新人エンジニア研修使える「アイスブレイク集」 45連発
こんにちは。ゆうせいです。
今回は、新人エンジニア研修の講師としてぜひ知っておきたい「アイスブレイク」についてお話しします。アイスブレイクとは何か、その重要性や具体的な例を交えて、どうやって効果的に行うかを分かりやすく解説していきますね。
アイスブレイクとは?
アイスブレイクは直訳すると「氷を壊す」という意味で、会話や活動の場で参加者同士の緊張をほぐし、和やかな雰囲気を作るための手法です。新人エンジニア研修では、初対面のメンバーが多く、自己紹介やコミュニケーションがぎこちないことが少なくありません。ここでうまくアイスブレイクを取り入れると、参加者がリラックスして学びやすい雰囲気を作ることができます。
なぜアイスブレイクが重要なのか?
新人研修の場では、参加者が「これから何を学ぶんだろう」「周りとうまくやっていけるかな」といった不安を抱えていることが多いです。その緊張を解くことで、次のようなメリットが得られます。
メリット
- コミュニケーションの活性化
研修が始まると、チームで課題に取り組む場面が多くなります。最初に打ち解けておくと、その後の協力がスムーズになります。 - 集中力の向上
緊張がほぐれると、参加者が内容に集中しやすくなります。 - 心理的安全性の向上
「自分の意見を言っても大丈夫」と感じてもらえることで、積極的な参加が期待できます。
一方で、アイスブレイクをしないと、参加者が消極的になり、学習効果が下がることもあります。特に、新人エンジニアのような多様なバックグラウンドを持つメンバーには重要です!
アイスブレイクの具体例
では、どのようなアイスブレイクを行えばよいのでしょうか?新人研修の場に適した、実践しやすい例をいくつか紹介します。
1. 自己紹介をアレンジする
普通の自己紹介ではなく、テーマを設定してみましょう。例えば:
- 「エンジニアになった理由」
- 「最近ハマっている技術や趣味」
- 「自分を1つのプログラミング言語に例えるなら何か」
これにより、個性が見えやすくなり、共通点を見つけやすくなります。
2. ペアでインタビュー
隣の人とペアを組み、お互いに質問し合った内容を全体で発表する形式です。「話すのが苦手」という人も質問形式なら参加しやすいですし、全員のことを知るきっかけにもなります。
3. 簡単なゲームを取り入れる
- グループワーク型クイズ: 技術的な内容に絡めた簡単なクイズを出題。
- 「3つの真実と1つのウソ」: 4つの事実を提示し、そのうち1つだけウソを当ててもらうゲーム。これで自然に笑いが生まれることも。
4. 共通点探しゲーム
新人研修では多様な背景を持つメンバーが集まることが多いです。そこで、チームやグループごとに「3分間でお互いの共通点を5つ見つける」という課題を出します。例えば、出身地や趣味、好きな食べ物などが挙げられます。簡単に達成感を得られるため、チームの一体感を高める効果があります。
このゲームのポイント
- 見つけた共通点を発表してもらうと、他のチームも興味を持ちやすくなります。
- 発表の際に少しユーモアを交えると場がさらに和やかになります。
5. スピード質問タイム
1分間のタイマーを設定し、講師が次々に質問を投げかける方法です。例えば:
- 「エンジニアとして一番興味のある分野は?」
- 「最後に読んだ技術書は?」
- 「学生時代に好きだった科目は?」
答える内容は短くても構いません。この手法は、テンポよく進むため、全体が活気づくメリットがあります。
注意点
- 質問内容はあらかじめリストアップしておきましょう。
- 難しすぎる質問や個人を特定しすぎる質問は避けてください。
6. チームでミニプロジェクト
少し時間が取れる場合には、5分程度で取り組める「即席プロジェクト」を用意するのも効果的です。例えば:
- 「10秒以内に動物に例えるなら、各自1つ発表して理由をつける」
- 「5分で『未来の理想のオフィス』を図にしてみよう」
これは、ただ話すだけでなく、手を動かす活動も含むため、特に手を動かすのが好きなエンジニアに向いています。
7. 「技術ピッチ」チャレンジ
各自が興味のある技術やツールについて、30秒以内でプレゼンを行うゲーム形式のアイスブレイクです。この方法は、エンジニアとしての個性を引き出し、参加者同士の理解を深めるのに最適です。
進め方
- テーマを決める
例:「最近知った便利なツール」「これから学びたい技術」など。 - 発表タイムを設定する
30秒~1分程度。タイムリミットがあると緊張感と面白さが増します。 - 全体で拍手を送る
発表者を褒めることでリラックスした雰囲気を作りましょう。
この活動の効果
- 自分の興味やスキルを伝える練習になる。
- 他の参加者との共通の興味が発見しやすい。
8. 「好きなコード」シェアリング
エンジニアならではのアイスブレイクとして、自分が好きなコードやアルゴリズムを共有する場を設けるのもユニークです。
活動内容
- 簡単な例を挙げる: 「自分が初めて書いたプログラム」「最近気に入っているシンプルなコード」など。
- 画面共有やホワイトボードを活用: コードを説明しながら、その魅力を伝えてもらいます。
この形式は少し高度に見えますが、具体例があることで理解しやすく、技術者としてのアイスブレイクにはぴったりです。
9. 「未来予測」ディスカッション
グループに分かれ、技術の未来について話し合う活動です。「10年後のエンジニアリング」「未来のプログラミング言語」など、自由な発想を引き出すテーマを設定します。
進め方
- 少人数のグループを作る
各グループでテーマについて話し合い、発表する内容をまとめます。 - 短時間での成果発表
各グループが1~2分で意見を発表します。
活動の目的
- クリエイティブな発想を引き出す。
- チームで考えをまとめるスキルを育てる。
10. 技術用語クイズ
技術分野に関連する簡単なクイズを通じて、知識を確認しながらアイスブレイクを行います。例えば:
- 「このプログラミング言語の特徴は?」
- 「○○とは何の略?」
クイズ形式の例
- 個人戦: 参加者が各自で答える。
- チーム戦: グループで協力して答えを出す。
この活動の魅力
知識の確認とともに、ゲーム感覚で楽しむことができるため、リラックス効果が抜群です。
11. 「イラスト当てゲーム」
言葉ではなく、絵を使ったアイスブレイクです。ホワイトボードや紙に簡単なイラストを描き、それが何を意味しているのかを他の参加者に当ててもらいます。
活動内容
- 描くテーマを決める
- 仕事に関するもの(「プログラミング」「会議」「締切」など)。
- 日常的なもの(「カフェ」「旅行」「家族」など)。
- 描き手をランダムに選ぶ 各チームから1人ずつ描き手を選び、テーマに基づいて絵を描いてもらいます。
- 他の参加者が回答 チームごとに制限時間内に答える形式にすると、テンポよく進行できます。
ねらいと効果
- 言葉に頼らずコミュニケーションを図るため、創造性が引き出されます。
- チーム内で意見を出し合うプロセスが、協力関係を深めます。
アレンジの例
- 難易度を変える
上級編では「抽象的なテーマ」(例:「未来」「効率化」)を描いてもらうのも面白いです。 - タイムアタック形式にする
制限時間を短くすることで、スリルが生まれ、場が盛り上がります。
12. 「ランダムワード連想ゲーム」
参加者にランダムに選ばれた単語を提示し、その単語から連想されるものを順番に答えていくゲームです。アイスブレイクとしてだけでなく、創造力を刺激する効果もあります。
進行方法
- テーマに沿った単語を用意 例: 「技術」「未来」「趣味」などに関連する言葉。
- 「スマートフォン」
- 「エネルギー」
- 「デザイン」
- 順番に回答 単語を見た瞬間に、最初に思い浮かんだものを発表します。 例:
- 出題: 「スマートフォン」
- 回答: 「アプリ」「バッテリー」「持ち歩けるコンピュータ」など。
ゲームの目的
- 他の参加者がどのように物事を考えるのかが分かり、親近感が生まれます。
- 予想外の答えが出てくると場が笑いに包まれることも!
13. 「ストーリービルディング」
全員で1つの物語を作り上げるアクティビティです。即興的なアイディアを出し合うことで、コミュニケーションが活性化します。
進め方
- 最初の一文を決める
- 例: 「ある日、一人のエンジニアが新しい技術を発見しました。」
- 順番に文章を追加する 各参加者が1文ずつ物語を続けていきます。
- タイムリミットを設定する 3分~5分で1つの物語を完成させましょう。
活動の効果
- チームで創造的なアイデアを共有できる。
- 自然に笑いや共感が生まれ、チームの絆が深まります。
14. 「意外な事実シェア」
各自が「自分に関する意外な事実」を1つ披露し、それを他の参加者が当てるゲームです。
進行方法
- 事前に「意外な事実」を用意 例: 「スカイダイビングをしたことがある」「趣味は料理」など。
- 他の参加者が質問して答えを絞る 質問は「はい/いいえ」で答えられるものにします。
- 正解を発表 最後に正解を伝え、驚きや共感を共有します。
このゲームの効果
- お互いの意外な一面を知ることで、親近感が湧きます。
- 会話のきっかけが増えるため、後の活動がスムーズになります。
15. 「夢のプロジェクトを語る」
参加者全員が「もし制約がなかったら実現したいこと」を語るアクティビティです。夢や目標を共有することで、モチベーションが高まります。
やり方
- テーマを提示
- 「無制限の予算で取り組みたいプロジェクト」
- 「未来の自分が関わりたい分野」
- 自由に発表 1人1分程度で発表します。
この活動の魅力
- 大胆な発想や価値観が共有され、互いに刺激を与え合います。
- 職場や学びの場でのビジョン共有につながります。
16. 「ロゴ当てクイズ」
有名企業やサービスのロゴを見せて、それが何かを当ててもらうゲームです。技術的な内容に限らず、親しみやすいテーマなので幅広い場面で使えます。
進め方
- ロゴを用意する
- IT関連: GitHub、Docker、Slackなど。
- 一般的: Apple、Starbucks、Nikeなど。
- 1つずつ見せて回答 ロゴを順番に見せ、チームや個人で回答を出してもらいます。
- 正解を発表 ロゴの背景や由来について少し話すと、知識も深まります。
この活動のポイント
- ITエンジニア向けなら、技術系のロゴに特化しても良いです。
- 難易度を調整して初心者でも楽しめるようにするのがコツです。
17. 「タイムトラベラー質問ゲーム」
未来や過去にタイムトラベルできるとしたら何をするか、順番に答えるゲームです。創造力が刺激され、自由な発想を共有できます。
質問例
- 未来: 50年後の自分は何をしていると思う?
- 過去: 子どもの頃に戻れたらどんなことをしたい?
- タイムトラベル中の技術: 過去や未来で役立つスキルは何か?
このゲームの効果
- 未来志向の発言や自己分析が促される。
- 参加者同士の価値観や考え方の違いがわかり、理解が深まります。
18. 「ミッションビルディング」
参加者全員で、共通の「ミッション」を作り上げる活動です。プロジェクトやチームの目標を考える際にも役立ちます。
進め方
- テーマを設定
- 「チームで解決したい課題」
- 「理想のエンジニアリング文化」
- ブレインストーミング 各自が自由にアイデアを出し、紙やホワイトボードに書き出します。
- 全体で議論し、ミッションを完成させる 出されたアイデアをもとに1つの目標を作り上げます。
効果と応用
- チームの一体感を醸成し、やる気を高めます。
- 実際のプロジェクト目標の設定にも活用できます。
19. 「変わったお題ディベート」
ユニークで軽いテーマを設定し、チームでディベートを行います。真剣に議論する内容でなく、笑いを誘うテーマがポイントです。
お題例
- 「テクノロジーが発展しすぎた世界は良いことか?」
- 「ロボットが作った料理と人間が作った料理、どちらが美味しい?」
- 「無人島に持っていくならスマートフォンかラップトップか?」
このゲームの魅力
- 論理的な思考力を遊びの中で磨ける。
- チーム内での意見交換が活発になります。
20. 「最初と最後だけワードゲーム」
ゲーム形式で、単語の「最初の文字」と「最後の文字」だけをヒントに答えを考えます。脳を刺激する簡単なパズルとして楽しめます。
進行例
- ヒントを出す
- 「最初の文字は『C』で、最後の文字は『T』です。何でしょう?」
- 答え: 「Chat」や「Cat」
- 順番に回答 制限時間内に答える形式にしてスピード感を出します。
この活動のポイント
- 頭の体操になるため、参加者がリフレッシュできます。
- 難易度を調整して誰でも楽しめる内容にすると良いです。
21. 「もしもワークショップ」
「もしも〇〇だったら?」をテーマにしたディスカッションや発表を行う活動です。アイデア次第でどんな場面にも応用できます。
テーマ例
- 「もしもインターネットが1日使えなくなったら?」
- 「もしもAIが全ての仕事を引き受けるとしたら?」
- 「もしも人間にプログラムできる脳があったら?」
この活動の効果
- 想像力が広がり、ユニークな意見が飛び交います。
- ITに限らず、どんなテーマにも応用可能です。
22. 「3つのヒントで正解を当てよう」
出題者が3つのヒントを出し、それをもとに答えを導き出すクイズ形式のアイスブレイクです。簡単に調整できるため、参加者の知識レベルに応じて幅広く応用できます。
進め方
- 問題を準備
- 例題1(IT分野)
ヒント1: 世界中で使われている
ヒント2: プログラムの記述に使う
ヒント3: HTMLとよく一緒に使われる
答え: CSS - 例題2(一般的なもの)
ヒント1: 朝に飲むことが多い
ヒント2: 香りが豊か
ヒント3: コーヒーショップで売られている
答え: コーヒー
- 例題1(IT分野)
- ヒントを順番に提示 各チームまたは個人が回答する形式です。早く正解した人にボーナス点を与えるなど工夫しても良いです。
- 正解を発表 答えの背景やエピソードを共有して会話を広げましょう。
活動の魅力
- 徐々に分かる形のヒントがあるため、全員が参加しやすいです。
- 難易度を調整することで、幅広い層が楽しめます。
23. 「1分間スピーチチャレンジ」
参加者が1分間でテーマに沿ったスピーチを行う活動です。短時間で話す練習になるだけでなく、他の人の考え方を知るきっかけにもなります。
進め方
- スピーチのテーマを選ぶ
- ITエンジニア向け: 「好きなプログラミング言語」「仕事での成功体験」
- 一般向け: 「休日の過ごし方」「子供の頃の夢」
- 1分間で発表 タイマーを使い、全員が同じ時間で話せるようにします。
- 簡単なフィードバック 話が面白かった点や共感できた点を他の参加者から伝えます。
この活動のメリット
- 短い時間で集中して話す練習になる。
- 聞き手としてのスキルも自然に磨かれます。
24. 「架空の商品を考えよう」
参加者が架空の商品やサービスを考え、それを全体で共有するアイスブレイクです。創造性を刺激しながら、チームでのアイデア共有を楽しむことができます。
進行方法
- テーマを設定
- 「未来の技術を活かした商品」
- 「新しいライフスタイルを提案するサービス」
- グループでブレインストーミング 3~4人の小グループに分かれ、アイデアをまとめます。
- プレゼンテーションを行う 短い時間で商品名や機能を説明します。
活動の効果
- 参加者の創造力を引き出す。
- チーム内の協力関係が深まる。
25. 「絵しりとり」
通常のしりとりを、言葉ではなく絵で行うゲームです。言葉を使わない分、ユニークな発想やコミュニケーションが生まれます。
進め方
- テーマを決める
- 技術: 「IT機器」「ソフトウェア」
- 一般: 「動物」「食べ物」
- 順番に絵を描いてつなげる 前の人が描いた絵をしりとりでつなぎます(例: ラップトップ → プロセッサ → サーバ)。
- 正解を確認 チームで話し合い、最後までつながったら答え合わせを行います。
活動のメリット
- 言葉に頼らないため、誰でも参加しやすい。
- チーム全員が自然と協力する流れが生まれる。
26. 「好きな〇〇ランキング」
「自分が好きな〇〇」をテーマにしたランキングを作成して共有する活動です。個性が見えやすく、意外な一面を知るきっかけにもなります。
テーマ例
- 技術系: 「好きなツール」「憧れのテクノロジー」
- 一般: 「好きな映画」「行きたい国」
進め方
- ランキングを各自作成 1位から3位を挙げてもらいます。
- 発表とディスカッション 各自が選んだ理由を発表し、全体で共通点や違いを話し合います。
この活動のポイント
- 参加者がリラックスして自己開示できる。
- 共通の話題が見つかりやすく、会話が広がります。
27. 「価値観マッピング」
参加者が自分の価値観や考え方を共有し、互いの理解を深めるアイスブレイクです。「何を大切にしているか」を視覚的に表すことで、チームの多様性や共通点を見つけられます。
進め方
- キーワードを提示
- 例: 「成長」「安定」「自由」「チームワーク」「挑戦」など。
- 優先順位を決める 各参加者が提示されたキーワードを、自分にとっての重要度順に並べます。
- 結果を共有 小グループや全体で、選んだ理由や背景を共有します。
この活動の効果
- 価値観の違いや共通点を知ることで、チームの理解が深まります。
- 多様な考え方を尊重する土台が築かれます。
28. 「コードのなぞなぞ」
ITエンジニア向けのユニークなアイスブレイクとして、簡単なコードやアルゴリズムを使ったなぞなぞを楽しみます。プログラミング経験者には特に好評です。
例題
- 基本問題
- なぞなぞ: 「if文で雨が降ったら傘を持っていきます。晴れたらどうする?」
- 答え: 「傘を持たずに出かける」
- チャレンジ問題
- なぞなぞ: 「配列に1, 2, 3, 4, 5があります。最初の要素を削除すると配列の長さはいくつ?」
- 答え: 「4」
活動のポイント
- 難易度を調整し、プログラミング初心者でも参加しやすくする。
- ヒントを出して回答を引き出す工夫をすると場が盛り上がります。
29. 「名前しりとり」
通常のしりとりに「名前」を組み合わせたゲームです。簡単で誰でも参加しやすいのが特徴です。
進め方
- テーマを設定
- IT: 「テクノロジーに関する用語」(例: コンピュータ → ライブラリ → イーサネット)
- 一般: 「好きな食べ物」「趣味」など。
- しりとりを進める 順番にしりとりを続けていきます。終了条件や制限時間を決めるとスリリングです。
活動の魅力
- 簡単で緊張がほぐれやすい。
- チーム全員が参加しやすい。
30. 「お互いを描こう」
お互いの似顔絵を描く、ユニークで笑いを誘うアイスブレイクです。絵心は関係なく、和やかな雰囲気を作るのに効果的です。
進め方
- ペアを作る 隣の人やランダムにペアを作ります。
- 時間を設定して描く 制限時間を3分程度にして、相手の似顔絵を描きます。
- 絵を見せて共有 描いた絵をお互いに見せ合い、コメントします。
この活動のポイント
- 笑いやリラックスが生まれやすい。
- 参加者同士の距離が縮まります。
31. 「人生グラフ」
参加者が自分のこれまでの人生を「グラフ」にして描き、それを共有する活動です。仕事だけでなく、プライベートな背景も少し知ることで、深い理解が生まれます。
進め方
- 横軸と縦軸を設定
- 横軸: 年齢または時期(例: 学生時代、入社後など)。
- 縦軸: 幸せ度、挑戦度などの指標。
- グラフを作成 各自でシンプルなグラフを描き、重要な出来事をメモします。
- グループで共有 グラフをもとにエピソードを共有します。
活動の魅力
- 仕事以外の一面を知ることができ、親近感が高まります。
- 自己分析にもつながり、発言が深くなることがあります。
32. 「タイピングスピード競争」
エンジニア向けの軽いゲームとして、タイピングスピードを競うアイスブレイクです。
進め方
- テキストを用意
- 短い文章やコードの断片を選びます。
- 例: 「Hello, world!」や「for (int i = 0; i < 10; i++) { }」
- タイマーを設定 制限時間を設け、正確かつ早くタイピングできるかを競います。
- 結果を共有 誰が一番早かったか発表し、コメントをもらいます。
活動の魅力
- エンジニアとしてのスキルを活かしたアイスブレイク。
- 全員が気軽に楽しめる内容。
33. 「10秒で答えろ!」
短時間で考えて答えるゲームで、スピード感が場を盛り上げます。頭の回転を早めるトレーニングにもなります。
進め方
- 質問を用意
- IT系: 「プログラミング言語を3つ挙げてください」「データベース名を2つ挙げてください」
- 一般: 「好きな食べ物を3つ」「好きな映画を1つ」
- 10秒以内に回答 各参加者が順番に答えます。時間内に答えられなかった場合は次の人に順番が回ります。
- ポイント制で競争を追加 正解数に応じてポイントを与えると、さらに盛り上がります。
この活動の効果
- 集中力と瞬発力が高まる。
- 質問を工夫すれば、簡単にどんな場面にも応用できます。
34. 「好きなものリレー」
参加者が自分の好きなものを次々と挙げていくシンプルなゲームです。自己開示が促進され、会話が弾みやすくなります。
進め方
- テーマを決める
- 技術系: 「好きなツール」「好きなプログラミング言語」
- 一般: 「好きな動物」「好きな季節」
- 順番に回答 1人が答えたら次の人にリレー形式でつなぎます。制限時間を設けると緊張感が増します。
- 全体で振り返り 「こんな共通点があった」などをまとめて共有します。
この活動のポイント
- リラックスしやすく、自己紹介代わりにも使える。
- 共通の趣味や興味が見つかりやすい。
35. 「逆引きクイズ」
通常のクイズとは逆に、答えを最初に提示し、それに対応する質問を考えてもらうゲームです。ひねりが効いた形式で、参加者の発想力を試せます。
例題
- 答え: HTML
- 正解の質問例: 「ウェブページを構築するためのマークアップ言語は何ですか?」
- 答え: Google
- 正解の質問例: 「世界で最も利用されている検索エンジンは何ですか?」
進行方法
- 各チームが順番に答えを聞き、それに対応する質問を考えます。
- 一番面白い、または的確な質問にポイントを与えます。
活動の効果
- 創造的な思考を引き出す。
- 笑いやユニークなアイデアが場を和ませます。
36. 「未来を予測しよう」
参加者が未来に起こりそうな出来事を予測して話し合う活動です。テクノロジーや社会の未来をテーマにすることで、エンジニアに限らず盛り上がります。
進め方
- テーマを提示
- IT系: 「10年後のプログラミング」「AIの進化」
- 一般: 「未来の働き方」「環境問題への解決策」
- グループで話し合い 各チームがテーマに沿ったアイデアをまとめます。
- 発表とディスカッション 面白い予測や独創的な意見にコメントを交わします。
活動の魅力
- 創造性を刺激しながら学びが深まる。
- チーム全体での視点の広がりを感じられる。
37. 「お題リレー」
1つのお題について、次々と参加者がアイデアを出し合うゲームです。言葉をつなぐ形式で、テンポ良く進められます。
進め方
- お題を設定
- 技術系: 「ウェブ開発で重要な要素」
- 一般: 「旅行に必要なもの」
- 順番に回答 1人が1つずつお題に関連する言葉を挙げていきます。同じ言葉が出ないようにするのがルールです。
- 制限時間内で続ける 時間内に最も多く答えられたチームが勝利です。
活動の効果
- 集中力が高まり、頭の体操にもなる。
- グループで協力することで一体感が生まれます。
38. 「秘密のアイテムゲーム」
各チームが「秘密のアイテム」を設定し、それを他チームに当ててもらう推理ゲームです。参加者の観察力やコミュニケーション能力が試されます。
進め方
- アイテムを決める 各チームでテーマに沿った秘密のアイテムを1つ設定します(例: 「キーボード」「コーヒーカップ」)。
- 質問タイム 他のチームが「それは金属製ですか?」など質問をして、秘密のアイテムを推理します。
- 回答と得点 最も早く正解したチームにポイントが与えられます。
この活動の魅力
- 楽しいだけでなく、チーム内での協力や戦略が必要です。
- どんな職種やテーマにも応用できます。
39. 「架空の会社をデザインする」
参加者がチームを組み、架空の会社のビジョンやサービスを考えて発表する活動です。エンジニアだけでなく、多様なバックグラウンドを持つ参加者がいる場合にも有効です。
進め方
- お題を設定
- 「未来の技術を活用した企業」
- 「ユニークな働き方を提案する会社」
- グループで議論 チームで以下を決めます:
- 会社名
- 提供するサービスや製品
- ターゲット顧客層
- 簡単なロゴデザイン(オプション)
- 発表とフィードバック 短いプレゼン形式でアイデアを発表し、他の参加者からコメントをもらいます。
この活動のポイント
- チームの協力が必要なため、コミュニケーションが活性化します。
- 創造力を刺激しつつ、プレゼンテーションスキルの向上にもつながります。
40. 「技術用語しりとり」
エンジニア向けに、技術用語を使ったしりとりゲームを行います。専門知識を楽しく使いながら、リラックスした雰囲気を作ります。
進め方
- ルールを設定
- IT用語や技術に関連する単語のみ使用。
- 最後に「ん」がつく単語は禁止。
- 順番に進める 例:
- 「コンピュータ → ランタイム → メモリ → リンク」
- 制限時間を設ける 各回答に5秒以内などのルールを追加して、スリルを増します。
この活動の魅力
- エンジニアとしての知識を楽しく共有できる。
- 笑いを交えつつ、専門性を活かせる場を提供します。
41. 「お題ジェスチャー」
ジェスチャーでお題を伝えるゲームです。言葉を使わないため、発想力と表現力が試されます。
進め方
- お題を用意
- IT系: 「プログラミング」「クラウド」「デバッグ」
- 一般: 「料理」「スポーツ」「音楽」
- 1人がジェスチャーで表現 他の参加者がそのジェスチャーを見てお題を当てます。
- 正解数を競う チームごとに制限時間内での正解数を競いましょう。
この活動の効果
- ジェスチャーを通じて自然な笑いが生まれる。
- チームの協力を深めるアイスブレイクになります。
42. 「失敗談シェア」
お互いの失敗談を共有し、リラックスした雰囲気を作ると同時に学びを得る活動です。
進め方
- テーマを提示
- IT: 「バグやエラーで困ったこと」
- 一般: 「仕事での失敗談」「学生時代の失敗」
- 各自でエピソードを共有 順番に話すことで、場の空気が温まります。
- 学びを共有 「その経験から何を学んだか」を簡単に話してもらいます。
この活動のポイント
- 自然な会話が生まれるため、親しみやすい雰囲気が作れます。
- 失敗をポジティブに捉える姿勢が醸成されます。
43. 「逆順ストーリー」
通常のストーリーテリングとは逆に、結末から始めるゲームです。発想を逆転させる楽しさがあり、創造力を引き出します。
進め方
- 結末を設定
- 「世界中の人がAIを使う未来」
- 「会社の新製品がヒットした理由」
- 順番にストーリーをつなぐ 各参加者が前の人の話に続けて、結末に向けて話を進めます。
- 完成したストーリーを共有 完成した物語を全体で共有して笑い合います。
この活動の魅力
- 発想力を鍛えるトレーニングになる。
- 意外なストーリー展開で笑いが生まれます。
44. 「一文字チャレンジ」
1つの文字を使った単語やフレーズを連想して答えるゲームです。シンプルで誰でも参加しやすいのが特徴です。
進め方
- スタート文字を決める
- 例: 「T」
- 答え例: Technology, Travel, Teamwork
- 順番に回答 制限時間を設け、次々と答えを出していきます。
- 回答が出なくなったら終了 最も多く回答したチームが勝利です。
この活動のポイント
- 直感力と集中力を高めることができます。
- どんなテーマにも応用しやすいです。
45. 「シンプルコードチャレンジ」
短く簡単なコードを見せ、それが何をするのかを推測するゲームです。エンジニアの思考力を楽しく刺激します。
例題
- コード例pythonCopy code
print("Hello" * 3)
- 答え: 「HelloHelloHello」
- 応用例javascriptCopy code
const arr = [1, 2, 3]; console.log(arr.map(x => x * 2));
- 答え: [2, 4, 6]
この活動の魅力
- 実践的な知識を楽しみながら復習できる。
- 初心者から上級者まで対応可能です。
注意点
アイスブレイクを行う際、いくつか気をつけたいポイントがあります。
- 参加しやすさを考慮する
内向的な人が多い職場では、全員が負担なく参加できる形式にしましょう。 - 研修の目的と調和する内容に
例えば、技術的な話題を含めると、新人エンジニアとしての関心を高める効果も期待できます。 - 時間をかけすぎない
アイスブレイクに時間を使いすぎると、本来の研修が圧迫されるので、10~15分程度を目安に。
アイスブレイクを成功させるために
最後に、アイスブレイクを成功させるためのコツをまとめます。
- 講師自身がリラックスすること
あなたが緊張していると、参加者にも伝わります。笑顔で気さくな態度を心がけましょう。 - 柔軟に対応すること
場の雰囲気を見ながら、適切なタイミングで調整してください。 - 事前に準備すること
どんな質問やゲームが良いか、事前にプランを練っておくとスムーズです。
新人エンジニア研修は、参加者のキャリアの第一歩を支える大切な場です。アイスブレイクを活用して、楽しく学びやすい雰囲気を作りましょう! ぜひ試してみてくださいね。
セイ・コンサルティング・グループでは新人エンジニア研修のアシスタント講師を募集しています。
投稿者プロフィール
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
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