助動詞の過去形「could」「would」「should」
こんにちは。ゆうせいです。
英語を勉強していると「助動詞の過去形」について悩むこと、ありますよね。特に「could」「would」「should」などが出てくると、「どれを使えばいいの?」と迷ってしまうことが多いと思います。それぞれの助動詞には、過去形を使うことで異なるニュアンスや意味が生まれるので、しっかりと理解しておきたいところです。
それでは、助動詞の過去形がどのような場面で使われるのか、一つずつ解説していきます!
1. could:can の過去形と可能性の意味
基本的な使い方
「could」は「can(できる)」の過去形として使われますが、それだけではなく「~かもしれない」という可能性や丁寧なお願いの表現としても使われます。
用例で見てみましょう
- I could swim when I was young.
(若い頃は泳げました。)
→ ここでは、単純に「できた」という過去の能力を表しています。 - It could rain tomorrow.
(明日は雨が降るかもしれません。)
→ 未来の可能性について話しているので、「かもしれない」という意味を表しています。
お願いとしての「could」
- Could you help me with this?
(これを手伝ってもらえますか?)
→ 「Can you~?」よりも丁寧に聞こえる言い方で、相手への配慮を表します。
このように、「could」には過去の能力、未来の可能性、そして丁寧な依頼という3つの主な使い方があります。
2. would:will の過去形と仮定表現
基本的な使い方
「would」は「will(~するだろう)」の過去形として使われることが多いですが、仮定の話や丁寧な依頼、意向の表現にも使われます。
用例で見てみましょう
- He said he would come tomorrow.
(彼は明日来ると言っていました。)
→ 過去の発言や意志を引用する形で使われています。 - If I were you, I would apologize.
(もし私があなたなら、謝るでしょう。)
→ これは「仮定法過去」という表現で、現実ではない「もしも」の話をしています。
依頼としての「would」
- Would you mind closing the window?
(窓を閉めてもらってもいいですか?)
→ 丁寧な依頼やお願いとしての表現で、相手に対して丁寧さを感じさせる言い回しです。
このように「would」は「~するだろう」という未来の意味から、仮定や丁寧な依頼まで、さまざまな場面で使われます。
3. should:shall の過去形と義務・提案のニュアンス
基本的な使い方
「should」は「shall(~すべきだ)」の過去形として使われることが多いですが、一般的には「~した方がいい」という助言や義務を示します。
用例で見てみましょう
- You should see a doctor.
(医者に診てもらった方がいいですよ。)
→ 提案や助言の意味で使われており、相手が何かをすべきというニュアンスです。 - If anything should happen, call me.
(何かあったら、連絡してください。)
→ ここでは「should」が「もし万が一~なら」という仮定の意味を持っています。少しフォーマルな場面で使われることが多いです。
義務や責任を表す「should」
- We should finish this by tomorrow.
(明日までにこれを終わらせるべきです。)
→ 義務や責任感を含んだ表現として使われています。
「should」は、義務、提案、仮定の場面で活躍する表現であり、聞き手に「そうした方がいい」という印象を与える助動詞です。
助動詞の過去形のまとめ表
助動詞 | 基本の意味 | 過去形の意味と用法 | 例文 |
---|---|---|---|
can | できる | 過去の能力、可能性、丁寧な依頼 | I could swim when I was young. |
will | ~するつもり | 過去の意志、仮定、丁寧な依頼 | He said he would come tomorrow. |
shall | ~すべきだ(義務・提案) | 義務、提案、仮定 | You should see a doctor. |
この表で見ると、それぞれの助動詞がどのような使い方をするのか、よりわかりやすく整理できるかと思います。
今後の学習の指針
助動詞の過去形は、基本的な意味を押さえつつ、それぞれの表現がどのようなニュアンスを含むかに注目すると、使い分けがしやすくなります。仮定の表現や丁寧な依頼など、実際に使う場面を意識して練習すると、英語表現がさらに豊かになりますよ。
英語を読むときにも「この助動詞の過去形はどういう意味で使われているのか?」と考える習慣をつけると、理解が深まります。ぜひ、身近な例文を考えながら少しずつ練習していきましょう!
投稿者プロフィール
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
最新の投稿
- 2024年11月15日「ホーソン実験」とモチベーション理論
- 全ての社員2024年11月15日助動詞の過去形「could」「would」「should」
- 全ての社員2024年11月15日英語の「時制の一致」について
- 2024年11月15日「a」と「the」、無冠詞の使い分け