「ホウレンソウカク」指導のポイント
こんにちは。ゆうせいです。
新人エンジニアがスムーズに仕事を進めるためには、「報告」「連絡」「相談」「確認」――いわゆるホウレンソウカクがとても重要です。エンジニアは技術力だけでなく、チームで働くコミュニケーション能力も求められます。なぜなら、いくら高いスキルを持っていても、チームに情報が共有されていないと、プロジェクトが円滑に進まなくなるからです。
では、新人研修で教えたいホウレンソウカクのポイントについて解説していきますね!
報告:進捗や問題点を素早く伝える
報告は仕事を命じた上司やリーダーに対して行うものです。以下のポイントを意識してください。
1. 報告は「指示を出した本人」に行う
報告の基本は、**「仕事を頼んだ人に対して」**行うことです。上司やリーダーはあなたがどう動いているかを把握しなければ、次の指示を出せません。
例:
「先日指示いただいた〇〇の作業ですが、完了しました。」
「今取り組んでいる〇〇の工程ですが、少し遅れています。」
2. 悪い情報ほど早く報告する
「遅れ」や「問題が発生した」ことは、つい後回しにしがちです。しかし、悪い情報ほど早めに報告することで、周りがサポートしやすくなります。
例:
「作業の遅れが発生していて、原因は〇〇です。どうすればよいでしょうか?」
連絡:関係者全員に確実に共有
連絡は、自分の状況や決定事項を関係者全員に伝えることです。
1. 必要な人全員に連絡する
「〇〇さんには伝えたけど、△△さんには伝え忘れた」ということがないように、連絡漏れを防ぎましょう。これによりチーム内の混乱を避けることができます。
例:
「本日の会議内容と次回のタスクを、関係者にメールで共有します。」
2. 簡潔かつ明確に伝える
長すぎる連絡は相手の理解を妨げます。内容を絞り、要点だけを伝えましょう。
例:
「システムのアップデートは本日18時に完了予定です。注意点は〇〇です。」
相談:自分の考えを持った上で意見を求める
相談とは、ただ指示を仰ぐのではなく、**「自分の考え」**を持った上で相手に意見を求めることです。
1. 「自分なりの意見」や「選択肢」を考えてから相談する
「どうすればいいですか?」だけではなく、考えた内容を伝えましょう。
例:
「〇〇の仕様について悩んでいます。私としては、A案かB案が良いと思うのですが、どちらが適切でしょうか?」
2. 相談のタイミングを見極める
問題が大きくなる前、迷い始めた時点で相談するのがポイントです。
確認:疑問や不明点を解消する
確認は、自分の思い込みや勘違いを防ぐために行います。
1. 疑問に思ったことは何でも確認する
「たぶんこうだろう」で進めるのは危険です。不安な点があればすぐに確認しましょう。
例:
「この仕様書ですが、〇〇の部分は△△という解釈で合っていますか?」
2. 思い込みで行動しない
確認を怠ると、手戻りや大きなミスにつながります。指示を受けた時も、「これで間違いないか?」と最後に確認を忘れないようにしましょう。
まとめ:ホウレンソウカクの重要ポイント一覧
項目 | 重要ポイント |
---|---|
報告 | 指示を出した本人に報告、悪い情報ほど早く伝える |
連絡 | 関係者全員に連絡、簡潔に要点を伝える |
相談 | 自分の意見や選択肢を考えた上で相談する、早めに行う |
確認 | 疑問点をすぐ確認、思い込みで行動しない |
これからの学習に向けて
新人エンジニアのうちは、失敗を恐れて報告や相談をためらってしまうかもしれません。しかし、早い段階でホウレンソウカクの習慣を身につけることで、仕事の質は大きく向上します。
「報告しすぎかな?」と思うくらいでちょうどいいんです!まずは小さなことでも積極的に伝えることから始めてみましょう。
これからもチームと一緒に成長していくために、しっかり意識してみてくださいね!応援しています!
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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