テストフェーズが明確に分かれているため、テスト管理ツールが不可欠です。

オススメのツール

ツール名特徴向いているチーム
TestRailテストケースを効率的に管理できる。大規模開発
qTestJiraとの統合が可能で、テスト管理に特化。Jiraユーザー
ZephyrJira向けのテスト管理プラグイン。Jiraユーザー
TestLinkオープンソースでコストを抑えられる。中小規模開発

どれを選ぶべき?

  • Jiraとの連携が必要 → qTest / Zephyr
  • オープンソースで導入したい → TestLink
  • エンタープライズ向けのテスト管理 → TestRail

5. コミュニケーションツール

ウォーターフォール開発では、開発メンバーだけでなく、マネージャーや顧客とのスムーズなやり取りも必要です。

オススメのツール

ツール名特徴向いているチーム
Microsoft Teams企業向けのチャット・会議ツール。企業内開発
Slack開発チーム向けのコミュニケーションツール。IT企業・スタートアップ
Zoomオンライン会議の定番ツール。ハイブリッド開発
Skype for Business企業向けの伝統的なツール。大企業・官公庁

どれを選ぶべき?

  • Microsoft環境が整っている → Teams
  • 開発者同士のやり取りが多い → Slack
  • リモート会議が多い → Zoom
  • 企業内の正式な会議が多い → Skype for Business

まとめ:ウォーターフォール開発のツール選び

ウォーターフォール開発では、計画性と管理がカギとなるため、各フェーズに適したツールを選びましょう。

大規模開発向け

  • Microsoft Project(プロジェクト管理)+ GitHub / GitLab(ソース管理)+ TestRail(テスト管理)+ Microsoft Teams(コミュニケーション)

中規模開発向け

  • Redmine / Backlog(タスク管理)+ Bitbucket(ソース管理)+ qTest(テスト管理)+ Slack / Zoom(コミュニケーション)

小規模開発向け

  • Wrike(プロジェクト管理)+ GitHub(ソース管理)+ Google Docs(ドキュメント管理)+ Slack(コミュニケーション)

適切なツールを使って、ウォーターフォール開発を円滑に進めましょう!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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