新人エンジニア向け!Docker基本コマンドの使い方と解説


こんにちは。ゆうせいです。

Dockerを使い始めたばかりの頃は、コマンドがたくさんあって「どれが何をするのか」迷いますよね。
今回は、よく使うDockerコマンドを新人エンジニアでもすぐ使えるように、意味と使いどころをセットで解説します。


1. コンテナの起動と操作系コマンド

docker run

  • 意味:イメージから新しいコンテナを作って起動するコマンド。
  • docker run -it ubuntu bash → Ubuntu環境のコンテナを起動して、bashシェルに入る。
  • ポイント-it は対話型モード、--rm をつけると終了時に自動削除。

docker ps

  • 意味:今動いているコンテナを一覧表示する。ps は Process Status の略です。
  • docker ps
  • ポイント:よく使うので、ほぼ毎日見ることになります。

docker ps -a

  • 意味:停止中のコンテナも含め、すべて一覧表示する。
  • docker ps -a
  • ポイント:過去に作ったコンテナの履歴を見たいときに使う。

docker stop [コンテナID]

  • 意味:実行中のコンテナを止める。
  • docker stop my_app
  • ポイント:コンテナIDはdocker psで確認。

docker start [コンテナID]

  • 意味:停止中のコンテナを再度起動する。
  • docker start my_app
  • ポイントrunは新規作成、startは再利用。

docker restart [コンテナID]

  • 意味:コンテナを再起動する。
  • docker restart my_app
  • ポイント:設定変更後の反映に便利。

2. コンテナやイメージの削除

docker rm [コンテナID]

  • 意味:停止中のコンテナを削除する。rm は remove の略です。
  • docker rm my_app
  • ポイント:動いているコンテナは削除できない(まずstop)。

docker rmi [イメージID]

  • 意味:イメージを削除する。
  • docker rmi ubuntu:latest
  • ポイント:そのイメージを使っているコンテナがある場合は削除不可。

3. イメージ操作

docker images

  • 意味:ローカルにあるイメージ一覧を表示する。

docker pull [イメージ名]

  • 意味:Docker Hubからイメージを取得する。
  • docker pull ubuntu

docker push [イメージ名]

  • 意味:自分のイメージをDocker Hubなどにアップロードする。

docker build -t [名前] .

  • 意味:Dockerfileから新しいイメージを作成する。
  • docker build -t my_app .
  • ポイント:最後の「.」はカレントディレクトリを意味する。

4. 実行中コンテナへのアクセスやログ

docker exec -it [コンテナID] bash

  • 意味:実行中のコンテナに入り、コマンドを打てるようにする。

docker logs [コンテナID]

  • 意味:コンテナの標準出力ログを表示する。
  • ポイント:エラー調査に必須。

5. 複数コンテナの管理(Docker Compose)

docker-compose up -d

  • 意味docker-compose.ymlの設定通りに複数コンテナを起動。
  • ポイント-dでバックグラウンド実行。

docker-compose down

  • 意味docker-composeで起動したコンテナをまとめて停止・削除。

まとめ

Dockerのコマンドは多いですが、まずはdocker rundocker psdocker stopdocker rmdocker buildの5つを押さえるのがおすすめです。
慣れてきたらdocker execdocker-composeを使いこなすと、チーム開発でも即戦力になれます。


今後はこのコマンドをショートカット的に使えるレベルまで繰り返し練習すると、開発スピードが格段に上がります!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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