分詞構文

こんにちは。ゆうせいです。
今日は「分詞構文」についてお話しします!英語の文法の中でも、文章をコンパクトにしたり、流れるような表現をするのに役立つのが分詞構文です。少し難しそうに思うかもしれませんが、ポイントを押さえるととても便利ですよ。一緒に分かりやすく学んでいきましょう!


分詞構文とは?

分詞構文は、主に2つの文を1つにまとめるときに使われる文法です。動詞を現在分詞(動詞の原形 + -ing)や過去分詞に変えることで、接続詞や主語を省略して簡潔な表現ができます。

例えば:

  • She walked out of the room, and she smiled.
    (彼女は部屋から出て行き、微笑んだ。)
    Walking out of the room, she smiled.
    (部屋から出て行きながら、彼女は微笑んだ。)

分詞構文の作り方

分詞構文の作り方は基本的に以下の手順です:

  1. 2つの文を見つける。
  2. 主語が同じ場合、1つ目の主語を省略する。
  3. 動詞を現在分詞(または過去分詞)に変える。

分詞構文の使い方

1. 時間を表すとき

分詞構文は、2つの出来事が同時に起こることや、順番に起こることを表すときに使われます。

例文

  • Hearing the news, she cried.
    (その知らせを聞いて、彼女は泣いた。)
    → 主語「she」が同じなので、分詞構文にすると簡潔です。
  • Finishing his homework, he went to bed.
    (宿題を終えてから、彼は寝た。)

2. 理由を表すとき

分詞構文を使うと、「~なので」という理由を簡潔に説明できます。

例文

  • Being tired, she went to bed early.
    (疲れていたので、彼女は早く寝た。)
  • Not knowing the answer, I didn’t say anything.
    (答えを知らなかったので、私は何も言わなかった。)

3. 条件を表すとき

「もし~なら」という条件を分詞構文で表現することもできます。

例文

  • Turning left, you will find the library.
    (左に曲がれば、図書館があります。)
  • Being well-prepared, you can pass the exam.
    (準備が万全なら、試験に合格できます。)

4. 結果を表すとき

「~して、結果的に~」という表現を作るときにも使います。

例文

  • He slipped, breaking his leg.
    (彼は滑って、足を折った。)
  • The storm destroyed the house, leaving them homeless.
    (嵐が家を破壊し、彼らを家なしにした。)

5. 付帯状況を表すとき

「~しながら」や「~して」という意味を持つこともあります。

例文

  • She sat on the sofa, reading a book.
    (彼女はソファに座り、本を読んでいた。)
  • He stood there, looking confused.
    (彼はそこに立っていて、困惑した様子だった。)

分詞構文の否定形

否定形を作る場合は、分詞の前にnotを付けます。

例文

  • Not knowing what to do, he asked for help.
    (何をすべきかわからなかったので、彼は助けを求めた。)
  • Not wanting to be late, she left early.
    (遅刻したくなかったので、彼女は早く出発した。)

分詞構文と時制

分詞構文の時制は、分詞の形によって異なります。

現在分詞(動詞 + ing)

分詞構文の動作が主節と同時またはそれに近い時間で起こるときに使います。

  • Walking to school, he met his friend.
    (学校に歩いて行く途中で、彼は友達に会った。)

完了分詞(having + 過去分詞)

分詞構文の動作が主節より前に起こったことを表します。

  • Having finished dinner, they watched TV.
    (夕食を終えた後、彼らはテレビを見た。)

分詞構文の注意点

1. 主語が一致していること

分詞構文の主語は、主節の主語と同じでなければなりません。そうでないと、文法的におかしくなります。

間違った例

  • Walking in the park, a dog barked.
    (犬が公園を歩いていた?)
    → 主語が「私」や「彼」であるべき。

正しい例

  • Walking in the park, I saw a dog.
    (公園を歩いているときに、犬を見た。)

分詞構文を整理した表

用法例文意味
時間Hearing the news, she cried.その知らせを聞いて、彼女は泣いた。
理由Being tired, she went to bed early.疲れていたので、彼女は早く寝た。
条件Turning left, you will find the library.左に曲がれば、図書館があります。
結果He slipped, breaking his leg.彼は滑って、足を折った。
付帯状況She sat on the sofa, reading a book.彼女はソファに座り、本を読んでいた。

分詞構文を覚えるコツ

  1. 2つの文を見つける練習をする
  • 例えば、「私は疲れていた。それで早く寝た。」を分詞構文に直す練習を繰り返しましょう。
  1. 動詞の形に注目する
  • 主節との時制を意識して、現在分詞や完了分詞を正しく選びます。
  1. 短い文章から始める
  • 短い例文を使って、分詞構文を作る感覚を身につけるのがおすすめです。

いかがでしたか?分詞構文を使いこなせると、文章がぐっと洗練されて見えます!次はぜひ、自分で分詞構文を使った文章を作ってみてくださいね。どんな表現ができるか楽しみです!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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