社外研修でITエンジニアの成長を促そう!メリット4つ&デメリット3つを解説
IT企業で人材育成担当者をしている方は、
「社外研修でITエンジニアの成長を促すにはどのようにすれば良いのだろうか」
「社外研修にはどのようなメリットとデメリットがあるのだろうか」
と気になりませんか。
社外研修を活用することによって、ITエンジニアの能力を伸ばすことができ、また、自社以外の人材と交流することによって社員の見識が拡がるというメリットがあります。
一方で、デメリットとしてはコスト面や、自社に合った研修先を見つけることが難しいことが挙げられます。
この記事を読めば、社外研修のメリットとデメリットについて理解することができ、自社に合った社会研修先を探すことができます。
社外研修を検討している方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。
社外研修とは何を指すのか
社外研修とは、ITエンジニアにとって、外部の教育機関やトレーニングプログラムに参加することを指します。
通常、IT企業や組織内では、社内研修や内部トレーニングが提供されますが、社外研修はそれらとは異なります。
社外研修は、ITエンジニアが専門的なスキルや知識を高め、キャリアを発展させるための有効な手段です。
具体的には、新しい技術やトレンドの学習、認定資格の取得、特定の領域での専門知識の習得などが含まれます。
社外研修のメリット
社外研修のメリットは、以下の通りです。
- 社外のノウハウを手に入れることができる
- 社員の能力をピンポイントでアップすることが可能
- 準備などをする必要性がない
- 社員の見識を広くすることができる
それぞれについて解説します。
社外のノウハウを手に入れることができる
社外研修に参加することで、社外のノウハウを手に入れるメリットがあります。
なぜなら、外部の教育機関やトレーニングプログラムは、幅広い業界や組織の経験と専門知識を持つ講師やトレーナーによって提供されるからです。
たとえば、社外研修においては専門知識の習得をすることが可能です。
社外研修は、エンジニアにとって新しい技術やツール、フレームワークについて学ぶ機会を提供します。
外部の専門家から直接教えを受けることで、最新のトレンドや業界のベストプラクティスについて深く理解することができます。
また、社外研修では、実際のプロジェクトや演習を通じてスキルを磨く機会があります。実践的な演習やプロジェクトを通じて、理論を実際の業務にどう応用するかを学ぶことができます。
社員の能力をピンポイントでアップすることが可能
社外研修には、社員の能力を的確に向上させるメリットがあります。
なぜなら、社外研修は専門的なトピックに焦点を当てることができるからです。
社外研修では、特定のトピックやスキルに集中して学ぶことができます。
組織内の研修では幅広いトピックをカバーする必要がある場合もありますが、社外研修では社員のニーズに合わせて的確に学ぶことができます。
これにより、社員は自身が強化したいスキルや知識に集中し、効果的に成長することができます。
準備などをする必要性がない
社外研修のメリットは、企業側が会場設営などの準備をする必要がないという点があります。
なぜなら、社外研修は外部の教育機関やトレーニングプログラムが主催し、準備や運営を担当するためです。
たとえば、社外研修では、企業側が会場の手配や設備の準備、飲食物の提供などの負担が軽減されます。
これにより、人材やリソースをより戦略的な活動に集中させることができます。
また、外部の教育機関やトレーニングプログラムは、専門的な研修環境と設備を整えています。
会場や教室、実習環境などが整備されており、最新の技術やツールを利用するための環境が整っています。
企業側がそれを用意する必要がないため、最新の設備や環境で効果的な学習ができます。
社員の見識を広くすることができる
社外研修のメリットは、社員の見識を広げることができるという点にあります。
なぜなら、社外研修では、他の組織や業界からの参加者との交流があるためです。
たとえば、異なるバックグラウンドや経験を持つ他の参加者とのディスカッションやグループワークを通じて、新たな視点やアイデアを得ることができます。
これにより、社員は自身の業務や問題解決に対してよりクリエイティブなアプローチを見つけることができます。
また、社外研修は、異業種の参加者との交流やネットワーキングの機会を提供します。他の業界や組織の人々とのつながりを築くことで、社員は幅広い視野を持ち、業界全体のトレンドや動向についての理解を深めることができます。
社外研修をおこなうデメリットは?
社外研修を行うデメリットとして、以下のデメリットがあります。
- コストが発生する
- 自社にマッチした研修先を探すことが難しい
- 時間や場所などに制約が出てしまう
それぞれについて解説します。
コストが発生する
社外研修を行うデメリットとして、コストが発生するという点が挙げられます。
なぜなら、社外研修に参加するためには参加費用が必要となるからです。
外部の教育機関やトレーニングプログラムによって料金が設定され、企業はそれを負担しなければなりません。
特に高品質な研修や専門的なプログラムでは、高額な参加費用がかかる場合があります。
また、社外研修に参加するためには、場所が遠くにある場合には交通費や宿泊費も発生します。
参加者は自身の移動手段や宿泊施設を手配し、その費用を負担する必要があります。特に海外や遠隔地での研修の場合、費用が高額になることがあります。
自社にマッチした研修先を探すことが難しい
社外研修を行うデメリットは、自社にマッチした研修先を見つけることが難しいという点にあります。
なぜなら、自社の目的やニーズに合った研修プログラムを見つけることは簡単ではないからです。
企業は自社の戦略や業務上の課題に基づいて研修を選択したいと考えることが一般的ですが、市場にはさまざまな研修プロバイダーが存在し、それぞれが異なる内容やフォーカスを持っています。
自社に最適な研修を見つけるには、多くの選択肢を評価する必要があります。
また、自社に特化したカスタマイズされた研修プログラムを見つけることは、さらに困難です。
一般的な研修プログラムは幅広い参加者を対象としており、一般的なトピックやスキルをカバーしています。
しかし、自社の特定の業界や技術に関連した内容やケーススタディを提供しているプロバイダーを見つけることは、時間と労力がかかる場合があります。
セイ・コンサルティング・グループでは各社に特化した研修プログラムを提供しています。ぜひ、こちらからお問い合わせください。
時間や場所などに制約が出てしまう
社外研修を行う際のデメリットとして、時間や場所に制約があるという点が挙げられます。
なぜなら、社員は事前にスケジュールを調整し、研修期間中に業務を離れる必要があるため、社内の業務やプロジェクトの状況によっては、全ての社員が同時に研修に参加することが難しい場合があるからです。
研修期間が長い場合や複数回にわたる場合、その間の業務の遂行やスケジュールの調整に影響を及ぼす可能性があります。また、社外研修は通常、外部の場所で行われます。
参加者は研修会場まで移動する必要があり、そのためには交通手段や所要時間を考慮する必要があります。
場所が遠い場合やアクセスが困難な場所で研修が行われる場合、参加者の移動に時間や費用がかかることがあります。また、研修会場の設備や環境が自社のニーズや要件に合わない場合もあります。
社外研修を企業が行うべき理由
社外研修を企業が行うべき理由として、以下の理由があります。
- リテンション施策として活用できる
- 社内のリソースを使わずに済む
- リスキリングに活用することが可能
それぞれについて解説します。
リテンション施策として活用できる
社外研修を企業が行うべき理由として、リテンション対策になるという理由があります。
なぜなら、社外研修は社員のスキルや知識の向上に貢献するからです。
組織が社員に成長の機会を提供することは、彼らが自身のキャリアを発展させ、専門知識を磨くための重要な要素です。
社外研修は新たなスキルや専門知識の習得に役立ち、社員が自己成長を達成する機会を提供します。
社外研修を行うことで離職率が下がり、リテンション対策になるということです。
社内のリソースを使わずに済む
企業が社外研修を行うべき理由は、社内のリソースを節約できる点にあります。
なぜなら、社外研修では、外部のプロバイダーが教材や資料を提供してくれます。
そのため、自社内で研修教材や資料を作成する必要がなくなります。
外部のプロバイダーは既に優れた教材を用意しているため、リソースと時間を節約することができます。
また、社内研修のように自社の社員の労働時間を削る必要もありません。これにより、時間が大幅いに節約できるのです。
リスキリングに活用することが可能
社外研修は、最新のリスキリングのトレンドに合わせて活用できる素晴らしい手段です。
なぜなら、社外研修は、従業員が短期間でスキルを習得し、実践に活かすことができるからです。
研修プログラムは通常、効率的かつ集中的な学習体験を提供し、従業員が即座に新しいスキルを組織内で活用することができるのです。
リスキリングのプロセスを迅速かつ効果的に進めるために、社外研修は非常に有用なツールとなります。
社外研修先を選ぶ重要ポイント
社外研修先を選ぶ重要ポイントは、以下の通りです。
- 自社の方向性とマッチングしているかどうか
- 専門性が高いかどうか
- 研修のカスタマイズは可能かどうか
それぞれについて解説します。
自社の方向性とマッチングしているかどうか
社外研修先を選ぶ際には、自社の方向性とのマッチングを考慮することが大切です。
なぜなら、自社のビジョンや方針に基づいて、社外研修先のプログラムや内容が目標と一致しているかどうかを確認することが重要だからです。
自社が追求している戦略や成長領域に関連したスキルや知識を研修で獲得することで、社員の能力向上をより効果的に図ることができます。
専門性が高いかどうか
社外研修先を選ぶ際には、専門性の高さを考慮する必要があります。
なぜなら、専門性の高い研修先は、従業員に対して高品質な教育とトレーニングを提供する傾向があるからです。
専門知識やスキルを持つトレーナーや講師からの指導を受けることで、従業員はより深い理解と専門知識を身につけることができます。
高度な専門性を持つ研修先は、従業員の能力向上に効果的な役割を果たします。また、専門性の高い研修先は、業界の最新トレンドや技術に対応したプログラムを提供する傾向があります。
急速に進化する技術環境においては、従業員が最新のスキルを習得することが重要です。
専門性の高い研修先は、最新の情報や実践的なスキルを提供し、従業員が競争力を保ちながら成長することをサポートします。
セイ・コンサルティング・グループでは、ITエンジニアの研修に特化した専門性の高い研修を実施しています。ぜひ、こちらからお問い合わせください。
研修のカスタマイズは可能かどうか
社外研修先を選ぶ際には、研修内容のカスタマイズが可能かどうかを確認しましょう。
なぜなら、自社のニーズや目標に合わせて研修内容をカスタマイズすることで、従業員はより効果的に学ぶことができるからです。
一般的な研修プログラムではカバーしきれない特定のスキルや知識、業務上の課題に対応するためには、カスタマイズされた研修が必要となる場合があります。
研修先がカスタマイズを提供していれば、自社のニーズに合わせた学びの体験を実現することができます。また、カスタマイズされた研修は、従業員が既に持っている知識やスキルを補完するために役立ちます。
一般的な研修プログラムではカバーされない特定の領域や深堀りが必要なトピックに焦点を当てることで、従業員の知識をより幅広く深めることができます。
カスタマイズにより、従業員は個別の学習ニーズに対応するためのより効果的な研修を受けることができます。
セイ・コンサルティング・グループでは、企業ごとにカスタマイズされた研修を提供し、効果の高い研修を提供することが可能です。
自社に合った研修先が見つからないとお悩みの担当者の方こそ、ぜひ、こちらからお問い合わせください。
まとめ
今回は、社外研修のメリットやデメリットについて解説させていただきました。
社外研修には、社員の成長と企業の競争力強化に寄与するさまざまなメリットがあります。
まず、社外研修によって社員は、外部のノウハウや専門知識を取り入れることができます。
これにより、新たなスキルや最新のトレンドに対応する能力が向上し、組織にとっての競争優位性を築くことができます。
また、社外研修は社員の能力をピンポイントで向上させることができ、個別の学習ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
さらに、社外研修によって社員の視野を広げることができ、業界や市場の動向を把握する機会を提供します。
ただし、社外研修にはデメリットも存在します。
まず、研修費用が発生することが挙げられます。企業は研修プログラムや参加者の費用を負担しなければなりません。
また、適切な研修先を見つけることが難しい場合もあります。
自社の方向性やニーズに合った研修先を選ぶためには、評判や実績の調査、カスタマイズの可否などを慎重に検討する必要があります。
自社に適した社外研修を選択し、社員の能力向上に取り組みましょう。