Eclipseの自動インポート機能で開発を効率化！初心者向けに徹底解説
山崎講師
こんにちは。ゆうせいです。
Java開発でEclipseを使っていると、「型が見つかりません」や「インポートが足りません」というエラーに出くわすことがありますよね。でも大丈夫、Eclipseには自動インポート機能があるんです！
今回は、この便利な自動インポート機能について、やさしく解説していきます。
自動インポート機能とは？
自動インポート（Auto Import）機能は、コード内で使ったクラスやインターフェースに対して、必要なimport文を自動で追加してくれる機能です。
たとえば、List<String>と書いたときに、
import java.util.List;
が足りていなければ、自動で追加してくれるわけですね。
自動インポートの使い方
その1：ショートカットで即追加
- ショートカットキー：
Ctrl + Shift + O - 何が起きる？：
- 未インポートのクラスが自動で補完されます
- 使っていないimport文も同時に削除されます！
まるで掃除ロボットが、必要なものだけを並べて、不要なゴミを自動で片づけてくれるような感覚です。
その2：コード補完時に自動候補から選択
- 例：
ArrayListと途中まで入力すると、java.util.ArrayListが補完候補に出てきます - EnterやTabで選択すれば、import文も自動で追加されます
その3：オプションで「完全自動化」
自動インポートをもっとスマートにしたい場合、設定から変更が可能です。
h4: 手順：
- メニューから「ウィンドウ」→「設定（Preferences）」
- 「Java」→「エディター」→「コンテンツ・アシスト」→「自動インポート」
- 「提案が1つしかないときは自動インポート」などをONに
この設定をしておけば、入力するだけで勝手にimport文が入るようになります！
自動インポートのメリットと注意点
| 項目 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 時間短縮 | 手入力不要で作業が速くなる | 同名クラスが複数ある場合に迷うことがある |
| コード整理 | 使ってないimportも削除できる | 自動削除が意図しない場合もある |
| 精度 | 補完候補から正確に選べる | 間違ったクラスを選ばないよう注意 |
よくあるケースと対処法
同名クラスが複数出る場合
例：Date と書くと、
java.util.Datejava.sql.Date
が出てくる。どちらを使うかは用途次第なので、自分で正しい方を選択しましょう。
これは「佐藤さん」という同姓の人が2人いたら、どっちの佐藤さんかを見極めるようなものですね。
今後の学習のすすめ方
Ctrl + Shift + Oを習慣に
毎回手動でimportを書かずに、ショートカットで済ませましょう！- コード補完と合わせて使う
Eclipseのコード補完機能（Ctrl + Space）と一緒に使うとさらに効率アップ！ - 設定を自分好みにチューニング
「自動でやってほしい」「候補は見たい」など、自分に合った自動化レベルに調整して使っていきましょう。
自動インポートは、小さな機能に見えて日々の開発を何倍もラクにする力があります。最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、すぐに手放せなくなりますよ！
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投稿者プロフィール
- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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