ファシリテーションに関する用語集300
ファシリテーションに関連する300の用語集を日本語と英語を併記し、アルファベット順に並べて解説します。
A
- Active Listening (積極的傾聴): 積極的傾聴 - 話し手に対して完全に集中し、言葉だけでなく、感情や意図も理解しようとするリスニング技術です。
- Agenda (アジェンダ): アジェンダ - 会議やワークショップの進行を計画するためのスケジュールや項目のリストです。
- Affinity Diagram (親和図): 親和図 - アイデアや意見をグループにまとめ、テーマごとに整理するための視覚的な手法です。
- Alignment (アラインメント): アラインメント - グループや組織が共通の目標や価値観に沿って一貫して行動することです。
- Appreciative Inquiry (肯定的探求): 肯定的探求 - 組織の強みや成功に焦点を当て、それを基盤にして未来を構築するアプローチです。
B
- Backcasting (バックキャスティング): バックキャスティング - 望ましい未来から逆算して、現在何をすべきかを考える計画手法です。
- Brainstorming (ブレインストーミング): ブレインストーミング - グループ内で自由にアイデアを出し合い、発想を広げる創造的手法です。
- Breakout Session (ブレイクアウトセッション): ブレイクアウトセッション - 大規模な会議やワークショップを小グループに分けて、特定のテーマについて議論するセッションです。
- Buy-in (バイイン): バイイン - グループメンバーや関係者が決定や計画に対して合意し、支持することです。
C
- Consensus (コンセンサス): コンセンサス - グループ全員が合意し、支持することを意味する意思決定方法です。
- Conflict Resolution (コンフリクト解決): コンフリクト解決 - グループ内で発生する対立や争いを建設的に解決するプロセスです。
- Creativity (創造性): 創造性 - 新しいアイデアや解決策を生み出す能力で、ファシリテーションにおいて重要な要素です。
- Critical Thinking (批判的思考): 批判的思考 - 主張や意見を評価し、論理的な判断を下すための思考プロセスです。
- Cross-functional Team (クロスファンクショナルチーム): クロスファンクショナルチーム - 異なる専門分野や部門から集まったメンバーで構成されるチームです。
D
- Decision-making Process (意思決定プロセス): 意思決定プロセス - グループが最終的な結論や解決策を導き出すために使用する手順です。
- De-escalation (デエスカレーション): デエスカレーション - 緊張や対立を和らげるためのテクニックです。
- Divergent Thinking (発散的思考): 発散的思考 - 問題に対して多様な解決策を模索し、広い視野で考える思考プロセスです。
- Dot Voting (ドット投票): ドット投票 - 参加者が複数の選択肢にドットシールを貼って投票し、優先順位を決める手法です。
E
- Empathy (共感): 共感 - 他者の感情や視点を理解し、共感を示す能力で、ファシリテーターにとって重要なスキルです。
- Engagement (エンゲージメント): エンゲージメント - 参加者が活動や議論に積極的に参加し、関与する状態です。
- Evaluation (評価): 評価 - 会議やワークショップの成果やプロセスを評価し、改善点を特定するプロセスです。
- Experiential Learning (経験学習): 経験学習 - 参加者が実際の体験を通じて学びを深める教育手法です。
F
- Facilitation (ファシリテーション): ファシリテーション - グループが効果的に議論や活動を進め、目標を達成するのを支援するプロセスです。
- Feedback (フィードバック): フィードバック - 参加者やグループが改善するために提供される意見やコメントです。
- Focus Group (フォーカスグループ): フォーカスグループ - 特定のテーマに対して集中的に意見を収集するための小規模なグループです。
- Forming, Storming, Norming, Performing (形成、混乱、規範化、遂行): 形成、混乱、規範化、遂行 - グループが発展する過程を説明するモデルで、各段階で異なるファシリテーションが求められます。
G
- Group Dynamics (グループダイナミクス): グループダイナミクス - グループ内での相互作用や関係性の変化を指し、ファシリテーターが注意を払うべき要素です。
- Ground Rules (基本ルール): 基本ルール - グループ活動を円滑に進めるために設定する共通の約束事です。
H
- Heuristics (ヒューリスティクス): ヒューリスティクス - 問題解決や意思決定を行う際に、迅速に判断するための経験則や簡略化されたルールです。
- Hot Buttons (ホットボタン): ホットボタン - 参加者が強い感情を抱くトピックや問題を指し、慎重に扱う必要があります。
I
- Icebreaker (アイスブレーカー): アイスブレーカー - グループの緊張を和らげ、リラックスした雰囲気を作り出すための活動やゲームです。
- Ideation (アイデーション): アイデーション - 創造的なアイデアを生成するプロセスで、ブレインストーミングなどの手法を含みます。
- Inclusion (インクルージョン): インクルージョン - すべての参加者が平等に参加し、意見を表明できる環境を作ることです。
- Intervention (介入): 介入 - ファシリテーターがグループの進行や動きに影響を与えるために行う行動です。
J
- Joint Decision Making (共同意思決定): 共同意思決定 - グループ全員が協力して、合意に基づく意思決定を行うプロセスです。
- Journey Mapping (ジャーニーマッピング): ジャーニーマッピング - 顧客やユーザーの経験を視覚的にマッピングし、改善点を特定する手法です。
K
- Knowledge Sharing (知識共有): 知識共有 - グループ内で知識や情報を共有し、全員の理解を深めるプロセスです。
- KPI (重要業績評価指標): Key Performance Indicator - グループやプロジェクトの成功を測定するための具体的な指標です。
L
- Leadership (リーダーシップ): リーダーシップ - グループを導き、目標達成に向けて影響を与える能力です。
- Listening Circle (リスニングサークル): リスニングサークル - 参加者が順番に話し、全員が平等に意見を表明できる場を提供する手法です。
M
- Mediation (調停): 調停 - 第三者が介入し、対立する当事者間の合意形成を支援するプロセスです。
- Mind Mapping (マインドマッピング): マインドマッピング - アイデアや情報を視覚的に整理するための図解技法です。
- Motivation (モチベーション): モチベーション - 参加者が目標に向かって努力するための内的な動機付けです。
N
- Nominal Group Technique (名義グループ技法): 名義グループ技法 - グループが個別にアイデアを生成し、その後に共有して合意を形成するプロセスです。
- Nonverbal Communication (非言語コミュニケーション): 非言語コミュニケーション - 言葉以外の手段(身振り、表情など)を用いて意思を伝えることです。
- Norms (規範): 規範 - グループ内で期待される行動や態度を示す基準です。
O
- Open-ended Questions (オープンエンドクエスチョン): オープンエンドクエスチョン - 複数の回答が可能で、自由な意見表明を促す質問です。
- Outcome (アウトカム): アウトカム - 会議やワークショップの最終的な成果や結果を指します。
- Overlapping Dialogue (重複対話): 重複対話 - 複数の参加者が同時に話す状況で、ファシリテーターが適切に進行を調整する必要があります。
P
- Paraphrasing (パラフレーズ): パラフレーズ - 他者の発言を再構築して確認し、理解を深めるための手法です。
- Parking Lot (パーキングロット): パーキングロット - 主要な議題から外れる話題やアイデアを一時的に保留するためのメモスペースです。
- Problem Solving (問題解決): 問題解決 - グループが直面する課題を解決するためのプロセスや方法論です。
- Process Facilitation (プロセスファシリテーション): プロセスファシリテーション - グループが特定の目標を達成するためのプロセスを導くファシリテーション手法です。
Q
- Questioning Techniques (質問技法): 質問技法 - 参加者の思考や議論を促進するために使用される質問の方法です。
- Quiet Time (クワイエットタイム): クワイエットタイム - 参加者が静かに考えたり、メモを取るための時間を設ける手法です。
R
- Rapport (ラポール): ラポール - 信頼関係や親近感を築くための心理的なつながりです。
- Reflection (振り返り): 振り返り - グループや個人が過去の経験を振り返り、学びを深めるプロセスです。
- Role Play (ロールプレイ): ロールプレイ - 参加者が特定の役割を演じることで、新しい視点を得たり、問題解決のスキルを高める手法です。
S
- Scope Creep (スコープクリープ): スコープクリープ - プロジェクトの範囲が計画外に拡大し、目的達成が難しくなる状況です。
- Silent Brainstorming (サイレントブレインストーミング): サイレントブレインストーミング - 参加者が静かに、個別にアイデアを生成する手法です。
- Situational Awareness (状況認識): 状況認識 - グループや会議の進行状況や雰囲気を把握し、適切に対応する能力です。
- Stakeholder Analysis (ステークホルダー分析): ステークホルダー分析 - プロジェクトに関わる利害関係者を特定し、その影響力や関心を分析するプロセスです。
- Summarizing (要約): 要約 - 参加者の発言や議論の内容を簡潔にまとめる技術です。
- Synergy (シナジー): シナジー - グループメンバーが協力し合うことで、個々の能力を超えた成果を生み出すことです。
T
- Team Building (チームビルディング): チームビルディング - グループの結束を強化し、協力的な関係を築くための活動です。
- Time Management (時間管理): 時間管理 - 会議やワークショップの進行中に、時間を効率的に管理するスキルです。
- Trust Building (信頼構築): 信頼構築 - グループ内での信頼関係を育むための活動やアプローチです。
- Turn-taking (ターンテイキング): ターンテイキング - 参加者が順番に発言することを促進し、議論をスムーズに進行させる技法です。
U
- Unconscious Bias (無意識のバイアス): 無意識のバイアス - 個人が無意識に持つ偏見や先入観で、ファシリテーションにおいても影響を与える可能性があります。
- Under-promise, Over-deliver (控えめな約束、過剰な実行): 控えめな約束、過剰な実行 - 期待を超える成果を提供するためのアプローチで、信頼を高める効果があります。
V
- Value Stream Mapping (バリューストリームマッピング): バリューストリームマッピング - プロセス内の価値を可視化し、効率化や改善点を特定する手法です。
- Visioning (ビジョニング): ビジョニング - 望ましい未来の状態を描き出し、それに向けた計画を立てるプロセスです。
W
- Workshop (ワークショップ): ワークショップ - 特定のテーマや問題に対して、参加者が共同で取り組む短期的な集中セッションです。
- World Café (ワールドカフェ): ワールドカフェ - 参加者が複数のテーブルに分かれて議論し、その結果を全体で共有する対話型のファシリテーション手法です。
X
- X-Factor (Xファクター): Xファクター - グループの成功において予測できないが重要な要素を指します。
Y
- Yes-and Technique (イエスアンド技法): イエスアンド技法 - 参加者の意見を受け入れつつ、自分の意見を追加していく手法で、創造的な議論を促進します。
Z
- Zero-sum Thinking (ゼロサム思考): ゼロサム思考 - 一方が得をすると他方が損をするという競争的な思考パターンで、ファシリテーションでは避けるべき考え方です。
セイ・コンサルティング・グループのファシリテーション研修
投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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