024-オブジェクト指向の基本-メソッドの作成-戻り値あり-引数あり【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法
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メソッドの作成-戻り値あり-引数ありについて解説します。
ソースコード
public class BasicClass { public static void main(String[] args) { Product product1 = new Product(); int totalPrice = product1.getTotalPrice(10000); System.out.println(totalPrice); } } class Product { private static final double TAX = 0.08; public int getTotalPrice(int price) { return (int) (price * (1 + TAX)); } }
解説
メソッドの作成-戻り値あり-引数ありについて解説します。
メソッドは、複数の処理を一つにまとめることができる文法です。
何度も同じ処理を記述するよりも、一カ所にまとめて記述したほうが効率がよいですし、メンテナンスもしやすくなります。
ここでは、戻り値あり-引数ありのパターンを解説します。
サンプルコードを確認しましょう。
まずは、mainメソッドがついていない、Productクラスです。
Productクラスでは、finalキーワードがついている変数があります。
これは変数ではなく、定数と呼びます。
定数は1度代入すると変更できないという性質を持ちます。
税額のように固定する値はfinalキーワードをつけて、定数にしましょう。
定数はstatic finalにして、慣習としてすべて大文字で宣言します。
ここではとりあえず、税額を定数で宣言した、と考えてください。
メソッドの定義があります。
戻り値の型はint型、メソッド名はgetTotalPrice、引数はint型のpriceです。
Return文として、税額を計算した値をセットしています。
(int)を忘れてしまったという方は、動画のキャスト編をみてください。
メソッドの定義は理解できましたか?
それではメソッドの呼び出し側を確認しましょう。
Productクラスのインスタンスを作成しています。
インスタンスから、先ほど作成したgetTotalPriceメソッドを呼び出し、引数に10000を入れています。
この10000が、int priceに代入されます。
税額が計算されて、ここでは10800円という戻り値が返されます。
その戻り値が=の左側の変数に代入されます。
最終的にprintlnメソッドで出力されます。
流れは掴んでいただけたでしょうか?
メソッドの作成では、戻り値、引数、return文など文法を扱ってきました。
文法を覚えたら、ぜひ、いろいろなメソッドを作成してみてください。
以上、メソッドの作成-戻り値あり-引数ありについて解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。