フィボナッチ数列のサンプルプログラム
フィボナッチ数列【Fibonacci sequence】は、数学的な数列の一つで、次のような特徴を持ちます。
フィボナッチ数列の始めの2つの項は 0 と 1 です。それ以降の項は、直前の2つの項の和として定義されます。つまり、任意の項 n(n ≥ 2)について、Fn = Fn-1 + Fn-2 と表されます。
具体的には、フィボナッチ数列の最初の数項は次のようになります。
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, …
このように、前の2つの数を足し合わせることで、次の数が得られます。この性質を繰り返すことで、無限に数列を生成することができます。
フィボナッチ数列は、もともと13世紀のイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(Leonardo Fibonacci)によって導入されました。彼は、ウサギの繁殖をモデルとした問題を解く中でこの数列を発見し、その性質について研究しました。
<サンプルプログラム>
public class FibonacciSequence {
public static void main(String[] args) {
int n = 10; // フィボナッチ数列の項数を指定
System.out.println("フィボナッチ数列(" + n + "項):");
for (int i = 0; i < n; i++) {
System.out.print(fibonacci(i) + " ");
}
}
public static int fibonacci(int n) {
if (n <= 1) {
return n;
} else {
return fibonacci(n - 1) + fibonacci(n - 2);
}
}
}
<実行結果>
フィボナッチ数列(10項): 0 1 1 2 3 5 8 13 21 34 |