MySQLにHeidiSQLでアクセスする
当社の研修ではMySQLのクライアントツールとして、HeidiSQLを使います。
その理由は、以下の3点です。
- インストールが容易
- メニューが日本語化されている
- コンテキストメニューからほとんどの操作が行える
ここでは、最低限の使い方を解説します。
ちなみに、「HeidiSQL」を私はハイジ・エスキューエルと呼んでいます。
インストール
上記のリンクから最新のインストーラをダウンロードしてからダブルクリックしてください。

質問には全てデフォルトのまま「次へ」をクリックします。
インストールが終了したら起動します。
MySQLデータベースサーバの接続と切断
MySQLデータベースサーバは講師側でセットアップ済みです。
以下の手順でクライアント側のセットアップをお願いします。
1.初めに以下の画面から「新規」ボタンをクリックしてセッションを作成します

2.「セッション名」を例えば皆さんのお名前(例:imai)に変更します。
3.講師が別途伝えた「ホスト名/IP」と「ユーザー」、「パスワード」を入力して「開く」を押せば接続します

接続が成功すると以下のような画面になります。

4.切断するときは上記のアイコンをクリックします。
基本操作
次の4つの基本操作を解説します。
- データベースの作成
- テーブルの作成
- データ入力
- SQL文の発行
ただし、ほとんどの操作はコンテキストメニュー(関連する場所上で右クリック)から操作することができるのですぐに使いこなせるでしょう。
1.データベースの作成
1.左パネルのサーバー接続の Local MySQL を右クリックします。
2.「新規作成」‐「データベース」を選びます。

3.データベース名は 例えば、「Sample1」としておきます。

下の部分にCREATE文のソースコードが表示されています。このようにすべての操作にSQL文が表示されるので良く見ておきましょう。
2.テーブル作成
左パネルに先ほど作成した Sample1 データベースが追加されているので、右クリックからテーブル作成を指定します。

テーブル名を members として、画面中央部の 緑色の追加ボタンをクリックして「データ型」、「長さ/セット」などの項目を順に定義して行きます。

PRIMARY キーに指定するには、カラムを右クリックして「新しいインデックスの作成」‐「PRIMARY」を選びます。

デフォルト値をつけるには「デフォルト」欄を右クリックします。
また、自動連番機能をつけたいカラムには以下のように「AUTO_INCREMENT」を選ぶこともできます。

「保存」ボタンをクリックすれば、テーブルが作成されます。
3.データ入力
次に、テーブルにデータを書き込んでみましょう。
テーブルを選択してから以下のように「データ」タブをクリックして、真ん中の白い部分を右クリックし、「行の追加」をクリックするとデータが入力できるようになります。

4.SQL文の発行
Query タブからは、SQL文を発行できます。
研修では、主としてこのタブを使って演習を進めることになります。
SELECT コマンドを発行してデータを取得してみます。
なお、SQL文の入力中に ctrl space キーを使えば、入力補完も可能です。

SQL文を記述したら、右クリックして「実行」してみてください。
テーブルのデータを取得することが確認出来ました。

エクスポート
研修では、データベースのエクスポートとインポートが必要になることがあります。
まず、エクスポートは、対象のデータベースを選択して、データベースをSQLとしてエクスポートを選択します。

すると以下のようなダイアログボックスが表示されます。

赤枠で囲んだ4つのチェックボックスにチェックを付けると以下のようなファイルが作られますので、場合に応じて使い分けてください。
例えば、データベースもテーブルも全てこのファイルで上書きしてしまいたいときは、上記すべてにチェックを入れる。
データベースもテーブルも既存のものを使い、レコードの追加だけを行いたいときは、上記すべてのチェックを外す。
インポート
メニュー>ファイル>SQLファイルを実行を選びます。

ファイルがインポートできたことを確認して終了です。
以上、MySQLのクライアントツールとして、ハイジ・エスキューエルを使う方法を解説しました。
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投稿者プロフィール

- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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