ドキュメンテーションの理論に関連する300の用語集

ドキュメンテーションの理論に関連する300の用語集を日本語と英語を併記し、アルファベット順に並べて解説しています。

A

  • Abstract (アブストラクト): 要約 - 文書や論文の内容を簡潔にまとめたもの。読者に内容を短時間で理解させるための重要な部分です。
  • Accessibility (アクセシビリティ): アクセシビリティ - ドキュメントがあらゆる人に利用可能であること。特に障害を持つ人々が情報にアクセスしやすいように設計されていることを指します。
  • Accuracy (正確性): 正確性 - ドキュメント内の情報が事実に基づいており、誤りがないこと。信頼性の基盤です。
  • Active Voice (能動態): 能動態 - 主語が動作を行う文の構造。簡潔で明瞭な表現を提供します。
  • Ad Hoc Documentation (アドホックドキュメンテーション): アドホックドキュメンテーション - 特定の目的や状況に合わせて即興的に作成されたドキュメント。
  • Alignment (アラインメント): 整列 - テキストや画像がページ内で統一された位置に配置されること。視覚的な整然さを保つために重要です。
  • Appendix (付録): 付録 - ドキュメントの本文とは別に、補足情報や参照資料を提供するためのセクションです。
  • Archiving (アーカイブ化): アーカイブ化 - ドキュメントを長期保存するためのプロセス。将来の参照や法的要件を満たすために行われます。
  • Audience Analysis (オーディエンス分析): オーディエンス分析 - ドキュメントの対象読者を特定し、そのニーズや期待に応じたコンテンツを作成するプロセス。
  • Authoring Tool (オーサリングツール): オーサリングツール - ドキュメントやコンテンツを作成、編集、管理するためのソフトウェア。

B

  • Back Matter (後付け): 後付け - ドキュメントの最後に配置される索引、付録、参考文献などのセクション。
  • Balance (バランス): バランス - ドキュメント内のテキスト、画像、スペースが均等に配置されていること。読みやすさと視覚的な魅力を高めます。
  • Bibliography (参考文献): 参考文献 - ドキュメント内で引用された資料や文献のリスト。
  • Body (本文): 本文 - ドキュメントの主要な内容部分で、主題や議論が展開されます。
  • Branding (ブランディング): ブランディング - ドキュメントやコミュニケーションにおいて、一貫した企業のブランドイメージを維持するプロセス。
  • Bullet Point (箇条書き): 箇条書き - 項目をリスト形式で示すために使用されるマーク。情報を整理し、視覚的に把握しやすくします。
  • Business Writing (ビジネス文書作成): ビジネス文書作成 - ビジネス環境で使用されるプロフェッショナルな書き方。明確で簡潔な文体が求められます。

C

  • Captions (キャプション): キャプション - 画像や図表の説明を提供する短いテキスト。
  • Citation (引用): 引用 - 他の著作や資料からの情報をドキュメント内で参照すること。
  • Clarity (明確さ): 明確さ - ドキュメントの内容が理解しやすく、誤解を生じさせないこと。
  • Cohesion (結束): 結束 - ドキュメント内のアイデアや情報が論理的に結びついていること。
  • Collaboration (コラボレーション): コラボレーション - 複数の人が共同でドキュメントを作成、編集するプロセス。
  • Content Management System (CMS) (コンテンツ管理システム): コンテンツ管理システム - ドキュメントやウェブコンテンツを作成、管理、配信するためのソフトウェアプラットフォーム。
  • Consistency (一貫性): 一貫性 - ドキュメント全体でスタイル、フォーマット、用語が統一されていること。
  • Copyediting (校正): 校正 - ドキュメントの誤字脱字、文法、スタイルの修正を行うプロセス。
  • Copyright (著作権): 著作権 - ドキュメントやコンテンツに対する法的な保護を提供し、無断使用を防止する権利。
  • Creative Commons (クリエイティブ・コモンズ): クリエイティブ・コモンズ - 著作物の共有を容易にするために使用される著作権ライセンスの一種。

D

  • Data Visualization (データ視覚化): データ視覚化 - データをグラフやチャートなど視覚的な形式で表示し、理解しやすくするプロセス。
  • Deliverable (成果物): 成果物 - プロジェクトの一環として納品されるドキュメントや製品。
  • Document Management System (DMS) (ドキュメント管理システム): ドキュメント管理システム - ドキュメントの保存、検索、共有を効率化するためのシステム。
  • Documentation (ドキュメンテーション): ドキュメンテーション - 製品やプロセスについての情報を記録し、利用者に提供するためのドキュメント。
  • Draft (草稿): 草稿 - 完成前のドキュメントの初期バージョンで、修正や改訂が行われる前の段階。
  • Dynamic Content (動的コンテンツ): 動的コンテンツ - ユーザーの入力や他の要因に応じて、リアルタイムで変化するドキュメントやウェブページのコンテンツ。

E

  • Editing (編集): 編集 - ドキュメントの内容を整理、修正し、品質を向上させるためのプロセス。
  • Electronic Document (電子文書): 電子文書 - デジタル形式で作成、保存されるドキュメント。電子メールやPDFファイルなどが含まれます。
  • End User Documentation (エンドユーザードキュメンテーション): エンドユーザードキュメンテーション - 製品やサービスを利用するエンドユーザー向けに作成されたドキュメント。
  • Ergonomics (エルゴノミクス): 人間工学 - ドキュメントや作業環境がユーザーの快適性と効率を最大化するよう設計されていること。
  • Executive Summary (エグゼクティブサマリー): エグゼクティブサマリー - ドキュメントの全体を要約し、意思決定者に重要な情報を提供する短いセクション。

F

  • Faceted Classification (ファセット分類): ファセット分類 - 複数の異なる属性や視点に基づいて情報を分類する方法。
  • Feedback Loop (フィードバックループ): フィードバックループ - ドキュメントの品質や有効性を改善するために、利用者からのフィードバックを収集し、それをもとに改善を行うプロセス。
  • File Format (ファイル形式): ファイル形式 - ドキュメントが保存される形式(例: PDF、DOCX、HTMLなど)。
  • Flowchart (フローチャート): フローチャート - プロセスやシステムの流れを視覚的に表現した図。
  • Font (フォント): フォント - テキストのスタイルを決定する書体。視覚的な一貫性と可読性を高めます。
  • Formatting (フォーマット設定): フォーマット設定 - テキストの外観やレイアウトを整えるプロセス。フォント、行間、余白の調整などが含まれます。

G

  • Glossary (用語集): 用語集 - ドキュメント内で使用される専門用語や略語の定義を提供するセクション。
  • Graphical User Interface (GUI) (グラフィカルユーザーインターフェース): グラフィカルユーザーインターフェース - ユーザーが視覚的な要素を使ってコンピュータとやり取りするインターフェース。
  • Grid Layout (グリッドレイアウト): グリッドレイアウト - ページ内の要素を整然と配置するために使用されるグリッド状の構造。
  • Guidelines (ガイドライン): ガイドライン - ドキュメント作成時に従うべきルールや推奨事項をまとめたもの。

H

  • Header (ヘッダー): ヘッダー - ページの上部に配置されるセクションで、ドキュメントのタイトルや章タイトル、ページ番号などを含むことが多い。
  • Hierarchy (階層構造): 階層構造 - 情報を重要度や関連性に基づいて整理し、上位から下位に順序立てて配置すること。
  • Hyperlink (ハイパーリンク): ハイパーリンク - ドキュメント内や外部のリソースにジャンプするためのリンク。Webページや電子文書で使用されます。

I

  • Index (索引): 索引 - ドキュメント内の重要な用語やトピックをアルファベット順にリスト化し、参照先ページを示すセクション。
  • Information Architecture (情報アーキテクチャ): 情報アーキテクチャ - ドキュメントやウェブサイトの情報の構造を設計し、ユーザーが必要な情報を見つけやすくするプロセス。
  • Information Design (情報デザイン): 情報デザイン - 情報を効果的に伝えるために、視覚的およびテキスト要素を整理するプロセス。
  • Interactive Documentation (インタラクティブドキュメンテーション): インタラクティブドキュメンテーション - ユーザーが操作できる要素を含むドキュメント。クイズ、フォーム、ナビゲーションリンクなどが含まれます。

J

  • Justification (ジャスティフィケーション): ジャスティフィケーション - テキストを左右の余白に対して均等に整列させること。ページの外観を整えるために使用されます。

K

  • Knowledge Base (ナレッジベース): ナレッジベース - よくある質問や問題の解決方法を提供する、組織や製品に関する情報の集約です。
  • Keyword (キーワード): キーワード - ドキュメント内で重要なトピックや内容を示す言葉で、検索エンジンや索引での検索に使用されます。

L

  • Layout (レイアウト): レイアウト - ドキュメント内のテキストや画像、スペースをどのように配置するかを決定する設計。
  • Legal Disclaimer (法的免責事項): 法的免責事項 - ドキュメントの利用に関する法的な制約や免責事項を説明するセクション。
  • Legend (凡例): 凡例 - 図表や地図などで使用されるシンボルや色の意味を説明するセクション。
  • Line Spacing (行間): 行間 - ドキュメント内のテキスト行間のスペース。読みやすさに影響を与えます。
  • Localization (ローカリゼーション): ローカリゼーション - ドキュメントを特定の地域や文化に合わせて翻訳、適応させるプロセス。

M

  • Margin (余白): 余白 - ドキュメントのページの周囲に設けられる空白部分。テキストがページの端にぶつからないようにします。
  • Metadata (メタデータ): メタデータ - ドキュメントの内容、作成者、作成日などを記述したデータ。検索や整理に役立ちます。
  • Mind Map (マインドマップ): マインドマップ - 中央のアイデアから枝分かれする形で情報を整理し、視覚的に表現する手法。
  • Modular Documentation (モジュラー・ドキュメンテーション): モジュラー・ドキュメンテーション - 小さな独立したセクション(モジュール)に分割されたドキュメント。再利用性が高い。

N

  • Navigation (ナビゲーション): ナビゲーション - ドキュメント内で情報を見つけやすくするためのリンクやメニューの設計。
  • Notations (表記法): 表記法 - 特定の方法や規則に従って情報を表現するシステム(例: 数学の記号、音楽記号)。

O

  • Objective (目的): 目的 - ドキュメントが達成しようとする目標や意図。読者に対して明確に伝えることが重要です。
  • Outline (アウトライン): アウトライン - ドキュメントの全体構成を示す簡略化された概要。各セクションの順序や内容を計画するのに役立ちます。
  • Ownership (所有権): 所有権 - ドキュメントやそのコンテンツの著作権や管理権を指します。

P

  • Pagination (ページ付け): ページ付け - ドキュメントのページに連番を付けること。目次や索引と連動させるために重要です。
  • Peer Review (ピアレビュー): ピアレビュー - ドキュメントが発行される前に、同僚や専門家によって内容の評価やフィードバックを受けるプロセス。
  • Plain Language (平易な言葉): 平易な言葉 - 誰にでも理解できるように、専門用語や複雑な表現を避け、簡潔に書かれた言語。
  • Plagiarism (盗作): 盗作 - 他人の文章やアイデアを無断で使用すること。倫理的に許されない行為です。
  • Proofreading (校正): 校正 - ドキュメントを細かくチェックし、誤字脱字や文法の誤りを修正するプロセス。

Q

  • Quality Assurance (品質保証): 品質保証 - ドキュメントが規定の品質基準を満たすようにするためのプロセス。
  • Quick Reference Guide (クイックリファレンスガイド): クイックリファレンスガイド - 主要な情報や手順を簡潔にまとめたドキュメント。ユーザーが迅速に情報を取得できるように設計されています。

R

  • Readability (可読性): 可読性 - ドキュメントがどれだけ読みやすく、理解しやすいかを示す指標。
  • Reference Manual (リファレンスマニュアル): リファレンスマニュアル - 詳細な情報を提供するドキュメントで、特定の技術や製品に関する包括的なガイドとして使用されます。
  • Regulatory Compliance (規制遵守): 規制遵守 - 法的および業界の規制に準拠してドキュメントを作成、管理すること。
  • Revision History (改訂履歴): 改訂履歴 - ドキュメントが更新、修正された履歴を示すセクション。各バージョンの変更点を明確に記録します。

S

  • Scalability (スケーラビリティ): スケーラビリティ - ドキュメントが規模に応じて効率的に拡張できる特性。特に大規模なプロジェクトで重要です。
  • Section Break (セクション区切り): セクション区切り - ドキュメント内で異なるフォーマットやレイアウトを適用するために使用されるページや段落の区切り。
  • Semantic Structure (意味構造): 意味構造 - ドキュメント内の情報が論理的で理解しやすい構造で整理されていること。
  • Sign-off (サインオフ): サインオフ - ドキュメントが最終的に承認され、配布可能な状態であることを確認するプロセス。
  • Simplified Technical English (STE) (簡易技術英語): 簡易技術英語 - 航空業界で使用される、技術文書を簡潔で理解しやすくするための英語の書き方。
  • Source Document (原資料): 原資料 - ドキュメントの基礎となる資料やデータ。
  • Spell Check (スペルチェック): スペルチェック - ドキュメント内のスペルミスを検出し、修正するプロセス。
  • Structured Writing (構造化された書き方): 構造化された書き方 - ドキュメントの各セクションが統一された形式と順序に従って書かれる手法。
  • Style Guide (スタイルガイド): スタイルガイド - ドキュメントのフォーマット、用語の使い方、文体などを統一するためのガイドライン。
  • Summary (要約): 要約 - ドキュメントの主要なポイントや結論を簡潔にまとめたセクション。

T

  • Table of Contents (目次): 目次 - ドキュメント内のセクションや章のリストと、それぞれのページ番号を示すセクション。
  • Technical Documentation (技術文書): 技術文書 - 技術的な情報を詳細に記述したドキュメント。取扱説明書やインストールガイドが含まれます。
  • Template (テンプレート): テンプレート - ドキュメント作成のための基本的なフォーマットや構造を提供するもの。
  • Thesaurus (類語辞典): 類語辞典 - 同義語や関連語を一覧で提供し、ドキュメント内での語彙の多様性を促進します。
  • Timeline (タイムライン): タイムライン - ドキュメント内でのプロジェクトやイベントの進行を示す時系列の図。
  • Tone (トーン): トーン - ドキュメントの文体やスタイル。読者との関係や目的に応じて調整されます。
  • Tracking Changes (変更履歴追跡): 変更履歴追跡 - ドキュメントが編集された際に、その変更を記録し、元に戻せるようにする機能。
  • Typography (タイポグラフィ): タイポグラフィ - フォントの選択やテキストのレイアウトに関するデザイン要素。視覚的な印象を大きく左右します。

U

  • Usability Testing (ユーザビリティテスト): ユーザビリティテスト - ドキュメントがユーザーにとってどれだけ使いやすいかを評価するプロセス。
  • User Manual (ユーザーマニュアル): ユーザーマニュアル - 製品やシステムの使用方法を説明するドキュメント。

V

  • Version Control (バージョン管理): バージョン管理 - ドキュメントの異なるバージョンを管理し、変更履歴を追跡するシステム。
  • Visual Hierarchy (視覚的階層): 視覚的階層 - ドキュメント内の情報が視覚的に整理され、重要な要素が目立つようにデザインされていること。
  • Visuals (ビジュアル): ビジュアル - ドキュメント内で使用される画像、図表、グラフなどの視覚的要素。

W

  • Watermark (透かし): 透かし - ドキュメントに半透明の文字や画像を重ねて表示することで、著作権の保護や機密性を示します。
  • White Space (空白): 空白 - ドキュメント内で意図的に残された余白部分。読みやすさや視覚的なバランスを保つために重要です。
  • Wireframe (ワイヤーフレーム): ワイヤーフレーム - ウェブサイトやアプリケーションのレイアウトを視覚的に設計するための簡易図。
  • Workflow (ワークフロー): ワークフロー - ドキュメント作成のプロセスを視覚化し、各ステップがどのように進行するかを示したもの。

X

  • XML (エクステンシブルマークアップ言語): エクステンシブルマークアップ言語 - データを構造化して保存するためのマークアップ言語。技術文書で広く使用されます。

Y

  • Yellow Highlighting (黄色のハイライト): 黄色のハイライト - ドキュメント内で重要な部分を目立たせるために黄色で強調表示すること。

Z

  • Zoom Level (ズームレベル): ズームレベル - ドキュメントや画面の表示倍率。特にデジタルドキュメントで重要です。
  • Zoning (ゾーニング): ゾーニング - ページや画面を異なる機能や情報に応じて区分けすること。

セイ・コンサルティング・グループのドキュメンテーションの研修

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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