【初心者向け】マネジメントの原則をわかりやすく解説!ドラッカーの考え方から学ぼう


こんにちは。ぶんちゃんです。
今回は「マネジメントの原則」について、はじめて学ぶ方でもわかるように丁寧に解説していきます。

「マネジメントって、管理職だけが知っていればいいんじゃないの?」
と思っている方も多いかもしれません。でも実は、マネジメントの原則は、どんな立場の人にも関係のある重要な考え方なんです。

マネジメントの世界的権威であるピーター・ドラッカーの理論を中心に、実生活やビジネスに役立つ知識を一緒に見ていきましょう!


マネジメントとは何か?

まずは、マネジメントという言葉の意味から押さえておきましょう。

マネジメント=「組織を成果に導くための仕組み」

マネジメントとは、人・時間・資源をうまく活かして、組織としての成果を出すための方法論です。

たとえば、部活動でリーダーがメンバーをまとめて目標に向かって動くのも、立派なマネジメントです。
会社でも、チームをまとめて売上やプロジェクトを達成するのにマネジメントが不可欠です。

つまり、マネジメントは「偉い人がやること」ではなく、「チームで何かを成し遂げたい人」すべてに関係するんですね。


ドラッカーが示したマネジメントの原則とは?

ピーター・ドラッカーは、マネジメントという概念を体系化した人物です。
彼が説いたマネジメントの基本的な原則を紹介します。

原則1:目的によるマネジメント(MBO)

これは「目標による管理」と訳されます。英語では**Management by Objectives(MBO)**といいます。

どんな考え方?

  • 目的を最初に明確にする
  • その目的に向かって行動を組み立てる
  • 達成度を評価する

つまり、「何を達成したいのか?」を明確にし、それに向かって進む管理方法です。

例えて言うなら…

目的のないマネジメントは、地図のない旅のようなものです。
どこに向かうかをはっきりさせてこそ、正しい道が見えてきます。


原則2:人を活かすマネジメント

ドラッカーは「人こそ最大の資源」と語っています。
どれだけ優れた戦略があっても、それを実行するのは人です。

重要なのは「強み」に注目すること

マネジメントでは「弱点を補う」よりも、「強みを活かす」ことが重視されます。

たとえば、絵が上手な人に会計を任せるよりも、デザインを任せた方が成果が出ますよね。
人の適性を見極め、それに合った役割を与えるのが大切です。


原則3:成果への責任

マネジメントは「成果を出すための機能」です。
努力ではなく、結果に責任を持つことが求められます。

「成果」とは何を指す?

これは売上や利益だけではありません。

  • 顧客満足
  • 社員の成長
  • 社会への貢献

こういった要素もすべて「成果」に含まれると考えられています。


マネジメント原則のメリット・デメリット

観点メリットデメリット
目標管理成果に集中できる数値目標に偏りすぎる危険
人材活用チームの力を最大化適材適所の判断が難しい
成果重視明確な評価が可能長期的な視点を見失いやすい

マネジメントの原則はとても有効ですが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
バランスが大事なんですね。


マネジメントの応用:身近な例から学ぶ

学校の文化祭、部活の試合、家族での旅行計画など、実は日常にもマネジメントはたくさん存在しています。

たとえば旅行を計画する場合:

  • 目的:リフレッシュしたい(MBO)
  • 役割分担:兄が運転、妹がスケジュール管理(人材活用)
  • 成果:みんなが楽しかったと感じられた(成果)

こうやって考えると、マネジメントって特別なものじゃないんです!


数式で見るマネジメントの考え方

成果 = 資源 × 効率 × 効果

  • 資源=人・モノ・お金・時間
  • 効率=どれだけムダなくできたか
  • 効果=目的にどれだけ近づいたか

この式は
成果 = 資源 ×(効率)×(効果)
とも書けます。

資源が少なくても、効率と効果が高ければ成果は大きくなります。


今後の学習の指針

今回は「マネジメントの原則」の基本を解説しました。
さらに理解を深めるために、次のステップをおすすめします。

  1. ドラッカーの著作を読んでみましょう(『マネジメント 基本と原則』など)
  2. チーム活動の中でマネジメントを実践してみましょう
  3. PDCAサイクルやリーダーシップ論など、周辺知識も学んでみてください

あなた自身の「マネジメント力」を高めることで、仕事でもプライベートでも、驚くほどスムーズに物事が進むようになりますよ!

次回は「マネジメントとリーダーシップの違い」についてもお話ししようと思います。
ぜひお楽しみに!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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