育成担当者必見!新人エンジニア研修を発注する際のチェックリスト

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、「新人エンジニア研修を外部に依頼する(=発注する)」ときに、育成担当者が見落としがちなポイントも含めて、しっかりとチェックすべき内容をリスト形式でまとめていきます。

「どこに頼んだらいいの?」「ちゃんと成果が出るか不安…」「予算とのバランスが難しい!」そんな悩みをお持ちの方に向けて、初めてでも失敗しないための指針を一緒に作っていきましょう!


なぜ「研修の外部発注」が重要なのか?

社内で教えられる内容には限界があります。特に技術トレンドの変化が激しいエンジニア領域では、専門講師に任せた方が最新かつ体系的な知識が得られる場合が多いんです。

また、第三者からのフィードバックは、新人本人のモチベーション向上にもつながります。


発注前に整理しておくべき基本情報

研修の目的を明確に

例:「配属後すぐに開発業務に入れるように基礎力をつけたい」「チーム開発に慣れてほしい」「主体的に動けるようになってほしい」など。

ここがブレていると、どんなに内容がよくても「思ってたのと違う…」となってしまいます。

対象者のレベルを把握する

文系出身?情報系の大学?経験者?それによって、研修内容は大きく変わります。
できれば事前テストやアンケートでレベル感を揃えておくのが理想です。

予算と期間を見積もる

よくある価格感(目安)を以下に表でまとめます。

研修タイプ期間料金(1人あたり)備考
集合型研修(対面)1週間~1ヶ月10万〜40万円交通費・宿泊費の考慮が必要
オンライン研修2週間~3ヶ月8万〜30万円時間の融通が利きやすい
オーダーメイド型要相談要見積もり自社に完全特化。コスト高になりがち

発注時のチェックリスト

教育内容の粒度は適切か?

「Java研修」と一言で言っても、基礎文法だけなのか、OOP(オブジェクト指向プログラミング)まで踏み込むのかで全然違います。

→ カリキュラムの中身まで必ずチェック!


講師の経歴や実績は信頼できるか?

「元エンジニア」「現役フリーランス」「教育歴10年」など、講師のバックグラウンドは非常に重要です。

→ 講師プロフィールや受講者の声を確認しよう!


フィードバック体制が整っているか?

研修後のレポート、講師からの評価、本人の振り返りなどがあるとベストです。

例えるなら「ただ授業を受ける」だけではなく、「通知表や家庭訪問がある」状態に近いです。


ハンズオン(実践形式)は含まれているか?

エンジニアは「習うより慣れろ」の世界。
座学中心ではなく、実際にコードを書かせる時間がどれだけあるかを必ず確認してください。


オンライン環境・サポート体制はどうか?

通信トラブル時の対応や、質問対応のスピード感も要チェックです。
SlackやZoomで質問できる体制があると安心です。


研修後のフォローはあるか?

「研修で終わり」ではなく、「その後どう活かせるか」が重要です。
たとえば、

  • 3ヶ月後のフォローアップ研修
  • メンター制度との連携
  • 学習継続の仕組み

があると、研修の効果が持続します。


よくある失敗例とその対策

失敗例対策
現場ニーズと内容がかけ離れていた現場マネージャーと目的をすり合わせておく
対象者のレベルに合っていなかった事前アンケートや簡易テストでレベルを把握
漠然と「プログラミング研修」を頼んでしまった具体的なスキル要件を提示(例:JavaでのWebアプリが作れるように)

まとめ:このチェックリストを使い倒そう!

新人エンジニア研修を発注する際には、単なる「コスト」や「内容」だけでなく、目的・対象・現場との接続性を意識することがとても重要です。

「この子たちが現場で活躍できるように」という視点を持って、細かいところまで見ていくと、研修の効果はぐっと上がります!


今後の学習の指針

今後は「技術別の研修内容の比較」や「研修後の効果測定方法」など、より具体的なテーマを掘り下げていくのがおすすめです。

「うちの会社ならどうするべき?」というケースごとのカスタマイズ相談もぜひ!


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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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