研修で使えるアイスブレイク6選|目的別に紹介
こんにちは。ゆうせいです。
今回は、研修や新入社員向けの集まり、交流会、チームビルディングで使えるアイスブレイクを紹介します。
アイスブレイクとは、研修や会議の最初に参加者の緊張をほぐし、話しやすい雰囲気を作るための短いワークです。
たとえるなら、運動前の準備体操です。
いきなり全力で走ると体がついていきませんよね。
研修も同じです。
いきなり講義やグループワークに入ると、参加者の心がまだ温まっていません。
だからこそ、最初に軽いワークを入れて、場の空気を柔らかくします。
今回紹介するアイスブレイク一覧
| 順番 | アイスブレイク | 向いている目的 |
|---|---|---|
| 1 | バースデイライン | 非言語コミュニケーションを体感する |
| 2 | 珍しい共通点探し | 自由な発想や相互理解を促す |
| 3 | 1円玉チャレンジ | 思い込みや数値化の大切さを学ぶ |
| 4 | 多くの人と共通点を見つける | 大会場で多人数の交流を作る |
| 5 | イメージ一致ゲーム | 言葉の認識ズレを体感する |
| 6 | 制限時間内で多くの共通点を探す | 競争意識や目標達成のマインドを作る |
1. バースデイライン
最初に紹介するのは、バースデイラインです。
バースデイラインは、参加者が言葉を使わずに誕生日順に並ぶアイスブレイクです。
10人以上の研修や、初対面の参加者が多い場で特に使いやすいワークです。
やり方
1. 参加者全員に立ってもらう
2. 「言葉を使わずに誕生日順に並んでください」と伝える
3. ジェスチャーだけで情報交換してもらう
4. 制限時間を30秒から2分程度に設定する
5. 並び終わったら、端から順番に誕生日を発表してもらう
6. 正しく並べたか確認する
ポイントは、「会話禁止」にすることです。
参加者は、指で月や日を示したり、身振り手振りで誕生日を伝えたりします。
普段は言葉に頼っている人ほど、最初は戸惑います。
でも、その戸惑いが学びになります。
このワークで学べること
バースデイラインでは、非言語コミュニケーションの重要性を体感できます。
非言語コミュニケーションとは、言葉以外で情報を伝えることです。
表情
視線
ジェスチャー
姿勢
声のトーン
身振り手振り
たとえば、同じ「大丈夫です」でも、笑顔で言うのと、下を向いて小さな声で言うのでは印象が違いますよね。
言葉そのものだけでなく、表情や動きも相手に伝わっています。
このワークを使うと、参加者は「伝える」とは言葉だけではないと実感できます。
向いている研修
| 研修テーマ | 使える理由 |
|---|---|
| コミュニケーション研修 | 言語以外の情報伝達を体感できる |
| 新入社員研修 | 自然に参加者同士の接点が生まれる |
| チームビルディング | 協力しながら一つの目標を達成できる |
| 講師研修 | 話し方以外の伝え方を考えるきっかけになる |
大人数で場を一気に動かしたいときにおすすめです。
ただし、会場が狭い場合や、立ち上がるのが難しい参加者がいる場合は、無理に実施しないでください。
安全第一で進めましょう!
2. 珍しい共通点探し
次に紹介するのは、珍しい共通点探しです。
一般的な共通点探しは、「同じ出身地」「同じ趣味」「同じ血液型」などを探します。
しかし、珍しい共通点探しでは、できるだけ意外性のある共通点を探してもらいます。
普通の共通点ではなく、「え、それ全員同じなの?」と思えるものを探すのがポイントです。
やり方
1. 3人から5人のグループを作る
2. 制限時間を3分から5分に設定する
3. グループ内で珍しい共通点を探す
4. 最後に各グループから一番珍しい共通点を発表してもらう
5. 講師や参加者の投票で一番珍しい共通点を決める
珍しい共通点の例
全員、子どもの頃に同じ習い事をしていた 全員、旅行先で財布をなくした経験がある 全員、同じ漫画を人生で一番好きだと思っている 全員、実は朝型ではなく夜型である 全員、学生時代に文化祭実行委員をやったことがある
珍しい共通点を見つけるには、表面的な自己紹介だけでは足りません。
少し深く話す必要があります。
そのため、参加者同士の距離が縮まりやすいです。
このワークで学べること
珍しい共通点探しは、自由な発想を促すのに向いています。
単に数を出すのではなく、「どんな切り口なら面白いか」を考えるからです。
たとえば、動画制作研修、新規事業研修、アイデア発想研修などでは、参加者に少し普段と違う頭の使い方をしてもらいたいですよね。
珍しい共通点探しは、そのウォーミングアップになります。
普通の答えで止まるな。
もう一段深く聞いてみましょう!
注意点
珍しい共通点を探すときは、プライベートに踏み込みすぎないように注意が必要です。
たとえば、家族、病気、収入、恋愛、宗教、政治など、センシティブな話題は避けたほうが安全です。
講師は、最初にこう伝えると安心です。
話したくないことは話さなくて大丈夫です。 無理に深い話をする必要はありません。 楽しく話せる範囲で、少し意外な共通点を探してください。
アイスブレイクは、参加者を困らせるためのものではありません。
安心して話せる場を作ることが最優先です。
3. 1円玉チャレンジ
3つ目は、1円玉チャレンジです。
これは、紙に1円玉の大きさを想像で描いてもらい、実物と比べるアイスブレイクです。
とてもシンプルですが、思い込みや数値化の重要性を伝えるのに使いやすいワークです。
やり方
1. 参加者にA4用紙とペンを配る
2. 「1円玉の大きさを一筆書きで描いてください」と伝える
3. 描き終わったら実物の1円玉と比べる
4. 実物より大きいか、小さいかを確認する
5. なぜズレたのかを考えてもらう
多くの人は、1円玉を実際より小さく描きがちです。
なぜなら、頭の中に「1円玉は小さいもの」というイメージがあるからです。
このイメージが、正確な判断を邪魔します。
このワークで学べること
1円玉チャレンジでは、固定観念を体感できます。
固定観念とは、「きっとこうだ」と思い込んでいる考え方です。
たとえば、仕事でも似たようなことがあります。
新人だからできないはず ベテランだからミスしないはず この作業は簡単なはず お客様はこの説明で分かるはず 忙しい人には短く話せばよいはず
でも、本当にそうでしょうか?
思い込みだけで判断すると、ズレることがあります。
1円玉の大きさも、知っているようで正確には分かっていない人が多いです。
だからこそ、数値化が大切になります。
数値化とは何か
数値化とは、感覚的なものを数字で表すことです。
少し遅れています
↓
予定より3日遅れています
たくさん問い合わせがあります
↓
1日あたり30件問い合わせがあります
かなり忙しいです
↓
今週は残業が合計8時間あります
新人研修やビジネス研修では、「感覚だけで話さず、数字で確認しよう」というメッセージにつなげやすいです。
向いている研修
| 研修テーマ | 使える理由 |
|---|---|
| ロジカルシンキング研修 | 感覚と事実の違いを説明しやすい |
| 問題解決研修 | 現状把握の重要性を伝えられる |
| 新人研修 | 思い込みで判断しない姿勢を学べる |
| 報連相研修 | 数字で報告する大切さにつなげられる |
準備物も少なく、短時間で実施できます。
紙とペンと1円玉があればできるので、かなり使いやすいアイスブレイクです。
4. 多くの人と共通点を見つける
4つ目は、多くの人と共通点を見つけるワークです。
これは、グループ内ではなく、会場全体を動き回って、できるだけ多くの人と共通点を見つけるアイスブレイクです。
立席形式の研修や、大人数の交流会に向いています。
やり方
1. 参加者に紙を配る
2. 自分の特徴をいくつか書き出してもらう
3. 会場内を歩き回り、他の参加者と共通点を探す
4. 共通点が見つかったら、相手の名前と共通点をメモする
5. 制限時間後、何人と共通点を見つけられたか確認する
事前に書き出す特徴の例
出身地 好きな食べ物 趣味 学生時代の部活 最近ハマっていること 苦手なもの 好きな映画 休日の過ごし方
いきなり「共通点を探してください」と言うと、参加者は何を話せばよいか迷います。
だから、先に自分の特徴を書き出してもらいます。
これが会話のきっかけになります。
このワークで学べること
このアイスブレイクでは、多くの人と短時間で接点を作れます。
特に、内定者研修、新入社員研修、大規模研修、部署横断イベントなどで効果的です。
一度話しておくと、その後のグループワークで声をかけやすくなります。
たとえば、後で同じグループになったときに、こう言えます。
さっき同じ野球好きって話しましたよね。 さっき話せませんでしたが、よろしくお願いします。 同じ出身地でしたよね。
小さな接点があるだけで、人はかなり話しやすくなります。
注意点
このワークは会場を動き回るため、スペースが必要です。
机が固定されている会場や、移動しにくい会場ではやりにくいです。
また、参加者が多い場合は、時間を短くしすぎると混乱します。
目安としては、30人以上なら5分から10分程度を取るとよいです。
5. イメージ一致ゲーム
5つ目は、イメージ一致ゲームです。
これは、1つの言葉から連想する名詞を書き出し、グループ内でどれだけ一致するかを見るアイスブレイクです。
たとえば、「冬」という言葉から連想する名詞を3つ書いてもらいます。
雪 こたつ クリスマス 鍋 正月 スキー マフラー 受験
同じ「冬」でも、人によって思い浮かべるものは違います。
このズレを体感するのが、イメージ一致ゲームです。
やり方
1. 3人から4人のグループを作る
2. 講師が抽象的なテーマを1つ出す
3. 各自、その言葉から連想する名詞を3つ書く
4. 1人ずつ発表する
5. グループ内で一致した数を確認する
テーマ例
冬 東京 学校 仕事 成長 リーダー 信頼 成功 チーム 勉強
最初は、「そんなの一致するでしょ」と思うかもしれません。
でも、実際にやると意外と一致しません。
この体験が重要です。
このワークで学べること
イメージ一致ゲームでは、言葉の認識ズレを体感できます。
たとえば、上司が「早めにやっておいて」と言ったとします。
上司にとっての早めは「今日中」かもしれません。
部下にとっての早めは「今週中」かもしれません。
同じ言葉でも、人によってイメージが違います。
だから、ビジネスでは具体化が大切です。
早めにお願いします
↓
今日の17時までにお願いします
しっかり確認してください
↓
誤字、数字、宛先、添付ファイルを確認してください
たくさん集めてください
↓
10件以上集めてください
新人研修、コミュニケーション研修、報連相研修に非常に向いています。
「言ったつもり」「分かったつもり」を防ぐための導入として使いやすいです。
6. 制限時間内で多くの共通点を探す
最後に紹介するのは、制限時間内で多くの共通点を探すワークです。
これは、グループごとにできるだけ多くの共通点を出してもらうアイスブレイクです。
競争要素が強く、場を一気に盛り上げやすいです。
やり方
1. 4人から5人のグループを作る
2. 最初に作戦会議の時間を1分取る
3. その後、共通点探しを3分行う
4. 出た共通点の数を数える
5. 一番多かったチームを発表する
ポイントは、いきなり始めないことです。
最初に作戦会議を入れます。
作戦会議の時間には、共通点を探してはいけません。
どうやってたくさん出すかだけを話し合ってもらいます。
目標設定のコツ
このワークでは、あえて難しそうな目標を設定すると盛り上がります。
3分で100個出してください。 過去最高は70個です。 まずは50個を目指しましょう。
もちろん、本当に100個出すのは難しいです。
でも、最初に「5個くらいかな」と思っていた参加者が、実際には20個、30個と出せることがあります。
この体験が大切です。
「自分たちで限界だと思っていた数字は、工夫すれば超えられる」と実感できるからです。
このワークで学べること
このアイスブレイクは、成果志向のマインドセットに向いています。
成果志向とは、ただ作業するのではなく、目標達成を意識して動く考え方です。
たとえば、営業研修やロールプレイ研修、目標達成研修の冒頭に使うと効果的です。
参加者にこう伝えることができます。
最初は無理だと思った目標でも、 作戦を考えて、役割を分けて、協力すれば、 思った以上の成果が出ることがあります。 今日の研修でも、同じように工夫しながらチャレンジしていきましょう。
ただ楽しいだけで終わらせない。
研修のテーマにつなげることが大切です。
目的別の使い分け
アイスブレイクは、何でもやればよいわけではありません。
研修の目的に合わせて選ぶ必要があります。
| 目的 | おすすめのアイスブレイク | 理由 |
|---|---|---|
| 場を一気に盛り上げたい | 制限時間内で多くの共通点を探す | 競争要素があり、グループ内の会話が増える |
| 自由な発想を促したい | 珍しい共通点探し | 普通ではない切り口を探す練習になる |
| 大人数で交流させたい | 多くの人と共通点を見つける | 短時間で多くの人と接点ができる |
| 認識のズレを学ばせたい | イメージ一致ゲーム | 同じ言葉でも人によって受け取り方が違うと分かる |
| 思い込みを体感させたい | 1円玉チャレンジ | 固定観念と数値化の重要性を伝えやすい |
| 非言語コミュニケーションを学ばせたい | バースデイライン | 言葉以外の伝え方を体感できる |
アイスブレイクを選ぶときは、まず研修のゴールを考えましょう。
参加者を仲良くしたいのか。
頭を柔らかくしたいのか。
競争意識を高めたいのか。
コミュニケーションの難しさを体感させたいのか。
目的によって、選ぶワークは変わります。
ファシリテーターが意識すべきこと
アイスブレイクは、内容そのものも大事です。
しかし、最後はファシリテーターの進め方が重要になります。
ファシリテーターとは、場の進行役です。
単に説明する人ではなく、参加者が安心して参加できるように場を整える人です。
1. 目的を伝える
参加者は、突然ワークを始められると戸惑います。
だから、なぜこのワークをやるのかを短く伝えましょう。
この後のグループワークで話しやすくするために、まずは共通点探しを行います。 今日のテーマはコミュニケーションなので、言葉のズレを体感するワークを行います。 この後はアイデア発想を行うので、少し頭を柔らかくするワークから始めます。
目的が分かると、参加者は安心して参加できます。
2. いじりすぎない
アイスブレイクでは、笑いが起きることがあります。
しかし、講師が参加者を強くいじるのは危険です。
本人が恥ずかしそうにしているのに、さらに突っ込むと、安心感が壊れます。
盛り上げたい気持ちは分かります。
でも、参加者を笑いの材料にしないでください。
笑わせるより、安心して話せる場を作ることが大切です。
3. ルールをシンプルにする
アイスブレイクのルールが複雑すぎると、参加者は混乱します。
最初の説明は、短く、具体的にしましょう。
時間は3分です。 グループで共通点をできるだけ多く出してください。 紙に書いてください。 最後に数を発表してもらいます。
このくらいシンプルで十分です。
4. 最後に研修テーマへつなげる
アイスブレイクは、楽しかったで終わらせないことが大切です。
最後に研修テーマへつなげましょう。
今のワークで、同じ言葉でも人によってイメージが違うことが分かりました。 この後の報連相研修でも、曖昧な言葉を具体化することを意識していきましょう。
この一言があるだけで、アイスブレイクが学びに変わります。
まとめ
今回は、研修で使えるアイスブレイクを順番をシャッフルして紹介しました。
| アイスブレイク | 主な効果 |
|---|---|
| バースデイライン | 非言語コミュニケーションを体感できる |
| 珍しい共通点探し | 自由な発想と深い相互理解につながる |
| 1円玉チャレンジ | 固定観念と数値化の重要性を学べる |
| 多くの人と共通点を見つける | 大人数の交流を促進できる |
| イメージ一致ゲーム | 言葉の認識ズレを体感できる |
| 制限時間内で多くの共通点を探す | 競争意識と目標達成のマインドを作れる |
アイスブレイクは、ただ場を盛り上げるためだけのものではありません。
研修の目的につなげることで、学びの入口になります。
参加者を交流させたいなら、共通点探し。
言葉のズレを学ばせたいなら、イメージ一致ゲーム。
思い込みに気づかせたいなら、1円玉チャレンジ。
非言語コミュニケーションを体感させたいなら、バースデイライン。
目的に合わせて使い分けましょう。
研修の目的を決める
↓
参加者の人数と会場を確認する
↓
目的に合うアイスブレイクを選ぶ
↓
ルールを短く説明する
↓
安全に実施する
↓
最後に研修テーマへつなげる今後の学習では、アイスブレイクの種類だけでなく、ファシリテーション、問いかけ方、場の観察、参加者心理、ハラスメントに配慮した進行、研修設計を学ぶとよいです。まずは次の研修で、目的に合わせて1つだけアイスブレイクを選び、最後に「このワークから何を学べるか」を一言添えるところから始めてみましょう!
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