プログラミングは勉強ではなくスポーツだ! その理由と上達のコツ

こんにちは。ゆうせいです。

「プログラミングを勉強するぞ!」と意気込んで参考書を開いたり、オンライン講座を受けたりしている人は多いですよね。でも、ちょっと待ってください。プログラミングは本当に“勉強”でしょうか?

実は、プログラミングの習得方法は 勉強というよりスポーツに近い んです! この記事では、その理由と、スポーツとしてプログラミングを学ぶための効果的な方法を詳しく紹介します。

プログラミングがスポーツに似ている理由

1. 知識だけでは身につかない

学校で習う科目は暗記や理解を中心にしていて、教科書を読んだりノートを取ったりすれば試験で良い点を取れます。しかしスポーツの場合は、ルールを理解しただけでは試合で勝つことはできません。例えば、サッカーのルールを完全に覚えていても、実際にフィールドでボールを蹴る練習をしないとゴールを決めることは難しいでしょう。プログラミングも同じです。アルゴリズムや文法を理解しただけでは、実際の開発現場で通用する技術は身につきません。実践でコードを書き、動かし、エラーを直すことで初めて本当の実力がつくのです。

2. 繰り返しの練習が必須

スポーツ選手は、毎日の地道なトレーニングで自分の身体能力や技術を高めています。例えば、野球選手は素振りを何百回も繰り返し、ピッチャーは投球練習を何度も行います。同じように、プログラミングも繰り返し練習することでスキルが定着します。具体的には、簡単なプログラムや基本的なアルゴリズムを毎日書き続けることで、徐々に複雑な問題を解く能力が養われます。「写経」と呼ばれる、優れたコードを一字一句書き写す練習も効果的で、これにより良いコードを書く習慣が自然と身につきます。

3. ゲーム感覚で楽しめる

スポーツが面白いのは、勝敗や得点など明確なゴールがあり、それに向かって挑戦するプロセスがあるからです。プログラミングもゲームのように楽しむことが可能です。例えば、AtCoderやLeetCodeなどの競技プログラミングサイトでは他の人と順位を競いながら自分の技術を高めることができます。また、短期間で成果物を完成させるハッカソンや、自分の好きなゲームやWebサイトを作ることでも達成感を得ることができます。このような楽しさや競争性が加わることで、自然と継続的に取り組めるようになります。

スポーツとしてプログラミングを学ぶ方法

1. 「基礎練習」を徹底的に繰り返す

スポーツでは基礎練習が重要です。例えば、サッカー選手ならパスやシュート練習を繰り返します。プログラミングでは次のような基礎練習が効果的です。

スポーツプログラミング
シュート練習「FizzBuzz」など基本的なアルゴリズムを毎日実装
ランニング毎日新しいアルゴリズム問題を1つずつ解く
パス練習APIやライブラリを使った簡単なアプリを作る

これらの練習を継続的に行うことで、自然とプログラムの構造や問題の解き方が身につき、無意識でもスムーズにコードが書けるようになります。

2. 実際の試合(実践)を経験する

スポーツにおける実践は、公式試合や練習試合の形で行われます。プログラミングにおいては、実践とは実際のプロジェクトやコンテストに取り組むことを指します。

具体例としては以下のようなものがあります。

  • 自分で考えたアプリやWebサイトを実際に開発し公開する。
  • オープンソースプロジェクトに参加し、リアルな開発体験を積む。
  • プログラミングコンテストで自分のコードを評価してもらう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、実践を重ねることで課題に対応する力や問題解決力が飛躍的に向上します。

3. 積極的にフィードバックを求める

スポーツではコーチや仲間からアドバイスを受け、改善を繰り返します。プログラミングも同様で、他人の意見を取り入れることが非常に重要です。

例えば、次の方法でフィードバックをもらいましょう。

  • GitHubにコードを公開し、コードレビューを受ける。
  • プログラミングスクールや勉強会で自分のコードを発表し意見をもらう。
  • メンターや先輩エンジニアに定期的に相談し、改善点を見つけてもらう。

フィードバックを活用することで、自分のクセや間違ったやり方に気づき、効率の良いコーディングを身につけられます。

まとめ:プログラミングはスポーツとして楽しもう!

プログラミングを「勉強」ではなく「スポーツ」と捉えることで、効果的な学習方法が見えてきます。

  • 知識を学ぶだけでなく、手を動かし実践する。
  • 基礎練習を継続して行う。
  • 実際に何かを作り、場数を踏む。
  • 積極的に他者からフィードバックをもらう。

「プログラミングが難しい」と感じているなら、「勉強する」から「練習する」へと発想を切り替えましょう。

毎日の積み重ねが必ず成果につながります。プログラミングをスポーツのように楽しみながら、あなたもぜひ成長を実感してください!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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