時間管理やタスク整理で役立つ「アイビー・リー・メソッド」について、新人エンジニアの皆さんにも分かりやすく解説
こんにちは。ゆうせいです。
今日は、時間管理やタスク整理で役立つ「アイビー・リー・メソッド」について解説します。この方法は、忙しい毎日をスムーズに過ごしたい方や、仕事を効率的に進めたい方にぴったりです。
アイビー・リー・メソッドとは?
アイビー・リー・メソッドは、シンプルで効果的な時間管理術の一つです。約100年前、企業コンサルタントのアイビー・リー氏が考案しました。このメソッドの目的は、**「優先順位を明確にし、重要なタスクに集中する」**ことです。
基本的には、1日の始まりにやるべきことを6つに絞り、それを優先順位順に取り組むというシンプルな方法です。難しい道具や複雑な計画は必要ありません!
実践手順
このメソッドは、以下の5つのステップで実行します。
1. 前日の終わりにタスクを6つ書き出す
その日にやるべきタスクを6つだけリストアップします。このとき、「本当に重要なタスク」に絞ることがポイントです。
例:
- プロジェクトの報告書作成
- クライアントへの返信
- 企画書のアイデア出し
- 会議の準備
- チームへの進捗報告
- 自己学習の30分
注意点:
- 必ず6つに限定すること。多すぎると集中力が分散してしまいます。
2. タスクを優先順位順に並べる
リストアップした6つのタスクを、重要度や緊急度に基づいて並べ替えます。最も重要なタスクを1番目に持ってくることが大切です。
3. 1つずつ取り組む
翌日は、リストの上から順に1つずつ取り組みます。このとき、他のタスクには目もくれず、1つのタスクに集中しましょう。
4. タスクを終えたら次に進む
1つのタスクが終わるまでは、次のタスクに進まないのがこのメソッドのルールです。「同時にいくつかやる」のではなく、1つずつ完了させることが効率アップの秘訣です。
5. 未完了のタスクを翌日に繰り越す
その日のうちに終わらなかったタスクは、翌日のリストに移します。ただし、6つという制限は守るようにしましょう。
アイビー・リー・メソッドのメリット
1. 優先順位が明確になる
何から手を付ければいいか分からない状態を防ぎます。優先順位を決めることで、重要なタスクを後回しにせずに済みます。
2. シンプルで続けやすい
特別なアプリやツールがいらないので、誰でもすぐに始められます。紙とペンだけで十分です。
3. 集中力が高まる
1つのタスクに集中することで、効率よく作業を進められます。マルチタスクによる注意力散漫を防ぎます。
デメリットや注意点
1. 柔軟性が低い
予想外の仕事や急ぎのタスクが入ると計画が崩れる場合があります。そのため、急な変更にも対応できるよう時間の余裕を持たせましょう。
2. タスクの優先順位付けが難しい
何が重要かを見極める力が求められます。迷ったときは、「締切が近いもの」「全体に大きな影響を与えるもの」から選びましょう。
実際の活用例
Aさんの場合(営業職)
- 朝一でクライアントへのメール返信
- 昼前に新規商談の資料作成
- 午後一で商談
- 帰社後に見積書作成
- 翌日の訪問リスト作成
- 自己学習(業界動向の調査)
Aさんは、このリストに従い、1つずつ順番にタスクを終わらせていきます。特に重要な商談準備を午前中に終わらせたことで、午後の商談に集中できました。
まとめ
アイビー・リー・メソッドは、「優先順位を決めて1つずつ終わらせる」という非常にシンプルな方法です。シンプルだからこそ、誰でも取り入れやすく、効果が高いのが特徴です。
まずは、今日から「6つだけタスクを選ぶ」というステップを実践してみてください。慣れてきたら、タスクの選び方や優先順位の付け方も工夫してみると、さらに効果を実感できるはずです!
時間を上手に使って、より充実した日々を過ごしていきましょう!
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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