新人研修で Git・Spring・Docker のどれを優先すべきか？
山崎講師新人研修で Git・Spring・Docker のどれを優先すべきかは、研修の目的や新人のレベルによりますが、一般的には以下の順番で優先するのが効果的 です。
1. Git（最優先）
✅ なぜ Git を最優先にすべきか？
- どの技術でも必須のスキル → Spring でも Docker でも Git を使うので、まず学ぶべき。
- 開発チームでのコラボに不可欠 → Git を知らないと、チーム開発がスムーズに進まない。
- 間違っても修正できる安心感 → Git で変更履歴を管理すれば、ミスしても復旧できる。
📌 学ぶべき内容
✅ Git の基本コマンド
git init（リポジトリ作成）git clone（リモートリポジトリの取得）git addgit commit（変更の保存）git pushgit pull（リモートとの同期）
✅ ブランチとマージ
git branchgit checkout（ブランチの作成・切り替え）git mergegit rebase（ブランチ統合）
✅ GitHub や GitLab の使い方
- プルリクエスト（Pull Request）の作成とレビュー
📌 優先順位：★★★★★（最優先）
Git を知らないと Spring や Docker のプロジェクト管理も難しくなるので、まずは Git から！
2. Spring（次に優先すべき）
✅ なぜ Spring を次に学ぶべきか？
- Java でバックエンド開発をするなら必須
- 業務システムで最も使われるフレームワーク
- Spring Boot を使えば簡単に API を作れる
📌 学ぶべき内容
✅ Spring Boot の基本
@SpringBootApplicationの役割@RestControllerを使った API 作成application.propertiesでの設定管理
✅ データベース連携（Spring Data JPA）
@Entity@Repositoryの使い方- H2 データベース or MySQL との接続
✅ DI（依存性注入）と Bean の理解
@Component@Service@Autowiredの意味
📌 優先順位：★★★★☆（Git の次に重要）
業務アプリ開発が目的なら、Git の次に Spring を学ぶのが合理的。
3. Docker（余裕があれば）
✅ なぜ Docker の優先度は低めか？
- 基礎を理解せずに Docker を使うと混乱しやすい
- Spring Boot の開発ができるようになってから学んだ方が実践的
- 環境構築に役立つが、まずはコードを書けるようになることが先決
📌 学ぶべき内容
✅ Docker の基本
docker run（コンテナの起動）docker psdocker stop（コンテナ管理）Dockerfileを使ったカスタムイメージ作成
✅ Docker Compose
- 複数のサービス（Spring Boot + DB）を管理する方法
📌 優先順位：★★★☆☆（Spring を学んだ後で OK）
Spring Boot のアプリをローカルで動かせるようになってから、Docker でコンテナ化を学ぶのがベスト。
結論：学習の優先度
| 順位 | 学ぶ技術 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | Git | チーム開発の基本、必須スキル |
| 2 | Spring Boot | Java 開発に必要、業務でよく使われる |
| 3 | Docker | 環境構築を楽にするが、後回しでもOK |
具体的な研修プラン（例）
🔹1ヶ月の研修スケジュール
| 週 | 学習内容 |
|---|---|
| 1週目 | Git（基礎 + チーム開発演習） |
| 2週目 | Spring Boot（基本的な API 作成） |
| 3週目 | Spring Boot + データベース（JPA） |
| 4週目 | Docker で環境構築（必要なら） |
まとめ
- 最優先は Git！ どの技術を学ぶにも必要なので、最初に習得すべき。
- 次に Spring Boot！ Java でアプリを作れるようにする。
- Docker は余裕があれば学ぶ（環境構築が必要なら後で習得）。
この順番で学べば、効率的に 実務で使えるスキル を身につけられます！
セイ・コンサルティング・グループでは新人エンジニア研修のアシスタント講師を募集しています。
投稿者プロフィール
- 代表取締役
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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