売上原価は変動費、一般管理費は固定費と考えてほぼ間違いはないですか?
こんにちは。ゆうせいです。
売上原価が変動費、一般管理費が固定費と考えて良いかどうかについて、丁寧に解説していきますね!
売上原価=変動費?
まず、「売上原価」が何かを整理しましょう。
売上原価とは、商品やサービスを作るために直接かかる費用のことです。例えば、原材料費や製造に関わる直接労務費などが含まれます。このような費用は、売上量に応じて増減することが多いです。
例を挙げると、パン屋さんの場合、パンを1つ作るごとに必要な小麦粉やバターの量は増えるので、売上が増えれば売上原価も増える傾向があります。こうした特徴から、売上原価は変動費と考えることが一般的です。
ただし注意点があります。
例えば、生産設備の減価償却費や工場の家賃など、売上に関係なく発生するコストが売上原価に含まれる場合もあります。これらは固定費に分類されるので、売上原価すべてが変動費とは限らないのです。
一般管理費=固定費?
次に「一般管理費」を見ていきましょう。
一般管理費とは、会社全体の運営にかかる費用を指します。例えば、役員報酬やオフィスの家賃、管理部門の人件費などが含まれます。このような費用は、売上や生産量に関係なく発生することが多いので、固定費として扱われることが一般的です。
例として、社員全員が同じオフィスで働いている場合、売上がゼロでも家賃は毎月支払わなければなりません。このため、一般管理費は固定費とされることが多いです。
結論としてどう考えるべき?
「売上原価は変動費、一般管理費は固定費」と考えるのは、概ね正しいと言えます。ただし、以下の点に注意が必要です:
- 売上原価に含まれる固定費もある
製造現場の設備の減価償却費などがその例です。 - 一般管理費に変動費もある場合がある
例えば、成果報酬型の給与制度を導入している場合、役員報酬の一部が売上に応じて増減することがあります。
今後の理解を深めるために
このテーマについてさらに学ぶなら、以下を検討すると良いでしょう。
- 固定費と変動費を分ける方法を学ぶ
「原価計算」や「損益分岐点分析」に役立つスキルです。 - 会計報告書を読み解く練習をする
損益計算書(PL)を使って、売上原価や一般管理費の内訳を確認する習慣をつけると良いですね。 - 製造原価報告書に目を通してみる
固定費と変動費の割合を実際に確認できます。
分かりにくい部分があれば、ぜひ教えてくださいね!
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
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