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プロジェクト計画の立て方を学ぶ

研修成果

成功率『52.8%』といわれている日本のITプロジェクト。失敗しないためにはどうしたらいいのか?
本研修では、その答えの一つとして『段取り力』を取り上げます。

プロジェクトマネジメントのデファクトスタンダードであるPMBOKも参考にしつつITプロジェクト特有のテーマを重点的に解説することで、プロジェクトマネジャとしての基本を学びます。
同時に、研修参加者には、ファシリテーター役を担っていただくことで、各種会議のとりまとめ役を担う力を身につけます。グローバルスタンダードな資格である米国PMI認定のPMP資格を維持するための学習時間(60時間)のうち14時間分を取得できます。(カテゴリB )
また、2020年に変更される予定のPMBOK第7版にも触れていきます。

達成目標

  • プロジェクトマネジメントにおける主要な計画が独力で立てられる。
  • 資源制約を考えたスケジュール計画が独力で立てられる。
  • 工数・期間をメンバーの協力の下、見積もることができる。

対象

現在ITプロジェクトにメンバー又はマネジャとして携わっている方、今後予定されている方。

前提知識

ITプロジェクト参加経験3年以上。

(※本研修では主として「立上げ」と「計画」プロセス群を扱います。 「実行」~「監視・コントロール」プロセス群は別途、「失敗しないプロジェクトのためのリスク先読み力」を受講下さい。

カリキュラム(オンラインも可能です)

1日目

◎オリエンテーション【講義】
 ・ノーミング・セッション

1.プロジェクトマネジメントとは?【講義】

2.日本人の得意な段取りについて【講義】

3.PMBOKの解説 【講義/演習】
 (1)「10の知識エリア」の実例
 (2)PMBOK第7版の概要
 (3)なぜ、プロジェクトは失敗するのか?

4.プロジェクトの目的と目標【演習】
 (1)プロジェクトの目的の確認
 (2)プロジェクト目標の確認  
 (3)各プロジェクト発表

5.段階的詳細化について【演習】
 (1)WBSとは
 (2)なぜ、WBSを作るのか?
 (3)WBS作成演習
 (4)他者に仕事を割り当てるときの極意
 (5)メンバーの参画意欲を高めつつ
    正確な期間・工数見積もりをする方法

2日目

6.ネットワーク図 【演習】
 (1)ネットワーク図とは
 (2)ネットワーク図の作成
 (3)納期短縮法 
 (4)バッファの扱い方
 (5)資源平準化



7.リスクマネジメント 【演習】
 (1)2種類のリスク
 (2)リスクの察知能力を高める
 (3)どのリスクを対策すべきか?
 (4)リスクを見込んでさらに強い計画を立てる
・全体発表と講師講評



8.リスク先読み力向上「5つの習慣」 【講義】



◎総まとめ
・自己成長のための指針

価格(ノンカスタマイズの場合)

※名古屋市内からの交通費と宿泊費が別途必要な場合があります

講師料:30万円(税別)

テキスト代:3,000円(税別) ✕ 研修参加人数

イメージ写真

失敗しないプロジェクトのための段取り力研修の様子
メンバーの総意と合意にもとづく計画を立てることを学びます
失敗しないプロジェクトのための段取り力研修の様子
プロジェクトメンバーの負荷を考えて、実現可能な計画とすることも重要です。
失敗しないプロジェクトのための段取り力研修の様子
計画を単線にせず複線化させることで、他者に仕事を任せられるマネジャーになります

失敗しないプロジェクトのための段取り力研修の感想

このページを見ている方にオススメの研修

2.4 失敗しないプロジェクトのためのリスク先読み力

キーワード:EVM、進捗管理、リスクマネジメント、発生時対策、予防対策

失敗しないプロジェクトのための段取り力研修で過去に交わされた質問と回答例

一人プロジェクトの場合、PMBOK適用はどう考えたら良いでしょうか?

まずは、標準作業時間を割り出すために記録を取ることをお勧めしています。

メモ魔になって記録魔になるのです。

自分ひとりプロジェクトの場合、PMBOKを何処まで取り入れるべきなのかは悩みどころです。

研修では、使えるものだけ使ってください。

とお話しています。

ただし、肌感覚として

1.WBS

は導入が容易だと思われます。

また、タスクが分解できると、それぞれのタスクの標準工数を記録できるはずです。

経験が少ないと誤差も大きいかもしれません。

それでも実際の作業時間を測って記録しておくことは重要です。

なぜなら、その値をひとまずの標準として、次の改善につなげることができるからです。

「計測できないものは管理できない」

という言葉があります。

数値になっていないものは改善しようにも改善できないのです。

ですから、まずは、標準作業時間を割り出すために記録を取る事から始めたいのです。

次に余裕があれば、

2.リスク登録簿

をお作りすることをお勧めしたいです。

なぜなら、すべてのリスクを洗い出し、予防対策が打てれば、

あるいは、予防対策が打てなくとも発生時対策が打てれば、

プロジェクトは上手くいくはずなのです。

ということで、まずは記録を取ること。

そして、WBSでプロジェクトの段取りをすること。

最後に、リスク登録簿でリスクの先読みをすることをオススメいたします。

この研修はPMP対策になりますか?

はい、一部は試験対策になります。

PMP(Project Management Professional)というプロジェクトマネジメントの国際資格があります。
※詳細はPMI日本支部のサイトを参照ください。

本研修はPMP試験の前提知識となるPMBOK(Project Management Body of Knowledge:プロジェクトマネジメント知識体系)に準拠しておりますので、ある程度は試験にも役立つ内容になっております。

しかし、PMBOKは

①ITプロジェクトだけでなく全ての業界のプロジェクトを含んでいる点
②どちらかというと大規模プロジェクト向きで小規模プロジェクト向きではない点

を考慮して弊社ではカスタマイズをしております。

そういう意味では、PMP資格試験対策ではありません。

また、PMP受験のためには一定の研修受講要件がありますので、その意味からも本研修は試験対策には不適切です。

ただし、PMBOKの10の知識エリアのうち、
①スコープマネジメント
②スケジュールマネジメント
③リスクマネジメント

について、

また5つのプロセス群のうちの

①計画プロセス

については相当詳しくやりますので、試験勉強をされるうえで参考になるものと思われます。

ちなみに、この研修を受けていただきますとPMP資格の維持に必要な単位であるPDUは1時間ごとに1PDU発行できます。

プランニングポーカーの進め方を教えて下さい

当社の推奨しているプランニングポーカーの進め方です。

【プランニングポーカーの8ステップ】
1.期間固定のタスクと変動するタスクを区別する。例えば、ミーティングのように期間固定で人数により規模
が大きくなってしまうものは横に除けておき、後でまとめて見積もる。
2.ベースラインを決める
全員で基準になるタスクを決める。全員が経験を有していてあまり大きくないもの。これを規模2と仮置きす
る。(規模は標準的な作業者が一人で作業した場合で見積る。)
3.タスクを選ぶ
見積もるタスクを選び、先のベースラインを規模2としたときに、どのくらいの規模と考えるか各自カードを
選ぶ。(相対見積り)
4.カードを場に出す
各自選んだカードを同時に場に出す(これが名前の由来)。この時点で意見が一致したら見積もり完了。意見が
一致しなければ次へ。(棄権はカードを裏向けて出す)
5.見解を述べる
一番大きなカード、一番小さなカードを出した人は、その理由を簡潔に話す。
6.もう一度カードを出す
見解を聴いたうえで各自カードを選び直し、同時に場に出す。この時点で意見が一致したら見積もり完了。
7.3回で切り上げる
3回カードを出しても意見が一致しない場合は、1.大きい方を採用(安全重視)、2.平均値を採用(コンセ
ンサス重視)のどちらかの方法で値を決める。
8.すべてのタスクで相対見積もりをしたら、
①相対見積りを絶対見積りに直す。(規模2が5日なら、規模3は7日又は7.5日又は8日)
②工数を期間に直す。(工数 30 人日のタスクを 3 人で実施すれば期間は 10 日)
9.1で除外した期間固定のタスクを見積もる。
期間×人数=工数。(期間 1 日のタスクに 5 人かければ工数 5 人日)

このとき、期間変動タスクと期間固定タスクでは、工期と工数の算出方法に以下のような違いがあります。

プランニングポーカーの進め方
プランニングポーカーの進め方

WBSのワークパッケージの粒度はどれくらいが適切ですか?

WBSの最下位レベルのタスクをワークパッケージといいます。

それ以上“子供”のいないタスクがワークパッケージです。

このワークパッケージの粒度はプロジェクトにより異なります。

一般的な指針としては、5日~10日間程度の作業にすると良いでしょう。

なぜなら、週一で進捗定例会議をする組織が多いため、完了/未完了という判断ができ、曖昧さが減るからです。

ただし、より重要な視点として、実効性のあるWBSとするために以下の3点の指針に沿うと良いでしょう。

  • 成果物がイメージでき責任者を任命できるレベルまで分割する。
  • 実績の少ない作業や複雑なものほど細かく分解する。
  • 過去に十分実績のある作業については細かく分解しなくてもよい。

上記、2,3については逆をやってしまうことも多いようです。

WBSは地図のようなものです。

地図は知らない土地でこそ役に立ちます。

・プランニングポーカーだと少人数での対応が主と思いますが、

 中大規模プロジェクトだとどんな方法がありますか?

・大規模プロジェクトの場合、WBS&ネットワーク図を作るだけでも

 かなり時間がかかると思います。実際に活用しているケースは多いでしょうか?

研修では規模の大小にかかわらず使える手法をお伝えしております。

規模が大きくなった場合は、一部のタスクを独立させてWBSにすると思います。

場合によってはそれぞれのタスクにPMを専任することもあるでしょう。

いわゆる段階的詳細化の考え方です。

従いまして、規模が大きくなったときも今回と同じ手法が使えます。

ただし、注意点としては、大規模プロジェクトでは人手で集約/集計することが難しくなりますので、

システム化が必須となるでしょう。

小規模な案件も多数実施するのですが、WBSはどのくらいの規模のものから使用すると効率が良いなど目安はありますでしょうか。

プロジェクトである限りはWBSを作成すべきです。

どんなに小さなプロジェクトでもタスクリストは作れるはずです。

例えば、個人のお引越しのようなプロジェクトであってもタスクをリスト化する習慣を持たれると良いでしょう。

手前味噌ですが、私は企業研修の一日一日もプロジェクトと考えてタスクを出しています。

そして、研修中はリアルタイムに時間を書き換えて時間内に収まるように調整していたりします。

簡易的なWBSの例