023-オブジェクト指向の基本-メソッドの作成-戻り値あり-引数なし【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法

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メソッドの作成-戻り値あり-引数なしについて解説します。

ソースコード

public class BasicClass {
	public static void main(String[] args) {
		Product product1 = new Product();
		System.out.println(product1.getProductName());
	}
}
class Product {
	private String productName;
	public String getProductName() {
		return this.productName;
	}
}

解説

メソッドの作成-戻り値あり-引数なしについて解説します。

メソッドは、複数の処理を一つにまとめることができる文法です

何度も同じ処理を記述するよりも、一カ所にまとめて記述したほうが効率がよいですし、メンテナンスもしやすくなります。

ここでは、戻り値あり-引数なしのパターンを解説します。

サンプルコードを確認しましょう。

メソッドを作成するときには、アクセス修飾子、戻り値、メソッドの名前、引数のリストを記述し、メソッドの処理を中括弧で囲みます。

戻り値は、メソッドの呼び出し側に返すの値のことです。

戻り値が必要な場合は、必ずメソッドの処理の中で、return文を記述します。

Return文で文字列を返すのであれば、戻り値の型はStringになります。

このgetProductNameメソッドでは、メンバ変数の値を返却するので、

this.productNameとしています。

メンバ変数のデータの型はStringですから、

戻り値の型もStringになります。

Mainメソッドを持つBasicClassを確認しましょう。

Productクラスのインスタンスが作成されています。

Product1というインスタンスからgetProductNameメソッドを呼び出しています。

すると、return文で記述された内容が返却されます。

それをSystem.out.printlnメソッドで出力しています。

結果はnullになります。

nullは空という意味です。

メンバ変数に何も入っていないときに、String型の変数にはnullという特別な値が入ります。

ワンポイントとして、覚えておくとよいでしょう。

こちらの動画でnullを解説しています。

メソッドにおいて、戻り値を作成するときは、return文をつけること、戻り値の型を合わせることを忘れないようにしましょう。

以上、メソッドの作成-戻り値あり-引数なしについて解説しました。

このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。