Java開発が捗る!新人エンジニアにおすすめのEclipseショートカットキー&コンテンツアシスト10選

こんにちは。ゆうせいです。

今回は「新人エンジニアがEclipseでJava開発を始めたときに知っておくと便利なショートカットキーとコンテンツアシスト(コード補完)」を紹介します。

Eclipse(エクリプス)はJavaの統合開発環境(IDE)の中でも特に多くの現場で使われているツールです。ただ、はじめて使うときは「どこに何があるの?」と戸惑うかもしれませんね。

でもご安心を。今回は特に「よく使う」「覚えると開発スピードが爆上がりする」ショートカットとコンテンツアシストを厳選しました。

さあ、一緒に開発効率をぐんとアップさせていきましょう!


Eclipseでおすすめのショートカットキー10選

第1位:Ctrl + Shift + F — コード整形

これは「フォーマット(整形)」のショートカットです。

たとえば、バラバラに書かれたコードもこのショートカットを押すだけでキレイに揃います。

例:

public class HelloWorld{public static void main(String[]args){System.out.println("Hello");}}

これを Ctrl + Shift + F で整形すると…

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello");
    }
}

きれいですよね?可読性が上がるだけでなく、チームでの開発にも必須の操作です。


第2位:Ctrl + F11 — プログラム実行

今書いているJavaのコードをすぐに実行できます。毎回「右クリック → Run As → Java Application」なんてやっていたら、すぐに時間が溶けます。

ゲームで言えば「スタートボタンを押す」ようなものですね。


第3位:Ctrl + Shift + O — importの自動整理

使っていないimport文を削除したり、必要なクラスを自動でimportしてくれます。

import java.util.ArrayList;
import java.util.HashMap;

など、自分で書かなくてもEclipseがいい感じに補ってくれるのでとても便利です。


第4位:Alt + Shift + R — 名前の一括変更(リファクタリング)

変数名やメソッド名を変更するときに、すべて手で書き換えていませんか?

このショートカットを使えば、すべての該当箇所が一括で変更されます。


第5位:Ctrl + 1 — クイックフィックス

エラーが出たときに Ctrl + 1 を押すと、修正候補を表示してくれます。たとえば、変数が未定義なら「変数を定義する」などの選択肢が出ます。

まるでEclipseが先生のように「こうすればいいよ」と教えてくれる感覚です。


第6位:Ctrl + Space — コンテンツアシストを呼び出す

入力途中のコードを自動補完してくれます(後述の「コンテンツアシスト10選」と組み合わせて使うと最強です)。


第7位:Ctrl + Shift + L — ショートカット一覧を表示

「あれ?このショートカット何だっけ?」と思ったときに大活躍。すべてのショートカットの一覧を表示できます。


第8位:F3 — 定義へジャンプ

あるメソッドやクラス名の上で F3 を押すと、その定義されている場所にジャンプできます。まるで本の目次をクリックしてそのページに飛ぶような感覚です。


第9位:F4 — 継承関係(クラス階層)を見る

クラスやメソッドの親子関係をツリー形式で確認できます。オブジェクト指向を学び始めたばかりの人にとって非常に助かる機能です。


第10位:Ctrl + Shift + T — クラスを検索して開く

プロジェクトが大きくなるとファイル数も膨大になります。目的のクラスを探すのは一苦労。このショートカットを使えばクラス名を入力するだけで瞬時に開けます。


Eclipseで使えるコンテンツアシスト10選

コンテンツアシストとは、簡単に言えば「コードの予測変換」です。入力途中の文字を元にEclipseが候補を出してくれます。

たとえば、sout と打つと System.out.println() に変換してくれます。

第1位:mainpublic static void main(String[] args)

Javaアプリケーションのエントリーポイント。最初に必ず書くことになるコードです。

補完で書けば、タイプ量が大幅に減らせます。


第2位:sysoSystem.out.println()

これは標準出力(コンソール出力)を使うときの定番です。

入力:

syso

変換後:

System.out.println();

よく使うので覚えておくと便利!


第3位:foreach → 拡張for文(Enhanced for loop)

配列やコレクションをループ処理するときに使います。

for (String item : list) {
    System.out.println(item);
}

これも foreach と打つだけでスニペットとして補完されます。


第4位:for → 通常のforループ

for (int i = 0; i < array.length; i++) {
    // 処理
}

配列処理などで頻繁に使われます。


第5位:if → if文テンプレート

if (condition) {
    // 処理
}

条件分岐のときにサッと書けます。


第6位:while → whileループテンプレート

while (condition) {
    // 処理
}

繰り返し処理に使います。


第7位:try → try-catch構文

例外処理を書くときに重宝します。

try {
    // 処理
} catch (Exception e) {
    e.printStackTrace();
}


第8位:switch → switch文テンプレート

switch (value) {
    case 1:
        break;
    default:
        break;
}

選択肢が多い条件分岐のときに便利です。


第9位:psvm → mainメソッドの略(mainと同様)

補完候補として psvm でも main と同じコードを出せます。mainより早く打てる人もいます。


第10位:sysout → sysoと同じく System.out.println()

こちらも syso と同じ役割ですが、打ちやすさで好みが分かれます。


まとめと今後の学習の指針

Eclipseのショートカットやコンテンツアシストは、うまく使うことで開発効率が2倍にも3倍にもなる強力な武器です。

最初は覚えるのが大変かもしれませんが、「1日1個」でも習得していけば確実に成長します

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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