小規模事業者持続化補助金をフリーランスの講師向けに解説
こんにちは。ゆうせいです。
今回は 「小規模事業者持続化補助金」 について、フリーランスのIT講師 の視点から解説します。
この補助金は、個人事業主 や 小さな会社 が事業を発展させるために使える、とてもありがたい制度です。「興味はあるけど難しそう…」と思っていませんか? 実は、要点を押さえれば意外とシンプルなんです!
特にフリーランスのIT講師は、オンライン講座の開発 や 広告費 などに活用できるため、知っておくと大きな助けになります。
では、詳しく見ていきましょう!
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)は、個人事業主や小規模な会社が販路開拓(売上を増やす活動)をするための費用を補助してくれる制度 です。
たとえば、以下のような用途に活用できます。
活用例 | 内容 |
---|---|
ホームページ作成 | IT講師としての公式サイトや講座申し込みページを作る |
オンライン広告 | YouTube広告やFacebook広告などで集客 |
チラシ・パンフレット作成 | 企業向け研修やセミナー案内の資料を作る |
動画コンテンツ制作 | UdemyやYouTube用の講座動画を制作 |
機材購入 | マイク・カメラ・パソコンなどの講義用機材を揃える |
オンラインシステム導入 | Zoomの有料プランやLMS(学習管理システム)導入 |
補助金の最大額は 50万円(特定条件で最大200万円) で、補助率は 対象経費の2/3(つまり、3分の2) です。たとえば、30万円の経費なら20万円が補助されるイメージですね。
フリーランスIT講師が使うメリット
「補助金って大企業向けでしょ?」と思うかもしれませんが、これはむしろ フリーランスや個人事業主のための制度 です。IT講師として活用するメリットを見てみましょう。
1. 少ない自己資金で事業を拡大できる
IT講師がオンライン講座を開発したり、広告を出したりするには、それなりの費用がかかります。しかし、この補助金を使えば 自己負担を1/3に抑えながら、売上アップの施策が打てる んです。
2. 広告・プロモーションに使える
フリーランスのIT講師にとって、認知度を上げることは非常に重要 です。補助金を活用すれば、Google広告やSNS広告を利用して、新しい受講生を獲得しやすくなります。
3. オンライン講座の品質を向上できる
Zoomの有料プランや動画編集ソフトの購入、マイク・カメラのアップグレードなど、講座のクオリティ向上にも使えます。これにより、受講生の満足度が上がり、口コミによる集客にもつながります。
申請の条件と注意点
フリーランスのIT講師として申請する際には、いくつかの 条件 や 注意点 があります。
1. 小規模事業者であること
フリーランス(個人事業主)であれば基本的に対象ですが、常時使用する従業員が5人以下 であることが条件です。1人で活動しているIT講師なら問題ありません。
2. 補助対象の経費であること
補助金は 「販路開拓」 に関わる経費でないと認められません。たとえば、こんなものは対象外です。
- 講師の報酬(自分の人件費)
- 日常的な消耗品(文房具など)
- 単なるパソコン購入(事業拡大のためでない場合)
しかし、以下のようにすれば認められる可能性があります。
経費 | 補助対象になる可能性 |
---|---|
マイク・カメラ購入 | オンライン講座の撮影のためならOK |
パソコン購入 | 動画編集や講座制作のためならOK |
Zoom有料プラン | 受講生との授業の質向上のためならOK |
3. 計画書の作成が必要
補助金をもらうには、「どんな事業に、なぜこの補助金を使うのか」をまとめた 事業計画書 を作成する必要があります。
ポイントは、「補助金を使うことで 売上が増える ことを明確に示す」ことです。単に「必要だから」ではなく、「これを導入すると、こういう理由で売上や受講生が増える」という 根拠 を示しましょう。
申請の流れ
「補助金をもらうには何をすればいいの?」という疑問に答えて、申請のステップを簡単に説明します。
1. 商工会議所に相談
まず、最寄りの商工会議所 に相談します。持続化補助金は 商工会議所のサポートを受けることが前提 となっています。
2. 事業計画書を作成
補助金を使う目的や事業の成長プランをまとめた事業計画書 を作ります。分かりやすく、説得力のある内容にしましょう。
3. 申請書を提出
必要書類を準備し、オンラインまたは郵送で申請 します。
4. 審査&結果通知
審査が行われ、採択されると補助金の支給対象になります。
5. 事業の実施&報告
補助金を活用して事業を実施し、その結果を報告することで、正式に補助金を受け取れます。
まとめ:フリーランスのIT講師にとって「使わないと損」!
小規模事業者持続化補助金は、フリーランスIT講師にとって非常にメリットの大きい補助金 です。
✔ 広告費や講座制作費を削減しながら、売上アップを狙える
✔ 動画制作や機材購入など、講座の品質向上にも使える
✔ 自己負担が少なく、ビジネスの成長につながる
一方で、「計画書作成が必要」「すぐにお金がもらえるわけではない」といった点には注意しましょう。しかし、それをクリアすれば、フリーランスにとって心強い支援となります。
もし「やってみたいけど不安…」という場合は、商工会議所に相談 するのがおすすめです。無料でアドバイスをもらえるので、ぜひ活用してみてください!
あなたのIT講師ビジネスの発展に、ぜひこの補助金を役立てましょう!
セイ・コンサルティング・グループでは新人エンジニア研修のアシスタント講師を募集しています。
投稿者プロフィール
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- 代表取締役
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
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