新人エンジニア必見!Pythonの対話型インタープリターを使いこなそう!
こんにちは。ゆうせいです。
これからエンジニアとしての一歩を踏み出す皆さん、Pythonの学習は順調ですか?コードを書いて、実行して、エラーが出て…と、試行錯誤の毎日かもしれませんね。
そんな皆さんに、ぜひマスターしてほしい強力な武器が「対話型インタープリター」です。今日はこのツールの何がすごいのか、どう使えば便利なのかを分かりやすく解説していきますね!
対話型インタープリターって、一体なに?
一言でいうと、「Pythonと直接おしゃべりできる場所」です。🗣️
皆さんが普段書いている.py
ファイルは、いわばPythonへの「手紙」です。手紙を書いて、それを実行(郵送)して、初めてPythonからの「返事」(実行結果)が返ってきますよね。
一方、対話型インタープリターは「チャット」や「会話」のようなもの。こちらがコードを1行送ると、Pythonがその場ですぐに返事をくれるんです。この手軽なやり取りが、めちゃくちゃ便利なんですよ。
ターミナル(WindowsならコマンドプロンプトやPowerShell)でpython
やpython3
と入力してEnterキーを押すと、>>>
というマークが表示されるはずです。それが「どうぞ、話してください」というPythonからの合図です。
新人エンジニアが使うべき3つの理由
「ふーん、便利そうだけど、具体的にどう役立つの?」と思いますよね。対話型インタープリターは、特に新人エンジニアにとって最高の学習ツールになります。
1. 気軽にコードを試せる「実験室」 🧪
「この関数の使い方、これで合ってるかな?」「このデータ型ってどんなメソッドが使えるんだっけ?」そんな小さな疑問を解決するために、わざわざファイルを作って実行するのは少し面倒ですよね。
対話型インタープリターなら、その場でサッと試せます。
>>> message = "hello world"
>>> message.upper()
'HELLO WORLD'
>>> len(message)
11
このように、思いついたことをすぐに試せるので、知識がどんどん定着していきます。エラーが出ても大丈夫。ファイルが壊れるわけではないので、恐れずに色々試してみてください!
2. Pythonの文法を体で覚えられる「素振り場」 ⚾
プログラミング学習の初期段階では、とにかくたくさんのコードに触れることが大切です。対話型インタープリターは、文法を覚えるための最高の素振り場になります。
for
文やif
文の書き方、リストや辞書の操作など、短いコードを何度も書くことで、自然と手が覚えていきます。
3. ちょっとした計算やデータ確認に便利 🔢
簡単な計算をしたいときに、わざわざ電卓アプリを起動する必要はありません。Pythonインタープリターは強力な電卓としても使えます。
また、プログラムが扱うデータの中身をちょっと確認したいときにも便利です。短いコードでデータの構造を調べたり、一部を抜き出したりといった作業が素早くできます。
さらに強力な仲間たち:IPythonとJupyter
標準の対話型インタープリターも十分便利ですが、世の中にはさらに進化したものがあります。
- IPython: 標準のものよりはるかに高機能なインタープリターです。コードの入力補完が強力だったり、入力したコードが色付けされて見やすかったりと、一度使うと手放せなくなる便利さです。
- Jupyter Notebook/JupyterLab: コードとその実行結果、さらにメモやグラフなどを「ノート」としてまとめて保存できるツールです。分析やレポート作成で絶大な人気を誇りますが、学習記録を残すのにも最適です。
まずは標準のインタープリターに慣れることが第一歩ですが、少し慣れてきたら、これらのツールにもぜひ挑戦してみてください。世界が変わりますよ!
まとめ:Pythonと友達になろう!
対話型インタープリターは、Pythonと対話するための素晴らしいツールです。
最初は少しとっつきにくく感じるかもしれませんが、使えば使うほどその便利さが分かり、Pythonと仲良くなれるはずです。分からないことがあったら、まずはインタープリターを起動して、気軽に話しかけてみてください。きっとPythonが答えを教えてくれますよ。
さあ、今すぐターミナルを開いて、>>>
の世界に飛び込んでみましょう!
セイ・コンサルティング・グループの新人エンジニア研修のメニューへのリンク
投稿者プロフィール
- 代表取締役
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。