「問題が起きてから対応」を卒業する。
プロジェクトを安定軌道に乗せる、プロアクティブ・リスクマネジメント
なぜ、計画通りにプロジェクトは進まないのか?
日本のITプロジェクトの成功率は依然として約5割に留まっています。その最大の要因は、実行段階で発生する予期せぬトラブル、すなわち「リスク」への備えの欠如です。本研修では、問題が発生してから対応する「事後対応型」のマネジメントから脱却し、潜在的なリスクを事前に予測し、先手を打つ「リスク先読み力」を徹底的に鍛えます。
リアルな事例を基にした当社独自のシミュレーションゲームを通じて、座学では得られない実践的なリスク対応能力を体感的に習得。貴社のプロジェクトマネージャーを、単なる進行管理者から、プロジェクトを成功に導く戦略的リスクマネージャーへと引き上げます。
※本研修は、PMP®資格維持に必要な学習時間(PDU)のうち、14PDU(Ways of Working)を取得可能です。
研修のゴール:貴社のプロジェクト遂行力を次のレベルへ
- 【リスク管理の標準化】国際標準のフレームワークに基づいた「リスク管理表」を独力で作成可能に。組織全体でリスクを可視化・共有し、属人的な管理から脱却します。
- 【客観的な進捗管理】公共案件で必須となりつつあるEVM(出来高管理)を習得。感覚的な進捗報告をなくし、データに基づいた正確な将来予測と早期の遅延検知を実現します。
- 【即時的な現場改善】研修で洗い出したリスク対策を、各参加者が最低5つ以上自社のプロジェクトに持ち帰り、即座に実践。研修の投資対効果をすぐに実感いただけます。
対象となる受講者様
プロジェクトの実行・管理段階で、頻発する問題への対応に追われているプロジェクトマネージャー、リーダーの方
豊富な実務経験を持ち、次のステップとして体系的なリスク管理手法を身につけたいシニアエンジニアの方
【推奨の前提知識】ITプロジェクトへの参加経験5年以上。
(※本研修は「実行」「監視・コントロール」プロセスに特化しています。「立ち上げ」「計画」については「失敗しないプロジェクトのための段取り力研修」をご検討ください。)
【推奨人数】16名様(超える場合はご相談ください)
カリキュラム詳細(2日間・オンラインも可能です)
1日目:リスクの特定と定量的な進捗管理
◎研修の目的と目標 ・グラウンド・ルールの設定 1.衆知を集めるリスクの洗い出し【講義・演習】 ・ファシリテーションによるチームでのリスク特定 2.日本人が苦手なリスクマネジメント【講義】 ・なぜ、リスクを事前に語るのが難しいのか? ・「リスクを取らない」ことの最大のリスク 3.EVMによる客観的なコントロール【演習】 ・成功の鍵は定量管理にある ・EVMの基本用語と計算方法の確認、練習問題 ・EVMによる将来予測と、問題の早期発見 4.リスクマネジメントのフレームワーク【演習】 ・リスクとは何か? ・リスク管理の4ステップ(特定、分析、対応計画、監視) ・リスクの優先順位付け(確率・影響度マトリクス) ・2種類のリスク対策(予防策とコンティンジェンシープラン) |
2日目:ゲームで学ぶ実践的リスク対応と現場への応用
5.リスクマネジメント・ゲーム【演習】 ~リアルなシナリオで、リスク対応の意思決定を体感する~ (1)ケース1:要求定義フェーズ (2)ケース2:結合テストフェーズ ・個人/グループ演習と、全体発表・講師講評 6.自社のリスク登録簿を作成する【演習】 ~研修の学びを、現場の資産に変える~ (1)担当プロジェクトのリスク登録簿を作成 ・プロジェクト目標、前提・制約条件の再確認 ・WBS簡易版の作成 ・個人/グループ演習と、全体発表・講師講評 7.先読み力を高める「5つの習慣」【講義】 ◎総まとめ ・自己成長のためのアクションプラン策定 |
研修費用(標準プラン)
※貴社へお伺いする場合、名古屋市内からの交通費・宿泊費が別途発生する場合がございます。
講師料:300,000円(税別)
※受講者16名様まで講師1名で対応。人数に応じて最適な体制をご提案します。
テキスト代:3,000円(税別)× 参加人数
イメージ写真
高いエンゲージメントと実践効果の証明:受講者様の声
とても勉強になったのと、とても楽しかったです。
マネージャーは「管理者」と訳されがちですが、そういう感じではなくて、チームとして最大の成果を発揮するための舵取り役かなと思います。
プロジェクトマネジメントというものが前よりイメージできてきましたので、良いマネージャーを目指してもっと勉強してみます。
Zoom研修は初めてだったので、はじめは緊張していましたが、皆さんとグループワークや、ゲームをして、とても楽しい研修になりました。
また、色々なリスクや対応策を聞くことができて、とても参考になり、勉強になりました。
カードとサイコロを使ったゲームは楽しかったです。
2日間短い間でしたが、ありがとうございました。
リスクを考慮するという行為自体は日常のどんなときでも考えることができるので
日々意識しつつ、プロジェクト実施時にリスクをいろいろな角度から盛り込めるようになりたいと思いました。
楽しく学ぶことができました。
これまでの開発ではEVMを用いたリスク分析の経験がなかったので、とても勉強になりました。
チームでリスク分析の実習を行う中で、想定されるリスクや対応策を検討する難しさを実感することができました。
全体的に楽しみながら研修を受けることができました。
ありがとうございました。
私にとってとても充実した研修でした。リスクの洗い出しの難しさはありましたが、メンバーとの話し合いや相手チームの検討結果などから得られるものが多かったと感じております。
また、講師の山崎さんの説明もわかりやすく、昨今のZOOM研修にあるようなトラブルもなくスムーズな進行で、ファシリテータの見本です。
田渕さんの絶妙なサポートの入り方も印象に残っております。全体的に楽しく学ぶことができました。2日間ありがとうございました。
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