英語の「その他」を表す表現
こんにちは。ゆうせいです。
英語の「その他」って、思ったよりもいろんな表現があって迷いますよね。「others」「the others」「other」「another」など、シンプルに見えても使い方に微妙な違いがあるので、うっかり間違えやすい部分です。今回は、英語の「その他」にまつわる表現をスッキリ整理し、使い分けのポイントと例文を交えて解説します!
「その他」の表現一覧
まずは、よく使われる「その他」の英語表現を一覧で見てみましょう。
- other
- another
- others
- the others
それぞれ少しずつニュアンスや使い方が異なりますが、具体的に見ていくとその違いがわかりやすくなります。
1. other:「他の~」「別の~」
other は「他の」「別の」という意味で、形容詞としても代名詞としても使われます。たとえば、「他の選択肢」や「他の人々」といった表現で用いるのが典型的です。
- 形容詞としての使い方
「他のもの」「他の人」など、具体的な名詞にかかる形で使用されます。 例文 - Do you have any other questions?
(他に質問はありますか?) - 代名詞としての使い方
名詞の繰り返しを避けるために使うこともあります。 例文 - Some people like chocolate; others prefer vanilla.
(チョコレートが好きな人もいれば、バニラが好きな人もいます。)
2. another:「もう一つの~」「別の一つ」
another は「もう一つの」「別の一つ」といった意味で、「an + other」の形から来ています。そのため、基本的に単数名詞と共に使います。複数名詞と一緒に使うことはありません。
- 例文
- Could you give me another example?
(もう一つ例を挙げてもらえますか?) - ポイント
「一つだけ別の」という意味を強調するときに使うと便利です。
3. others:「その他のもの・人々」
others は、すでに話題に出ている「複数の別のものや人」を指すときに使われます。名詞の「others」は後に具体的な名詞を伴わずに、それだけで意味を成します。
- 例文
- Some students finished the test early; others took more time.
(早くテストを終えた生徒もいれば、時間をかけた生徒もいます。) - ポイント
名詞を伴わずに使うので、「その他の人々」や「その他の物事」を指すときにぴったりです。
4. the others:「残りの全ての人々・物事」
the others は、話題に出ているグループの中で「残りの全て」を指します。特定の「他の人々」や「他の物事」のすべてに焦点を当てているのが特徴です。
- 例文
- Three students have arrived; the others are still on their way.
(3人の生徒が到着しており、他の全員はまだ来る途中です。) - ポイント
「残り全て」という意味が含まれるため、「他に誰かいるか?」と問われたときに使います。
5. まとめ表
各表現の使い分けを表にまとめましたので、復習に役立ててください!
表現 | 用法 | 例文 |
---|---|---|
other | 形容詞または代名詞で使用 | Do you have any other questions? |
another | 「もう一つの」として単数名詞 | Could you give me another example? |
others | 名詞として「その他の人々」 | Some people like chocolate; others prefer vanilla. |
the others | 特定の「残りの全て」 | Three students have arrived; the others are still on their way. |
最後に
いかがでしたか?それぞれの「その他」表現の使い方の違いがスッキリと見えてきましたでしょうか。英語では、文脈に合わせた「その他」の使い分けがとても大切ですので、実際に例文を見ながら「この場合はどれを使えばいいかな?」と考えてみると身に付きやすいです。
次回から、文章を書いたり英会話をするときに「other」「another」「others」「the others」のどれを使うべきか、自信を持って選べるようになりますよ!
投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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