チームビルディングに最適！農作業研修のススメ
山崎講師こんにちは。ゆうせいです。
「社内の人間関係、なんとなくギクシャクしてる…」
「最近の新人、どうも受け身が多い気がする…」
「リモートワークでコミュニケーションが希薄になってきた…」
そんな悩みを抱える人事・教育担当の方にぜひおすすめしたいのが、農作業を取り入れた企業研修です。
「えっ、畑でチームビルディング？」「本当に効果あるの？」と思ったあなた。
実は今、農業体験を通じて組織力を高めるという研修が、全国で静かに広がりつつあるんです。
今回は、その仕組みと効果を、初心者にもわかりやすく解説します！
なぜ農作業がチームビルディングに効果的なのか？
1. 自然の中で“役割”が自然に生まれる
農作業では「耕す人」「種をまく人」「水をかける人」など、役割分担が明確かつ即興的に発生します。
これは、座学のロールプレイ研修よりも実感を伴ってチーム内の動き方を学べるという点で非常に効果的です。
例えるなら、演劇の台本を読むのではなく、いきなり舞台に立って即興劇をするようなもの。
2. “黙って協力する”経験が信頼を生む
農作業では、大声で議論したり、プレゼンしたりすることはほとんどありません。
その代わり、黙々と土を掘る・草を抜く・苗を並べるといった作業を通して、無言のうちに信頼が築かれていきます。
特に内向的な社員や、新人・若手にとっては「話さなくても関われる」場は貴重です。
3. 「段取り力」「協働力」が自然に身につく
農作業は段取り命です。
雨が降る、虫が出る、道具が足りない――予期せぬトラブルにどう対応するか。
チームで協力して問題解決にあたることで、自然とPDCA（計画→実行→確認→改善）サイクルが回る体験ができます。
これをオフィスで言語化するのは難しいですが、畑の中なら体感的に学べるのです。
農作業研修で得られる具体的な効果
| 効果 | 内容例 |
|---|---|
| チームの一体感向上 | 一緒に汗をかいた体験が“共通の思い出”として残る |
| リーダーシップ発見 | 普段目立たない社員が自然に指示を出す場面があり、隠れたリーダーが浮かび上がる |
| コミュニケーション改善 | 世代や部署を越えた“話すきっかけ”が生まれやすい |
| ストレスの解消 | 緑の中で体を動かすことで、心身のリフレッシュ効果 |
| 体験型学習 | 座学だけでは得られない“体で覚える”学び |
なぜ今、農作業研修なのか？
現代の働き方が変化する中で、従来の集合型・講義型の研修では限界があります。
特に以下のような企業では、農作業研修との親和性が高いです。
- リモート中心で、チーム間の交流が希薄になっている企業
- 若手の主体性を引き出したい企業
- 部署横断での“共通体験”がほしい企業
- SDGsや地方創生に関心のある企業
単なる「レクリエーション」ではなく、経営的な投資としての研修という位置づけも可能です。
数式的にとらえてみる
少し遊び心を交えて、農作業研修の効果を式にすると…
読み方：チームビルディング効果 ＝ 身体的努力 × 非言語的協力 × 成し遂げた実感 の関数
よくある疑問Q&A
Q. 実際に農業知識がなくても大丈夫？
→ ほとんどの研修では農家やスタッフの指導付き。知識ゼロでも安心して参加できます。
Q. 体力的にきつくない？
→ プログラムの設計次第で短時間・軽作業中心にも調整可能。年齢層や運動経験に合わせて無理なく実施可能です。
Q. 費用はどれくらい？
→ 地域や内容によって変わりますが、交通費込み1人あたり1万円〜3万円程度が相場。CSR活動と連動すれば費用対効果はさらに高まります。
まとめ：畑の上でこそ、人と人はつながる
農作業研修は、一見すると“非効率”に見えるかもしれません。
でも、効率だけでは得られない「チームの土台」「人のあたたかさ」「気づき」がそこにはあります。
何よりも――
「一緒に汗をかいた経験」は、何より強いチームの記憶となって、仕事の現場でも生きてくるのです。
今後の学びのヒント
- チームビルディングの理論（例：タックマンモデル、心理的安全性）
- アウトドア研修・フィールドワーク型研修の比較
- 組織開発とエンゲージメントの関係性
- SDGs・CSR活動と社員教育の統合的設計
ぜひ次の社内研修は、自然の中に一歩出てみるという選択肢を検討してみてくださいね！
