プログラムの基本「順次」「選択」「繰り返し」とは?

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、プログラムに出てくる「順次」「選択」「繰り返し」とは何かを、研修中に例として挙げられている以下のコードを使って解説していきます。

import java.util.Scanner;

public class Yusei {
	public static void main(String[] args) {
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		while (true) {
			System.out.println("input something:");

			String input = scanner.nextLine();

			if (input.equals("bye")) {
				System.out.println("See you!");
				break;
			}

			if (input.contains("趣味")) {
				System.out.println("筋トレです。");
			} else if (input.contains("住")) {
				System.out.println("愛知県名古屋市に住んでいます。");
			} else if (input.contains("家族")) {
				System.out.println("妻一人娘一人です。");
			} else {
				System.out.println("ちょっと何言ってるかわからない。");
			}
		}
		scanner.close();
	}
}

初めてプログラムに触れる方にもわかりやすいよう、噛み砕いて説明していきますね。


順次とは?

順次とは?

「順次」というのは、プログラムが上から下へ、1行ずつ順番に処理を進めることを指します。たとえば、レシピを見て「卵を割る」「牛乳を混ぜる」「焼く」と順番にやるイメージです。

コードで見る順次

次の部分が順次処理の基本例です:

System.out.println("input something:");
String input = scanner.nextLine();

ここでは以下の手順が順番に進みます:

  1. 「input something:」というメッセージを画面に表示する。
  2. ユーザーの入力を待ち、それを受け取って変数 input に保存する。

プログラムの中で、このような「指示通りに順番に実行していく部分」を「順次」と呼びます。


選択とは?

選択とは?

「選択」というのは、条件に応じて異なる処理を行うことです。たとえば、「晴れなら外に出る」「雨なら家で過ごす」といった判断をプログラムがすることです。

コードで見る選択

以下の部分が選択処理です:

if (input.equals("bye")) {
    System.out.println("See you!");
    break;
} else if (input.contains("趣味")) {
    System.out.println("筋トレです。");
} else if (input.contains("住")) {
    System.out.println("愛知県名古屋市に住んでいます。");
} else if (input.contains("家族")) {
    System.out.println("妻一人娘一人です。");
} else {
    System.out.println("ちょっと何言ってるかわからない。");
}

解説

  • if は条件に応じて処理を切り替える部分です。
  • 例えば:
    • ユーザーが「bye」と入力した場合 → 「See you!」と表示してループを終了します(break)。
    • 「趣味」という言葉が含まれていれば → 「筋トレです。」と表示します。
    • それ以外の場合 → 「ちょっと何言ってるかわからない。」と表示します。

このように、「条件を満たすかどうか」で処理を選び取る部分が選択です。


繰り返しとは?

繰り返しとは?

「繰り返し」は、同じ処理を何度も実行することです。たとえば、朝顔に毎日水をやるような動作をイメージするとわかりやすいです。

コードで見る繰り返し

以下の部分が繰り返しの処理です:

while (true) {
    System.out.println("input something:");
    String input = scanner.nextLine();

    if (input.equals("bye")) {
        System.out.println("See you!");
        break;
    }
    // 省略
}

解説

  • while (true) は「条件が真である限り繰り返す」という意味です。
  • この場合、ユーザーが「bye」と入力して break が実行されるまで、ループは終了しません。
  • つまり、ユーザーが何か入力するたびに以下の動作を繰り返します:
    1. 「input something:」と表示。
    2. ユーザーの入力を処理する。

繰り返しがあるおかげで、何度でも入力と出力を行えるプログラムになっています。


全体の流れ

まとめると、このプログラムは以下の流れになっています:

  1. 順次処理で画面にメッセージを表示し、入力を受け取る。
  2. 選択処理で入力内容を判断し、適切な応答を出す。
  3. 繰り返し処理で、ユーザーが「bye」と言うまでこれを続ける。

もっとプログラムを理解しよう!

今回説明した「順次」「選択」「繰り返し」は、プログラムの基礎中の基礎です。これらを使えば、いろいろな条件に対応した便利なアプリを作れるようになります!

次に挑戦するとしたら、以下を試してみるのはどうでしょうか:

  • 選択の練習:「もっと複雑な条件」を書く。
  • 繰り返しの練習:「一定回数だけ繰り返す」プログラムを作る。
  • 順次の練習:「処理を順番に実行するフローチャート」を考える。

わからないことがあれば、いつでも聞いてくださいね!一緒に頑張りましょう!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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