プログラムの基本「変数」とは?

こんにちは。ゆうせいです。

今日は、プログラミング初心者の方向けに 変数 とは何かを、このJavaプログラムを使って解説します!「変数って聞いたことあるけど、なんだか難しそう…」という方でも安心してください。身近な例えを使って、分かりやすく説明していきますね。

import java.util.Scanner;

public class Yusei {
	public static void main(String[] args) {
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		while (true) {
			System.out.println("input something:");

			String input = scanner.nextLine();

			if (input.equals("bye")) {
				System.out.println("See you!");
				break;
			}

			if (input.contains("趣味")) {
				System.out.println("筋トレです。");
			} else if (input.contains("住")) {
				System.out.println("愛知県名古屋市に住んでいます。");
			} else if (input.contains("家族")) {
				System.out.println("妻一人娘一人です。");
			} else {
				System.out.println("ちょっと何言ってるかわからない。");
			}
		}
		scanner.close();
	}
}

初めてプログラムに触れる方にもわかりやすいよう、噛み砕いて説明していきますね。


変数とは?

簡単に言うと、データを一時的に保存する「入れ物」 です。

例えば、冷蔵庫をイメージしてください。「冷蔵庫にジュースを入れる」と言ったら、冷蔵庫が「変数」、ジュースが「データ」にあたります。冷蔵庫には、ジュースだけでなく、他の食品や飲み物も入れられますよね。同じように、変数にもいろいろなデータを入れることができます。


プログラムでの変数の役割

このプログラムには次の変数が使われています。

Scanner scanner = new Scanner(System.in);
String input = scanner.nextLine();

1. Scanner scanner

これは、ユーザーが入力したデータを読み取るための「道具」を格納する変数です。このプログラムでは、キーボードからの入力を扱うために Scanner クラスを使っています。この scanner という名前の変数は、「どの道具を使うか」をプログラムに覚えさせる役割を持っています。

2. String input

これは、ユーザーが入力した文字列を一時的に保存する変数です。input という名前を付けることで、「これはユーザーの入力を保存するための入れ物だ」と分かりやすくしています。


実際に動きを見てみよう!

この部分の動きを一緒に見ていきましょう。

System.out.println("input something:");
String input = scanner.nextLine();

  1. プログラムは「input something:」と表示します。
  2. ユーザーがキーボードで入力します(例:「趣味は?」)。
  3. 入力された文字列(ここでは「趣味は?」)が input 変数に保存されます。

その後、保存された input の内容をチェックして、特定の単語が含まれているかどうかで応答が変わります。


なぜ変数が必要なの?

変数がなかったら、プログラムはユーザーの入力をその場で処理するしかなく、一度きりの作業しかできません。しかし、変数を使えば次のようなことができます。

  • ユーザーの入力を「覚える」ことができる。
  • データを何度も使い回すことができる。
  • プログラムを効率的に、そして柔軟に動かすことができる。

例え話

変数は、ノートにメモを取るのに似ています。例えば、友達の電話番号を覚えるときに、紙に書いておけば後で見返せますよね。同じように、プログラムも変数にデータを保存して、必要なときに取り出して使っています。


変数のメリットとデメリット

メリットデメリット
データを再利用できる適切に管理しないと混乱する
プログラムの可読性が上がるメモリを消費する場合がある
動的な処理が可能になる間違った値が入るとエラーになることも

プログラムをさらに改良するには?

このプログラムに新しい変数を追加して、たとえば「年齢」や「職業」にも応答するようにできます。こうすることで、もっと賢いプログラムを作れるようになります!


まとめ

変数はプログラムの中でデータを扱うために欠かせない仕組みです。このプログラムのように、ユーザーが入力したデータを一時的に保存し、それを元に処理を進めるのが基本的な使い方です。

もし変数の扱いがイメージできてきたら、次のステップとして「データ型」について学んでみましょう!変数には「整数用」「文字列用」などの種類があるので、それを知ることでプログラミングがもっと楽しくなりますよ。

ぜひチャレンジしてみてください!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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