Filmora 15の概要と初心者に選ばれる理由の解説
こんにちは。ゆうせいです。
動画制作に興味を持ち、新しく動画編集を始めたいと考えている初心者の方に向けて、動画編集ソフトであるFilmora 15の全体像を解説します。世の中には多くの動画編集ソフトが存在しますが、Filmora 15はその操作性の高さから多くの利用者に選ばれています。動画編集ソフトがどのような役割を持つかについて、基礎的な前提はイメージできましたでしょうか。まずは、Filmora 15の具体的な特徴と画面の仕組みについて説明します。
Filmora 15の概要と特徴
動画編集ソフトFilmora 15とは
Filmora 15は、パソコンで動画を切り貼りしたり、文字や音楽を追加したりするためのソフトウェアです。撮影したままの映像素材を組み合わせ、1つのまとまった動画作品に仕上げる目的で使用されます。
編集画面の核心となるタイムラインの仕組み
Filmora 15で動画を編集する際、最も重要となる専門用語がタイムラインです。タイムラインとは、動画や音声、テキストなどの素材を時間軸に沿って横方向に並べる編集画面の領域を指します。
タイムラインの仕組みは、学校の文化祭におけるタイムスケジュール表に例えることができます。何時何分にどのクラスが劇を行い、どのタイミングで照明を落とし、どの時間を休憩にするかといった予定を、時間の流れ通りに左から右へと配置していく作業台のような役割を持っています。タイムライン領域に映像を並べることで、動画が再生される順番を制御します。
初心者に選ばれる理由とメリット・デメリット
Filmora 15が初心者に広く選ばれている背景には、機能面における明確な事実としての利点と課題が存在します。
メリット
- 視覚的で直感的な操作画面:ボタンや機能の配置が分かりやすく、専門的な知識を持たない初心者でも、マウスの操作を中心に編集作業を進めることが可能です。
- 豊富な素材とテンプレートの標準搭載:あらかじめ用意された効果音、効果的な映像表現、文字のデザインが多数収録されているため、素材を自作する手間を省いて品質の高い動画を作成できます。
デメリット
- 高性能なパソコン性能の要求:高度な映像効果や人工知能を用いた機能を円滑に動作させるためには、一定以上の処理能力を持つパソコンが必要となります。
- 無料版における制限の存在:無料で利用できる体験版では、出力した動画にソフトウェアのロゴマークが大きく表示されるため、商用や本格的な公開には有料版への移行が必要となります。
まとめと今後の学習ステップ
Filmora 15の概要と、編集の基本となるタイムラインの仕組みについて、理解を深めていただけましたでしょうか。動画編集を円滑に進めるためには、ソフトの特徴を把握し、画面の構成要素に慣れることが最初の土台となります。
Filmora 15の操作を習得するための今後の学習ステップは以下の通りです。
- ソフトウェアを起動して画面構成を確認する:パソコンにソフトをインストールし、タイムラインがどの場所に配置されているかを目視で確認します。
- 編集画面に動画素材を取り込む練習をする:スマートフォンなどで撮影した短い映像ファイルをソフトの中に読み込ませる手順を実践します。
- タイムラインに素材を配置してみる:取り込んだ映像をタイムラインの上にドラッグし、時間の流れに沿って映像が並ぶ様子を観察します。
基本となる画面の役割を1つずつ確認していくことで、迷わずに動画編集の手順を進める技術が身につきます。まずはソフトウェアの起動と画面の観察から始めてみてください。
初期設定とプロジェクトの作成
Filmora 15を起動すると、最初に新しい動画の枠組みを作成する画面が表示されます。この段階で設定を誤ると、完成した動画の画質や形が意図しないものになるため、正確な選択が必要です。
プロジェクトの意味と比喩
動画編集を開始する際に作成するファイルをプロジェクトと呼びます。プロジェクトは、料理を作るためのレシピ帳に例えることができます。映像や音楽という食材そのものを保存するのではなく、どの動画を何秒の位置に配置し、どのような効果を加えるかという手順や設計図を記録する役割を持っています。
アスペクト比と解像度の設定
プロジェクトを作成する際、画面の縦横の比率であるアスペクト比と、画面の精密さを表す解像度を指定します。一般的な横型の動画(YouTubeなど)ではアスペクト比を16対9に設定し、スマートフォン向けの縦型動画(Shortsなど)では9対16に設定します。
動画を保存する際にはパソコンの記憶容量を消費します。作成する動画のデータ容量(単位はメガバイト)は、以下の計算式で概算することができます。構造の複雑な分数を表すため、数式を用いて記述します。
データ容量 =
上の式において、Bは動画の1秒間あたりのデータ量を示すビットレート(単位はbps)、Tは動画全体の長さ(単位は秒)を表します。この計算を行うことで、編集を開始する前に必要なディスク容量を把握することが可能です。
動画素材をソフトに読み込む手順
プロジェクトの設定が完了したら、次に編集に使用する映像素材をソフト内に取り込みます。
メディアライブラリへのインポート
動画ファイルを読み込む領域をメディアライブラリと呼びます。メディアライブラリは、作業を開始する前に食材を並べておく調理台のようなものです。パソコンのフォルダから対象の動画ファイルを選択し、メディアライブラリの枠内にドラッグすることで、Filmora 15の中で素材を扱える状態になります。
初期設定と素材読み込みのメリットとデメリット
編集作業の最初期に正しい手順を踏むことには、明確な事実としての利点と課題が存在します。
メリット
- 出力時のトラブル防止:編集を開始する段階でアスペクト比を固定するため、動画が完成した際に画面の端に不要な黒い帯が発生する現象を防ぐことができます。
- 編集作業の効率化:必要な素材をあらかじめメディアライブラリに集約しておくことで、編集の途中でパソコン内のファイルを探す手間が省けます。
デメリット
- 事前の容量確認の手間:高画質な動画を大量に読み込む場合、パソコンの記憶容量が不足して動作が停止するリスクがあるため、事前に空き容量を調査する労力が発生します。
- 形式変換の必要性:撮影したカメラの種類によっては、Filmora 15が直接対応していない動画形式が存在し、事前にファイルを変換する作業が必要になる場合があります。
まとめと今後の学習ステップ
初期設定の役割と、動画素材をメディアライブラリに読み込む手順について、理解を深めていただけましたでしょうか。動画の枠組みを正しく設定し、素材を整えることが、滞りなく編集を進めるための強固な土台となります。
今後の操作を習得するための学習ステップは以下の通りです。
- 異なるアスペクト比のプロジェクトを作成する:横型の16対9と縦型の9対16のプロジェクトをそれぞれ立ち上げ、プレビュー画面の形状の変化を目視で確認します。
- 複数の動画ファイルを同時に読み込む:1つのファイルだけでなく、3つから5つの映像素材を一度にメディアライブラリへドラッグし、一覧として表示される様子を確認します。
- ビットレートを確認して容量を計算する:手持ちの動画プロパティからビットレートの数値を調べ、先述の計算式に当てはめて実際のデータ容量と一致するかを確かめます。
設定の手順を1つずつ正確に実行していくことで、動画編集の基盤が整います。まずはプロジェクトの新規作成と素材の読み込みから実践してみてください。
カット編集の仕組みと重要性
カット編集とは、取り込んだ映像素材の中から必要な部分だけを残し、不要な部分を切り捨てる作業のことです。
カット編集の比喩解説
カット編集は、長い手紙の中から相手に伝えたい一文だけを選び出し、余計な挨拶や重複した内容を削ぎ落として読みやすく整理する作業に例えることができます。また、庭の生垣を剪定するように、伸び放題の枝葉を切り落として形を整えることで、本来見せたかった中心部分を際立たせる役割も持っています。
分割操作の手順
Filmora 15では、タイムライン上の再生ヘッド(現在の再生位置を示す棒)を切りたい場所に合わせ、ハサミの形をした分割アイコンをクリックすることで映像を切り分けます。切り分けた後の動画全体の長さは、以下の計算式で表されます。
動画の総時間 =
上の式において、tは分割して残された各クリップの時間を表し、nはクリップの総数を表します。不要なクリップを削除することで、総時間を短縮し、テンポの良い動画を作成することが可能です。
テキスト挿入の役割と設定
テキスト挿入とは、映像の上に文字を表示させる機能のことです。タイトルや字幕(テロップ)として活用されます。
テキスト挿入の比喩解説
テキストの追加は、博物館の展示品に解説パネルを添える作業に例えることができます。映像だけでは伝わりにくい背景知識や、強調したい言葉を文字として表示することで、視聴者の理解を助けるガイドのような役割を果たします。
タイトル機能の活用
Filmora 15には多くのテキストテンプレートが用意されています。タイトルのタブから好みのデザインを選択し、タイムラインの映像より上の階層に配置することで、映像と文字を重ねて表示させることができます。
カット編集とテキスト挿入のメリットとデメリット
これらの基本操作を適切に行うことには、明確な事実としての利点と課題が存在します。
メリット
・動画の質と満足度の向上:冗長な部分をカットし、重要なポイントを文字で補足することで、視聴者が飽きることなく最後まで内容を理解できるようになります。
・情報の正確な伝達:音声だけでは聞き取りにくい固有名詞や数字をテキストで表示することで、情報の誤認を防ぐことができます。
デメリット
・編集時間の増大:1フレーム(動画を構成する最小単位の静止画)単位でカット位置を調整したり、一文字ずつテロップを入力したりする作業には、多大な時間と集中力が必要となります。
・過剰な演出による弊害:カットを多用しすぎると映像が目まぐるしくなり、テキストが多すぎると映像そのものが見えにくくなるため、バランスを考慮する判断力が求められます。
まとめと今後の学習ステップ
カット編集による情報の整理と、テキスト挿入による情報の補足について、その重要性と操作の基本を理解していただけましたでしょうか。これらの操作を繰り返すことで、動画の完成度は確実に高まります。
今後の操作を習得するための学習ステップは以下の通りです。
- 1分間の動画を30秒に凝縮する:手持ちの動画をカット編集し、意味を損なわずに時間を半分にする練習を行います。
- タイムスタンプに合わせてテロップを入れる:話している内容と文字が表示されるタイミングを一致させる調整に慣れます。
- 異なるデザインのタイトルを試す:複数のテンプレートを使い分け、動画の雰囲気に最も合う文字のスタイルを探索します。
正確なカットと適切なテキスト配置を積み重ねることで、視聴者に伝わる動画を作る技術が身につきます。まずは1箇所の分割作業から慎重に始めてみてください。
編集を劇的に効率化する3つのAI機能
Filmora 15には、編集者の意図を汲み取って作業を代行する様々なAIツールが搭載されています。
AIコピーライティングと編集アシスタント
AIコピーライティング機能は、動画のタイトル案や説明文を自動で生成する機能です。また、編集に関する質問を投げかけることで操作方法を教えてくれる対話型のアシスタントも備わっています。 AIアシスタントの存在は、図書室の司書さんに例えることができます。膨大な蔵書の中から目的の本を自力で探すのではなく、「このテーマについて知りたい」と相談することで、最適な資料や調べ方を即座に提示してくれるガイドのような役割を担っています。
無音検出アドオンによる自動カット
無音検出機能は、映像の中で音声が入っていない空白の時間をAIが自動で判別し、一括で削除する機能です。 この機能は、果物の皮むき機に似ています。手作業で一つひとつ皮を剥くのではなく、機械に任せることで、食べるために必要な実の部分だけを素早く残し、不要な皮の部分を自動的に取り除いてくれる仕組みに似ています。
AIオーディオストレッチ
AIオーディオストレッチは、BGM(背景音楽)の長さを、動画の長さに合わせて違和感なく自動調整する機能です。曲の途中で無理やり音量を下げて終わらせるのではなく、AIが曲の構造を解析し、自然な曲の構成を維持したまま長さを伸縮させます。
AI導入による作業時間の短縮率は、以下の数式で表すことができます。
作業効率 E = latexT2T1
上の式において、T1はAIを使用しない場合の手動編集時間、T2はAIアシスタントを活用した際の編集時間を表します。Eの値が1より大きくなるほど、編集作業が効率化されていることを示します。
AI機能を活用するメリットとデメリット
AIによる編集補助を導入することには、明確な事実としての利点と課題が存在します。
メリット
・単純作業の圧倒的な短縮:テロップの書き起こしや無音部分のカットといった、時間がかかる割に創造性の低い作業をAIに任せることで、全体の制作時間を大幅に削減できます。 ・初心者でも高度な演出が可能:専門的な知識が必要だった複雑な映像効果や音声調整を、ボタン一つでAIが実行してくれるため、スキルの習得時間を待たずに高品質な動画を作れます。
デデメリット
・AIによる誤認識のリスク:AIが文脈を完全には理解できず、残すべき言葉をカットしてしまったり、誤った字幕を生成したりする場合があるため、最終的には人間の目による確認作業が不可欠です。 ・オリジナリティの欠如:AIが提案するテンプレートや文章に頼りすぎると、他の動画と似通った表現になりやすく、投稿者独自の個性やこだわりが薄れてしまう懸念があります。
まとめと今後の学習ステップ
AI機能を活用した効率的な編集手法について、その利便性と活用場面を理解していただけましたでしょうか。AIを賢く使い分けることが、現代の動画制作においてスピードと品質を両立させる鍵となります。
今後の操作を習得するための学習ステップは以下の通りです。
- 無音検出機能を実際に動かしてみる:数分程度のトーク動画を用意し、AIがどの程度の精度で無音区間を削除してくれるかを試します。
- AIオーディオストレッチでBGMを調整する:動画の長さをわざと変えてみて、音楽がどのように再構成されるかを耳で確かめます。
- AIが生成したテキストを修正する:自動生成されたテロップやタイトル案を元に、自分の言葉で微調整を加える練習を行います。
AIが得意な作業をシステムに任せ、人間が最終的な判断を下すという役割分担を意識することで、編集技術はより高度なものへと進化します。まずは自動カットの体験から始めてみてください。
動画の書き出しとエンコードの仕組み
編集画面で完成した映像や音声を、1つの動画ファイルにまとめる操作を出力、またはエクスポートと呼びます。エクスポートを行う際、パソコンの内部ではエンコードという処理が行われます。
エンコードとは、バラバラに配置された映像素材や音楽、テキストのデータを、圧縮して1つの動画形式(MP4など)に変換する作業のことです。 エンコードの仕組みは、学校の新聞部が作った壁新聞に例えることができます。部員が書いたバラバラの記事の原稿や写真を、全校生徒に配布できるように、印刷機にかけて1枚のプリントにまとめる作業に似ています。
動画の書き出しにかかる予測時間は、動画の長さやパソコンの性能によって変化します。書き出しの処理時間は以下の計算式で概算することができます。
書き出し時間 = latexPF
上の式において、Fは動画全体の総フレーム数(動画を構成する静止画の枚数)、Pはパソコンが1秒間に処理できるフレーム数を表します。計算式からわかるように、パソコンの処理速度が向上するほど、書き出し時間は短縮されます。
編集データの管理とバックアップの重要性
動画の書き出しが完了した後も、後から再編集を行う可能性に備えて、素材データやプロジェクトファイルを適切に保存する必要があります。
プロジェクトファイルには、映像のカット位置や文字の情報だけが記録されており、撮影した動画ファイルそのものは含まれていません。素材ファイルが含まれない状態で、元の動画ファイルを削除したり別のフォルダに移動したりすると、編集画面で素材が見つからなくなるリンク切れという現象が発生します。
リンク切れを防ぐためには、動画素材とプロジェクトファイルを1つのフォルダにまとめて保管するデータ管理が不可欠です。また、パソコンの故障に備えて、データを別の保存装置に複製しておくバックアップという作業も重要となります。 バックアップは、学校の授業で取った大切なノートのコピーを取って、自宅の机の引き出しに保管しておく行為に例えることができます。万が一、学校でノートを紛失してしまっても、自宅にあるコピーから内容を復元できる仕組みと同じです。
書き出しとデータ管理を行うメリットとデメリット
動画の出力とデータの保存を正しく行うことには、明確な事実としての利点と課題が存在します。
メリット
- さまざまな機器での再生が可能:エクスポートを行うことで、スマートフォンやテレビ、インターネット上の動画サイトなど、環境を選ずに動画を視聴できるようになります。
- 過去の作品の再編集が容易:プロジェクトファイルと素材データを正確に管理しておくことで、数ヶ月後であっても誤字の修正や内容の更新を迅速に行うことができます。
デメリット
- 保存装置の容量逼迫:動画ファイルや編集データは非常に大容量であるため、作品が増えるにつれてパソコンや外付けハードディスクの記憶容量が不足する問題が発生します。
- 処理中のパソコンへの負荷:エンコードの処理中はパソコンの中央処理装置(CPU)が最大限に稼働するため、他の作業を同時に行うことが困難になります。
まとめと今後の学習ステップ
動画の書き出し手順と、データを安全に維持するための管理方法について、それぞれの役割を理解していただけましたでしょうか。編集作業の最後を正確に締めくくることが、制作した動画を多くの人に届けるための最終的な鍵となります。
動画の出力とデータ管理を習得するための今後の学習ステップは以下の通りです。
- MP4形式で動画を書き出す:Filmora 15のエクスポート画面を開き、標準的な動画形式であるMP4を選択して実際にファイルを出力します。
- 編集素材を専用フォルダに整理する:1つの動画作品に使用した映像、音声、プロジェクトファイルを、新しく作成した1つのフォルダ内にまとめて保存する習慣をつけます。
- 外部の記憶装置にバックアップを作成する:外付けのハードディスクやクラウドストレージを用意し、作成したフォルダ全体のコピーを保存する手順を実践します。
出力の設定とデータの管理手順を確実に実行していくことで、動画制作の一連の工程が完了します。まずは編集した動画の書き出しから始めてみてください。
編集の土台となる基本用語
プロジェクト
プロジェクトとは、編集作業のすべての状態を記録したファイルのことです。
高校生向けの比喩で説明すると、料理のレシピ帳に例えられます。動画や音楽という食材そのものを保存するのではなく、どの食材を何秒のタイミングで使い、どのような味付け(効果)を施したかという手順を記録する設計図のような役割を持っています。
メディアライブラリ
メディアライブラリは、パソコンから取り込んだ動画、写真、音楽などの素材が一覧で表示される場所です。
これは調理を開始する前に、必要な食材を並べておく調理台のようなものです。ここから必要な素材を選んで、実際の作業場であるタイムラインへと運びます。
タイムライン
タイムラインは、動画や音声を時間軸に沿って並べるための領域です。
文化祭の実行委員が作成するタイムスケジュール表に例えることができます。左から右へと流れる時間の線に合わせて、どのタイミングで映像を流し、どこで音楽を鳴らすかを配置する作業場です。
操作と素材に関する用語
クリップ
タイムライン上に配置された、個々の動画や写真の断片をクリップと呼びます。
レシピの中で使う、カットされた野菜や肉などの一つひとつの具材に例えられます。これらのクリップを組み合わせることで、1本の動画が完成します。
再生ヘッド
再生ヘッドは、タイムライン上の現在どの地点を表示しているかを示す縦の線のことです。
これは読書をしているとき、今どこを読んでいるかを示す指先や栞のようなものです。再生ヘッドがある位置の映像が、プレビュー画面に表示されます。
トランジション
トランジションは、クリップとクリップのつなぎ目に適用する切り替え効果のことです。
パズルのピース同士を滑らかにつなぐ接着剤のような役割を果たします。場面がパッと切り替わるのではなく、徐々に重なりながら変わるなどの視覚効果を与えます。
エクスポート
エクスポートは、編集した内容を1つの動画ファイルとして書き出す作業です。
新聞部が作成した原稿を印刷機にかけて、全校生徒に配れる状態の新聞に仕上げる工程に似ています。この作業を行うことで、他のパソコンやスマートフォンでも動画が見られるようになります。
画面の形状を表すアスペクト比 は、以下の式で計算されます。
( は画面の横方向の長さ、
は縦方向の長さを表します)
映像の密度と動きを制御する用語
フレームとフレームレート(fps)
動画は静止画の連続で構成されています。この最小単位の静止画をフレームと呼び、1秒間に何枚の画像を表示するかを示す値をフレームレート(fps)と呼びます。
フレームレートの仕組みは、パラパラ漫画に例えることができます。1秒間の動きを表現するために、5枚の絵を使うよりも30枚の絵を使ったほうが、キャラクターの動きが滑らかに見える仕組みと同じです。
動画全体の総フレーム数 f は、以下の計算式で求められます。
f = r * t
上の式において、r はフレームレート(fps)、t は動画の長さ(秒)を表します。例えば、60fpsで10秒間の動画であれば、合計で600枚の静止画が含まれていることになります。
キーフレーム
キーフレームとは、映像のプロパティ(位置、大きさ、不透明度など)が変化する「開始点」と「終了点」を指定する目印のことです。
キーフレームは、旅行の計画表における目的地に例えることができます。出発地と到着地を地図上にピンで固定すれば、その間の経路は自動的に決まるように、開始時の大きさと終了時の大きさを指定すれば、AIがその間の変化を補完してアニメーションを作成してくれます。
画面の構成と処理に関する用語
オーバーレイ(レイヤー)
オーバーレイとは、メインの映像の上に別の映像や画像を重ねることを指します。Filmora 15では、タイムライン上の上下の階層(トラック)を利用してこれを実現します。
これは、学校の授業で使う透明なシート(OHPシート)に例えることができます。背景が描かれたシートの上に、キャラクターが描かれた透明なシートを重ねることで、背景を活かしたままキャラクターだけを動かすことができる仕組みに似ています。
解像度
解像度とは、画面を構成する光の点(ピクセル)の密度のことです。一般的に、1920ピクセル(横)×1080ピクセル(縦)という数値で表されます。
解像度は、刺繍やドット絵の細かさに例えることができます。同じ大きさの布であっても、縫い目の数が多いほど、描かれる模様が鮮明で細かく表現できるようになります。
画面の精細さを表す画素数 P は、以下の式で計算されます。
P = W * H
上の式において、W は横のピクセル数、H は縦のピクセル数を表します。
アイコンについて

アイコンの解説(左から右へ)
- ツールメニュー / モード切替(4つの四角) ワークスペースのレイアウト変更や、メディア・エフェクトなどの主要なメニューを展開・切り替えるためのボタンです。
- 選択ツール(カーソル) タイムライン上のクリップやテキスト、画像などを選択したり、移動させたりするための基本ツールです。
- 元に戻す(左向きの曲がった矢印) 直前に行った操作を取り消し、一つ前の状態に戻します(ショートカット:Ctrl+Z / Cmd+Z)。
- やり直し(右向きの曲がった矢印) 「元に戻す」で取り消した操作を、再度適用します。
- 削除(ゴミ箱) 選択したクリップや要素をタイムラインから削除します。
- 分割(ハサミ) 選択したクリップを再生ヘッド(赤い線)の位置で2つに切り分けます。不要な部分をカットする際によく使います。
- テキスト / タイトル追加(「T」の文字) 動画にテロップやタイトルなどのテキストクリップを追加します。右下の小さな三角は、クリックすると複数のテキストメニューが展開することを示しています。
- 図形 / エレメント追加(四角と丸のアイコン) 図形(シェイプ)やステッカーなどの要素を追加・作成するツールです。
- ペンツール / マスク作成(万年筆のペン先) ※「MOVE」バッジ付き 自由な形を描画したり、動画の一部を切り抜くためのカスタムマスク(ベジェ曲線)を作成するツールです。
- クリップの自動結合 / マグネット機能(矢印で繋ぐアイコン) ※「NEW」バッジ付き クリップ間の隙間を自動で詰めるリップル編集や、クリップ同士をピタッとくっつけるスナップ(マグネット)機能のオン・オフを切り替えます。
- オーディオ / 音楽追加(音符) BGMや効果音などのオーディオクリップを追加・編集するメニューを開きます。
- AI音楽生成(音符に「AI」) 動画の雰囲気や長さに合わせて、AIが自動でオリジナルのBGMを生成してくれる機能です。
- AI Bロール / シーン生成(再生ボタンにタグ) 入力したテキストや動画の文脈に合わせて、AIが自動的に関連する映像(Bロール)や素材を提案・生成する機能です。
- 自動字幕起こし / 音声テキスト化(音声波形と「T」) 動画内の音声をAIが認識し、自動でテロップ(字幕)として書き起こしてくれる機能です。
- AI翻訳(「文」と「A」) テキストや字幕を、別の言語に自動翻訳する機能です。多言語向けの動画制作に役立ちます。
- AIカラー補正 / カラーパレット(パレットに「AI」) 映像の色調をAIが自動で補正したり、特定のクリップの色合いを別のクリップに合わせる(カラーマッチ)ためのツールです。

- AIポートレート/スマートカットアウト (AI Portrait/Smart Cutout): (アイコン: 人の輪郭。上に「Free」ラベル) AIを使用して、動画内の人物を背景から自動的に切り抜きます。グリーンバック不要で背景合成が可能です。Filmora 15では無料で利用できます。
- 自動波形同期 (Auto Waveform Sync): (アイコン: 波形を挟んだ2つの長方形) 複数のオーディオクリップ(例えば、別々のカメラで録音した音声)の波形を分析し、自動的に同期させます。マルチカメラ編集で便利です。
- テキストからオーディオへ (Text to Speech): (アイコン: テキストフレーム内のスピーカー) 入力したテキストをAIが合成した音声に変換します。ナレーションを簡単に作成できます。
- 音声からテキストへ (Speech to Text): (アイコン: マイクとテキストフレーム) 動画内の音声をAIが認識し、自動的に字幕テキストに書き起こします。字幕作成の時間を大幅に短縮できます。
- インスタントリプレイ (Instant Replay): (アイコン: 回転する矢印に囲まれた再生ボタン) 選択したクリップのスローモーションリプレイやリバース(逆再生)エフェクトを、ワンクリックで作成します。
- マスク (Mask): (アイコン: 六角形の図形) 動画クリップの一部を特定の図形で切り抜き、隠したり、他の映像と合成したりします。
- 音声録音 (Record Voiceover): (アイコン: マイク) タイムライン上の特定の場所に、直接ナレーションを録音して追加します。
- オーディオミキサー (Audio Mixer): (アイコン: スライダー付きの4本の縦棒) 各オーディオトラックの音量バランスやパン(左右の定位)を調整するための、詳細なミキサーパネルを開きます。
- キーフレーム (Keyframe): (アイコン: 目のアイコンと矢印が付いた長方形) 映像の位置、スケール、透明度などのパラメータにキーフレームを追加し、時間の経過とともに変化するアニメーションを作成します。目のアイコンは可視性、矢印は移動や変更を示します。
- クリップの拡大/縮小 (Zoom Clip): (アイコン: 両矢印が付いたタイムラインセグメント) 選択した特定のクリップのタイムライン上での表示幅を拡大または縮小し、詳細な編集を行いやすくします。
- クリップのトリミング (Trim Clip): (アイコン: マイナス記号を囲む円) 選択したクリップの開始点または終了点をトリミング(カット)します。
- タイムラインズームスライダー (Timeline Zoom Slider): (アイコン: マイナス、スライダー、プラス) タイムライン全体の表示倍率を調整します。動画全体の構成を確認したり、細かい編集をしたりするために使用します。
- タイムラインクリップビュー (Timeline Clip View): (アイコン: 4つの長方形のグリッド) タイムライン上のクリップの表示形式(サムネイル表示の有無、トラックの高さなど)を切り替えます。
- タイムライン設定 (Timeline Settings): (アイコン: 13の隣にある下向き矢印) タイムラインに関するその他の詳細な設定(スナップ機能、トラック管理など)のメニューを開きます。
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投稿者プロフィール

- 代表取締役
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
学生時代は趣味と実益を兼ねてリゾートバイトにいそしむ。長野県白馬村に始まり、志賀高原でのスキーインストラクター、沖縄石垣島、北海道トマム。高じてオーストラリアのゴールドコーストでツアーガイドなど。現在は野菜作りにはまっている。

