英語の「row」を「行」と訳すべきか「列」と訳すべきか?

こんにちは。ゆうせいです。

英語の「row(ロー)」という言葉は、確かに「行(ぎょう)」の意味がありますが、日本語とは少し異なり、場合によっては「列(れつ)」を指すこともあります。この違いについてわかりやすく説明しますね。


英語の「row」の意味

1. 「row」は基本的に横並びを指す

英語で「row」は、物が横に並んでいる状態を指します。たとえば、机や椅子が横一列に並んでいる場合を「a row of chairs」と表現します。

例:

  • A row of books on a shelf(棚に並んだ本の列)
  • Rows of houses(横に並んだ家々)

2. 「row」は表形式でも「横」を指す

表(たとえば、Excelのスプレッドシート)では、「row」は横の行を表します。表形式では、横方向を「row」、縦方向を「column(カラム)」と呼びます。


日本語の「行」と「列」の違い

日本語では、表形式の横を「行」、縦を「列」と明確に区別しています。この違いがあるため、英語での「row」と日本語の「行」「列」の感覚にズレが生じることがあります。

日本語での表の例:

列(縦)列(縦)列(縦)
行(横)行(横)行(横)

日本語と英語の違いが生じる理由

1. 日本語は方向に注目する

日本語では「行」と「列」を明確に分けていますが、これは表のどの方向にデータが並んでいるかに注目しているためです。

  • 横方向が行
  • 縦方向が列

2. 英語は並びそのものに注目する

英語では「row」は「並び」を強調しているため、状況に応じて縦方向でも横方向でも使われることがあります。ただし、表の中では一貫して「row = 横、column = 縦」のルールがあります。


日本語と英語の例で比較

日本語

列1列2列3
行1行1行1
行2行2行2

英語

  • Row 1: 横に並んだデータ
  • Column 1: 縦に並んだデータ

混乱を防ぐポイント

  1. 文脈を読む 「row」という単語が表形式以外で使われている場合、必ずしも「行」を意味するとは限りません。並びの方向をイメージしてみましょう。

例:

  • Row of chairs(横一列の椅子)
    この場合、日本語では「列」と訳されます。
  1. 表の中では英語に従う 表形式では、「row = 横、column = 縦」と覚えておけば迷いません。

最後に

日本語の「行」と「列」は方向で分ける文化がありますが、英語の「row」は並びそのものを指すため、状況によって「横」や「縦」の意味が変わります。特にプログラミングやデータ操作の場面ではこの違いを意識しておくと便利ですよ!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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